81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:二黒土星
月命星:三碧木星
傾斜宮:四緑木星
という組合せの人物は、2021年3月4日現在、44人となります。
この星回りの44人について調べてみました。
2-3-4の人物とは?
二黒土星、三碧木星、四緑木星を持ち、理性の三碧木星は、行動の二黒土星を木剋土(木は土をしめつけ養分を奪う)という相剋の関係です。
理性と本能・直感は一致しているのですが、気持ちと行動に距離があり、自分の行動を監視しているようなところがあります。
誕生月は、10月初旬から11月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、てんびん座・さそり座が含まれます。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって、人生を切り開いていきます。
三碧木星は雷、音、震動をあらわしており、言語能力、声質の良さ、歌のうまさといった性質をそなえています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質によって人生を切り開いていきます。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
2-3-4の場合、気持ちは気持ちで固まっていますが、その気持と行動は裏腹であり、むしろ心が行動を抑制しているのではないでしょうか。
生まれた曜日は?
■日曜生まれが多い
2-3-4の人物は、日曜生まれの人が多いようです。
日曜生まれには、ハレー彗星の軌道計算をした物理学者のエドモンド・ハレー、フランス最後の王妃・マリー・アントワネット、ノーベル化学賞を受賞したポール・サバティエ、ノーベル平和賞を受賞したデヴィッド・トリンブル、ヴァイオリニストのニコロ・パガニーニと南紫音さん、ピアニストのエフゲニー・キーシン、北朝鮮拉致被害者の増元るみ子さん、春風亭柳橋 (6代目)、阿川佐和子さんがいます。
十干は?
■辛(かのと)・壬(みずのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、辛(かのと)・壬(みずのえ)が最も多い結果となりました。
二黒土星は、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):8人
火の性(丙・丁):3人
土の性(戊・己):8人
金の性(庚・辛):11人
水の性(壬・癸):14人
辛(かのと)は、珠玉・宝石の陰金をあらわし,、六白金星にあたります。
壬(みずのえ)は、大河や海の陽水をあらわし、一白水星にあたります。
2-3-4の人物は、五行では木の性と土の性を持っていますが、心と身体は相剋の関係にあります。
そんな心と身体・行動をスムーズにつなぐのが、火の性なのですが、火の性はもっとも少ない結果です。
辛(かのと)は、心を構成する三碧木星・四緑木星を、金剋木(金は木を切り倒す)という相剋の関係となるため、強すぎる気持ちを抑えるような要素と言えそうです。
いっぽう、壬(みずのえ)は、心を構成する三碧木星・四緑木星に対してエネルギーを与える関係です。
十二支は?
本命星が二黒土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■亥年生まれが多い
亥年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
亥は陰水で、一白水星ですから、心の三碧木星・四緑木星に対してエネルギーを与え、思慮深い性質を付け加えるような役割りのようです。
辛(かのと)・亥年生まれには、唐の粛宗李亨、テンセントの馬化騰、ピアニストのエフゲニー・キーシン、ヴァイオリニストの五嶋みどりさん、漫画家の水城せとなさん、政治家の秋元司さん、吉田メタルさんがいます。
壬(みずのえ)は、寅年生まれ、申年うまれとなります。
壬寅生まれには、イギリス元首相のフレデリック・ロビンソン、ヴァイオリニストのニコロ・パガニーニと豊田弓乃さん、作家の砧大蔵さん、漫画家の深谷かほるさん、棋士の中村修さん、政治家の西村康稔さん、オウム事件の実行者で死刑囚の中川智正がいます。
壬申生まれは、第3代大日本体育協会会長の大島又彦ひとりです。
宿曜占星術では?
■壁宿が多い
27の本命宿のうち、壁宿が多い結果となりました。
壁宿の本質は参謀型、黒幕型です。
自分が信じる相手以外には心を許さず、気心の知れた少数の仲間と付き合うことを好みます。
2-3-4の人物は、気持ちと行動が不一致になりやすいので、深く考えることのできる壁宿との相性がよいのかもしれません。
斗宿、畢宿、参宿の2-3-4はいませんでした。
斗宿は、欲しいものは手に入れるパワーを備えているカリスマの本命宿ですが、世渡りは下手。
畢宿は、自分の信念や節を曲げない頑固な本命宿で、職人気質。
参宿は、古い因習や伝統などは平気で壊し、踏みにじっていく「革新」の本命宿。
2-3-4にとって、強い行動に出やすい資質を持っているような本命宿は、相性が悪いのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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