81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:二黒土星
月命星:九紫火星
傾斜宮:七赤金星
という組合せの人物は、2021年5月5日現在、96人となります。
この星回りの96人について調べてみました。
2-9-7の人物とは?
二黒土星、九紫火星、七赤金星を持っており、理性の九紫火星から、行動の二黒土星、そして直感の七赤金星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
理性的に考えて行動するのですが、九紫火星はアイデアやひらめきの星なので、周囲からは直感的な行動ととらえられがち。
誕生月は、4月初旬から5月初旬、12月初旬から1月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、牡羊座・牡牛座、射手座・山羊座が含まれます。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって、人生を切り開いていきます。
九紫火星は、美的センスにすぐれ、ひらめきもあり、表現力も豊か。
しかし、自己本位になりやすく、対応意識を燃やして対立したり、秘密をばらしてしまうことも。
七赤金星はカンがよく、物事を斜め上から見て批判する能力を備えています。
また自己顕示欲が強く、弁がたつので、周囲に与える影響力も大きいのですが、実行力に欠け、不満を抱えやすい傾向があります。
2-9-7の人は、感覚的な面で優れており、アイデア豊富ですが、実行力に欠け、どちらかといえば2番手の補佐役で実力を発揮しやすいと言えます。
生まれた曜日は?
■月曜・水曜生まれが多い
2-9-7の人物は、水曜生まれが多いようです。
水曜生まれには、西郷隆盛、ローマ教皇のピウス5世、エリザベス2世、ノーベル物理学賞を受賞したヴィルヘルム・ヴィーン、ノーベル化学賞を受賞したアラン・ヒーガー、ノーベル生理学・医学賞を受賞したガートルード・エリオン、ノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン、ヴァイオリニストのオリヴィア・ドーラ、リュシアン・カペー、ジョセフ・フックス、ピアニストのラザール・レヴィ、中川家の中川礼二さん、ATSUSHIさん、篠原ゆき子さん、星野源さん、薮宏太さん、橋本環奈さん、新井晴みさんがいます。
また、暗殺された千葉邦胤とアレクサンドル2世も水曜生まれです。
十干は?
■壬(みずのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、壬(みずのえ)が最も多い結果となりました。
二黒土星は土なので、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):18人
火の性(丙・丁):11人
土の性(戊・己):15人
金の性(庚・辛):26人
水の性(壬・癸):26人
壬(みずのえ)は、大河や海の陽水をあらわし、一白水星にあたります。
2-9-7の場合、火→土→金とエネルギーが流れているのですが、金の性を強化し、さらに水の性で企画力や創造力を養うようなエネルギー循環があったほうが、成功しやすいということのようです。
壬(みずのえ)生まれには、樋口一葉、ノーベル生理学・医学賞を受賞したエドバルド・モーセル、ノーベル文学賞を受賞したヨハネス・ヴィルヘルム・イェンセン、漫画家の田中圭一さん、おのえりこさん、安倍夜郎さん、ヴァイオリニストの中村静香さん、篠崎史紀さん、リュシアン・カペー、ピアニストの土田英介さん、棋士の谷川浩司さん、河野太郎さん、松重豊さん、山咲千里さんがいます。
また、自殺した沖田浩之さんも壬(みずのえ)生まれです。
十二支は?
本命星が二黒土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■亥年生まれが多い
ほぼ均衡していますが、亥年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
亥は陰水で、木は枝だけになり草は枯れる状態をあらわし、一白水星にあたります。
猪突猛進、多方面に秀でるという性質を持っています。
亥年生まれには、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト、西郷隆盛、ピウス5世、ノーベル物理学賞のヴィルヘルム・ヴィーン、サミュエル・ティン、バリー・バリッシュ、ロバート・ウッドロウ・ウィルソン、ジェームズ・ピーブルス、ノーベル化学賞のアラン・ヒーガー、ノーベル平和賞のレイマ・ボウィ、アメリカ大統領のジェームズ・ブキャナン、漫画家の園山俊二さん、調教師の鈴木孝志さん、棋士の屋敷伸之さん、ピアニストのロベール・カサドシュ、セシル・ウーセ、ヴァイオリニストのジョセフ・フックス、市原悦子さん、田村亮さん、中川家の中川礼二さん、濱口優さん、山中聡さん、元TOKIOの山口達也さん、新庄剛志さんがいます。
JR東日本元社長の松田昌士さん、暗殺されたトマス・ハインドマンも亥年生まれです。
宿曜占星術では?
■斗宿が多い
27の本命宿のうち、最も多かったのは斗宿でした。
斗宿は、欲しいものは手に入れるパワーを備えているカリスマの本命宿です。
先を見通す力に優れ、受け身でいながら、いつの間にか目的を達成するという運の強さをもっていますが、お世辞を言ったり、政治力を弄したりする世渡り術は得意ではありません。
また、軫宿は、2-9-7にはいませんでした。
軫宿は、完全主義で、芸能人なら鬼気迫る演技を追求するような本命宿であり、軫宿さんは、ものごとの本質を見抜く直観力や洞察力が鋭く、人とのあいだに独特の距離感があります。
2-9-7の性質と、完全主義は相性が悪いのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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