癸卯(みずのとう)の年はどんな年になるのか?
癸卯(みずのとう)とは?どんな意味?
癸卯(みずのとう)とは、六十干支のなかのひとつの組み合わせです。
60年に一度巡ってくるので、2023年の前の癸卯は、1963年になります。
癸卯は、水の性から木の性にエネルギーが流れる、水生木という相生の年です。
癸(みずのと)は、雨露の陰水をあらわします。
芽を出す準備を始めた状態を示しています。
卯(うさぎ)は、草木が地上に繁る様相を示し、活発な成長をあらわしています。
易では「水雷屯(すいらいちゅん)」の卦となり、はじめに困難ありの意味になります。
「水雷屯(すいらいちゅん)」には、飛躍するためには、産みの苦しみが必要という示唆が含まれています。
悩み苦しんでいるときであっても、希望をもって時を待つことが大切です。
60年ごとに巡ってくる癸卯の年について、過去にさかのぼって見直してみましょう
前回の癸卯は1963年(昭和38年)
2023年の60年前の癸卯は、1963年(昭和38年)です。
2023年は四緑木星中宮年ですが、1963年は一白水星中宮年です。
一白水星の年は、流動性や浸透性など、水に関係する性質が特徴的になります。
また、深く考えて企画・創造することも一白水星の性質であり、準備・計画のときと言えるかもしれません。
1963年は、翌年に東京オリンピックを控えた年であり、まさに準備と計画の一年です。
「上を下への大騒ぎ」という言葉がありますが、南北に凶方位があり、社会全体が落ち着かない様子がうかがえます。
黒部ダムが完成し、高速道路(名神高速道)が開通、伊藤博文の1000円札が登場するなどの話題が並びます。
しかし、吉展ちゃん誘拐殺人事件、三池炭鉱爆発事故、ケネディ大統領暗殺事件といった、大事件も頻発しました。
120年前の癸卯は1903年(明治36年)
120年前の癸卯は、1903年(明治36年)で、七赤金星中宮年でした。
七赤金星は金属製品をあらわし、経済を意味しています。
七赤金星中宮年は、東西が凶方位となり、東奔西走するような社会になりやすいのです。
1903年は、日露戦争の前年であり、日本とロシアが本格的に交渉を行っていますが、翌年2月4日に、日本ではロシアと開戦することを緊急御前会議で決定します。
しかし、国内では内国勧業博覧会が開催され、日比谷公園が開園。
鉄道などが整備され、フォード・モーターがアメリカに設立されます。
また、ライト兄弟が人類初の動力飛行に成功したのも1903年のことであり、経済発展を支える運輸・物流の基礎が整い始めたときといえそうです。
180年前の癸卯は1843年(天保14年)
180年前の癸卯は1843年で、四緑木星中宮年でした。
2023年とまったく同じです。
天保の改革において、江戸・大坂10里四方上知令(あげちれい)を発布し、土地(知行)を幕府に返上させています。
アヘン戦争で中国がイギリスに負けたことにより、日本にも外国が攻めてくる事態に陥った際の危機管理として行ったようです。
また、新潟が天領とされ、新潟奉行が設置されるなど、江戸幕府による対策が進められます。
しかし、すぐに上知令は撤回され、天保の改革を進めていた水野忠邦は罷免されます。
自分のことを知りたい!今の悩みやトラブルはどうなるのか?ということを知りたい方は、お問合せからご連絡ください。
↓
鑑定のご依頼をお待ちしております。
また、LINEのお友達に「霊符ワークス(https://lin.ee/jUg7TVJ)」を登録していただくと、大変お得になります。
もっと読みたい方は 開運ブログへ