81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:二黒土星
月命星:二黒土星
傾斜宮:六白金星
という組合せの人物は、2021年2月23日現在、78人となります。
この星回りの78人について調べてみました。
2-2-6の人物とは?
二黒土星を2つと六白金星を持っており、本命星と月命星が同じ二黒土星なので、行動と理性が一致しています。
じっくり考えて行動するというよりも、考えが、そのまま瞬時に行動になってしまうと言い換えてもよいでしょう。
誕生月は、2月立春から3月初旬生まれ、11月5日頃から12月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、水瓶座・魚座、さそり座・射手座が含まれます。
2月立春から3月初旬生まれは、78人中51人、全体の65.4%。
11月5日頃から12月初旬生まれは、78人中27人、34.6%を占めます。
2-2-6の主流は、まだ冬が残る初春生まれの人物であることがわかります。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって、人生を切り開いていきます。
しかし、二黒土星には欲の深さもあることから、2-2-6の人物は、大望をもって行動する傾向があると言えそうです。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
2-2-6の場合、気持ちと行動が一致しており、気持ちが即行動となります。
行動した結果から直感を得たり、また納得したりするのですが、理想主義の六白金星なので、自分の求めている結果のみを信じるという傾向があるかもしれません。
生まれた曜日は?
■日曜生まれが多い
2-2-6の人物は、日曜生まれの人が多いようです。
2-1-6では日曜生まれが少なかったのですが、2-2-6で日曜生まれが多いのは、1962年よりも前に生まれた人が55人(70.5%)もいるからでしょう。
2-1-6が現代的な成功者だとすると、2-2-6は歴史に名を残した偉人が多いと言えるのかもしれません。
大友宗麟、上杉謙信、戦国時代に日本にやってきた宣教師のアレッサンドロ・ヴァリニャーノなどが、2-2-6の人物であり、明治から昭和に活躍した人々が多いのです。
令和になって名前があがっている人物としては、仲野太賀さん、バスケットボールの八村塁さん、ゴルフの澁野日向子さんといったところでしょう。
十干は?
■庚(かのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、庚(かのえ)が最も多く、乙(きのと)が最も少ない結果となりました。
二黒土星は土なので、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):13人
火の性(丙・丁):11人
土の性(戊・己):14人
金の性(庚・辛):25人
水の性(壬・癸):15人
庚(かのえ)は、鋼鉄の陽金をあらわし、七赤金星にあたります。
七赤金星は、六白金星と同じ金の性に属しますが、六白金星が理想や才能だとすると、七赤金星は現実的な批判力を表しています。
つまり、自分の理想をまじめに追求しているうちに、なぜか横道に逸れてしまうことがある2-2-6の人にとって、庚(かのえ)は、リアルな現実に引き戻す役割を果たしているのではないかと考えられます。
また、欲が深い二黒土星にとって、お金という見返りは大きなご褒美となります。
十二支は?
本命星が二黒土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■寅年生まれが多い
寅年生まれが多い結果となりました。
平均は20人弱なので、寅年生まれをの多さがわかると思います。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
寅年は、木の性に属する甲(きのえ)と同じと考えられ、九星では三碧木星にあたります。
三碧木星は音や雷、震動を表しており、高い言語能力、声の良さ、歌のうまさなどの性質をもっています。
2-2-6の組合せには、言語能力の高さというよりも、おしゃべりの資質が出ていますので、これを補うために木の性の寅年が多いのかもしれません。
また、庚(かのえ)は七赤金星だと書きましたが、七赤金星には、物事を斜め上からみて検討・批判する能力がありますから、これも言語能力の高さに通じると思われます。
十干で庚(かのえ)、十二支では寅年の2-2-6の人物には、大友宗麟、上杉謙信のほか、フランス大統領のシャルル・ド・ゴール、ノーベル文学賞を受賞したボリス・パステルナーク、ノーベル生理学・医学賞を受賞したロナルド・フィッシャー、ピアニストのベンノ・モイセイヴィチとマイラ・ヘスがいます。
宿曜占星術では?
■斗宿が多い
27の本命宿のうち、斗宿がダントツで多い結果となりました。
斗宿は、欲しいものは手に入れるパワーを備えているカリスマの本命宿。
2-2-6が持つ大望を叶えるためには、斗宿くらいのパワーがないと、人生の勝ち組にはなれないのかもしれません。
次に多い、柳宿は話し方に説得力があり、指導者的な立場となる本命宿であり、婁宿は自然に人の心をつかむ才能に恵まれている本命宿です。
斗宿はパワーを持っていますが、お世辞を言ったり、政治力を弄したりする世渡り術は得意ではありません。
逆に、柳宿や婁宿は、相手の心をつかんでしまうような性質をもった本命宿です。
2-2-6の場合、カリスマ的なパワーで攻めるタイプと、言葉や態度によって人を魅了するタイプが成功しやすいと言えそうです。
斗宿生まれの2-2-6には、五代友厚、岡倉天心、池田勇人、ローマ教皇のヨハネ23世、アメリカ大統領のマーティン・ヴァン・ビューレン、ピアニストの横山幸雄さん、ヴァイオリニストの川畠成道さんとギル・シャハム、棋士の花村元司、俳優の西銘駿さんがいます。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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