81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:二黒土星
月命星:一白水星
傾斜宮:六白金星
という組合せの人物は、2021年2月23日現在、101人となります。
この星回りの101人について調べてみました。
2-1-6の人物とは?
二黒土星、一白水星、六白金星を持っており、行動の二黒土星が、理性の一白水星を土剋水(土は水をせき止める)という相剋の関係です。
行動することで、反省・後悔することも多いのですが、そのことが胸に刻まれ、学習するような人物といえます。
誕生月は、3月5日ごろから4月初旬生まれ、12月5日頃から1月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、魚座・牡羊座、射手座・山羊座が含まれます。
3月5日ごろから4月初旬生まれは、101人中62人、全体の61.4%。
12月5日頃から1月初旬生まれは、101人中39人、38.6%を占めます。
2-1-6の主流は、春生まれの人物であることがわかります。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって、人生を切り開いていきます。
一白水星は水であり、岩を穿つように忍耐強く、深く考えて、人生を企画していきます。
また、水は柔軟性がありますから、表面的には相手に合わせることが上手ですが、実は秘密主義。
控えめな態度であっても、最終的に頼りになる、知恵袋的な存在感を示すような人物でしょうか。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
はじめに書いたとおり、2-1-6の人は、まず行動ありきというタイプで、行動を通して学習を重ね、知恵を身につけるような人物といえます。
生まれた曜日は?
■月曜生まれが多い
2-1-6の人物は、月曜生まれの人が多いようです。
といっても、火曜から土曜まで、多少の凸凹があるにしても平均的です。
日曜生まれが少ないのは、病院がお休みだから?かも。
というのも、日曜生まれには、仁孝天皇(第120代天皇)、武田信玄、ノーベル生理学・医学賞を受賞したハーマン・J・マラー、ノーベル物理学賞を受賞したレオ・ジェームス・レインウォーター、ヴァイオリニストのリッカルド・ブレンゴーラ、松井証券社長の松井道夫さん、漫画家の池沢理美さん、豊川悦司さん、高瀬春奈さんなどがいますが、最も若いのが1962年生まれ豊川悦司さんだからです。
つまり、病院のお休みがなければ、生まれた曜日は均等になったのかもしれません。
むしろ、そのほうが自然です。
十干は?
■辛(かのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、辛(かのと)が最も多く、乙(きのと)が最も少ない結果となりました。
二黒土星は土なので、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):13人
火の性(丙・丁):17人
土の性(戊・己):19人
金の性(庚・辛):31人
水の性(壬・癸):19人
2-1-6の場合、行動が精神をきずつける土剋水(土は水をせき止める)という相剋の関係です。
そのため、失敗にこだわりすぎるとネガティブになることも多いのですが、これをポジティブに前進させる力となるのが六白金星が属する金の性なのです。
辛(かのと)は、珠玉・宝石の陰金をあらわしていて、六白金星にあたります。
2-1-6の人物にとって、傾斜宮の六白金星を補強する辛(かのと)生まれが、多い結果となりました。
2-1-6の場合、本命星→傾斜宮→月命星とエネルギーが流れているのですが、このエネルギーの流れを良くするのも、金の性(庚・辛)なので、エネルギー循環の良い人物が、より成功しやすいといえそうです。
では、最も少なかった乙(きのと)生まれの人物には、どんな人がいるのでしょうか。
ノーベル物理学賞を受賞したヴィルヘルム・レントゲン、ノーベル文学賞を受賞したルドルフ・クリストフ・オイケン、計算尺を発明したウィリアム・オートレッド、落語家の立川談志さんのような、ある種の天才が揃います。
また、練馬一家5人殺害事件の朝倉幸治郎死刑囚も、乙(きのと)生まれです。
十二支は?
本命星が二黒土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■巳年生まれが多い
巳年生まれが多い結果となりました。
平均は25人なので、寅年生まれを平均値とすると、申年や亥年生まれはやや少ないといえます。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
巳年は火の性に配されるのですが、火の性からは、土の性である二黒土星にエネルギーが流れます。
いきなり行動するのではなくて、アクションを起こさせるひらめきを与えてくれるのが火の性であり、巳年生まれには、そのひらめきがあると言えそうです。
十干では辛(かのと)、十二支で巳年生まれの2-1-6の人物には、武田信玄、ローマ教皇のシクストゥス5世(どちらも1521年12月生まれ)と、ノーベル生理学・医学賞を受賞したヴァルター・ヘス、ノーベル化学賞を受賞したヘルマン・シュタウディンガー、ノーベル文学賞を受賞したロジェ・マルタン・デュ・ガールとフアン・ラモン・ヒメネス、ピアニストのエゴン・ペトリとバルトーク・ベーラ(いずれも1881年3月生まれ)などがいます。
十干・十二支は60年周期なので、ほかにもたくさんいるはずですが、辛巳生まれの2-1-6は、今のところ、上記の8人となります。
宿曜占星術では?
■翼宿が多い
27の本命宿のうち、翼宿が多い結果となりました。
翼宿は、典型的な唯我独尊タイプであり、完全主義者が多く、自分の信念を通し、そのために周囲の人を巻き込み、思い通りに動かすという傾向がある本命宿です。
2-1-6は、後悔や失敗から学習する性質がありますが、二黒土星が主よりも従を選択しがち。
しかし、翼宿は、人柄は温厚で、話し方も穏やかですが、最終的には、自分のやりたいことを押し通す強さをもっているのです。
27の本命宿のうち、参宿と觜宿はいませんでした。
参宿は、古い因習や伝統などは平気で壊し、踏みにじっていく「革新」の本命宿なので、二黒土星や一白水星をもつ2-1-6とは、相性が良くないのかもしれません。
また、觜宿は弁がたつタイプ。
2-1-6は、どちらかというと佇まいとか存在感の人なので、おしゃべりで人を圧倒するタイプではないからでしょう。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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