十二支の組合せで見る吉凶
十二支には、三合・六合 ・冲・害・破・三刑といった特別な組合せがあります。
九星気学の年盤を見ると、十二支が配置されています。
そこから、三合ではその干支の方位をめぐると良いとされるます。
三合
三合が揃うと、願望が成就するといわれています。
三合には、次の4つの種類があります。
木局三合(亥卯未)
亥(北北西)・卯(東)・未(南南西)を回ると仕事運がアップするといわれています。
成長や発展、アンチエイジングをもたらします。
亥は陰水で、木は枝だけになり草は枯れます。
卯は陰木で、草木が土の表面に芽を出します。
そして未は陰土で、果実が成熟します。
すくすくと伸びる性質が高まります。
火局三合(寅午戌)
寅(東北東)・午(南)・戌(西北西)を回ると、地位向上や出世、才能が開花して世間に認められるといわれています。
発想力や企画力が良くなります。
寅は陽木で、春が来て万物が再び活動をはじめます。
午は陽火で、成長が止まり実をつけ始める状態です。
戌は陽土で、葉が落ち始める状態です。
炎上の性質が高まります。
金局三合(巳酉丑)
巳(南南東)・酉(西)・丑(北北東)を回ると、金運・財運がアップするといわれています。
巳は陰火で、枝を大きく伸ばし葉が青々と茂っています。
酉は陰金で、作物や果実を取り入れる状態です。
丑は陰土で、寒気が終わり、春を待つ状態です。
水局三合(申子辰)
申(西南西)・子(北)・辰(東南東)を回ると、恋愛成就に良いとされています。
人的ネットワークがひろがります。
申は陽金で、刈入れの時期が近いです。
子は陽水で、万物が地下でエネルギーを蓄えています。
辰は陽土で、草木が若くこれから伸びていく様子です。
三合を成就する期間は3年以内とされています。
ちなみに、経営において三合を利用すべきは人事や組織構成を考えるときです。
火局三合の3人で営業、水局三合で人事を担当させてみるといった具合です。
六合(支合)
合とは集まる意味です。
三合は三人、六合(支合)は陽と陰の二人で集まります。
相性は吉なので、自然と引き合う関係です。
子→丑
寅→亥
卯→戌
辰→酉
巳→申
午→未
冲
冲とは、180度反対側にある干支との関係です。
敵対関係となって、強い凶の作用が働くといわれています。相剋の関係です。
夫婦の場合は問題が多く、必ずと言ってよいほど離婚する相性です。
子⇔午
丑⇔未
寅⇔申
卯⇔酉
辰⇔戌
巳⇔亥
どうも気が合わない、仕事を一緒にさせるとケンカする、という二人がいたら冲の関係にあるのかもしれません。
害
害は願望尾達成させるのに妨害があることを意味しています。
冲ほど悪くはありませんが、足を引っ張られる関係です。
恋愛では、ライバルをねたみ戦いを挑む関係にあります。
また、男女を問わず、相手を傷つける関係です。
子⇔未
丑⇔午
寅⇔巳
卯⇔辰
申⇔亥
酉⇔戌
三刑
刑は、何かに縛られて動くことができない状態です。
とくに三刑は、手かせ足かせ状態で、冲の関係よりも被害が甚大かもしれません。
三刑を読み解くためには、干支が五行(木火土金水)のどれにあてはまるかを知っておく必要があります。
寅巳申:恩なき刑
寅(木)が巳(火)を生じると、巳(火)が申(金)を鍛えます。しかし、申(金)は寅(木)を剋します。
背信・謀反の象意になります。
子卯午:礼なき刑
子(水)が卯(木)を生じ、卯(木)は午(火)を強くします。しかし、午(火)は子(水)を剋します。
古くから日本では子卯の刑といわれてきました。水に油を注ぐような関係で、悪い状態をさらに悪くします。
丑未戌:勢いを恃む刑
丑(土)・未(土)・戌(土)の比和の関係です。
自尊心やうぬぼれが強いために無理強いします。
辰酉亥:自刑
辰(土)が酉(金)を生じ、酉(金)は亥(水)を生じます。しかし亥(水)は辰(土)を剋します。
憂い、心配事、猜疑心が強くなります。
自分で自分の首を絞めるようなものです。
辰辰、酉酉、亥亥でも自刑といいます。
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先日も姓名鑑定を受けた方が、
「昔、棟梁運があるといわれました」
とおっしゃいました。
棟梁運というのは、小さな組織のトップです。
棟梁と呼ばれる人物を思い出してみてください。
大工さんのような職人さんを思い出しませんか?
企業経営と職人さんを束ねることは、同じようで違います。
姓名鑑定ひとつとっても、進化した社会に対応しているかどうかで、お伝えする言葉が変わってきます。
今回は干支の相性について紹介しましたが、人は干支だけに運命を左右されているわけではありません。
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