一般投票で敗北し、選挙人投票で勝利したアメリカ大統領はこれまで4人
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
一般投票で敗北し、選挙人投票で勝利したアメリカ大統領には、2016年のドナルド・トランプ、 2000年のジョージ・W・ブッシュ 、1888年のベンジャミン・ハリソン、1876年のラザフォード・ヘイズの4人がいます。
そして、4人とも共和党の大統領なのです。
占い師としては、かなり興味深い4人といえます。
この4人の選挙当日の運気について調べてみました。
⇒ 過去のアメリカ大統領選挙で勝利したのはどんな運気の持ち主?
アメリカ大統領選挙を九星気学でみてみると?
■2016年11月8日 共和党ドナルド・トランプ VS 民主党ヒラリー・クリントン
ドナルド・トランプが、大統領となった2016年の大統領選挙の日の九星盤をみてみましょう。
九紫火星生まれのトランプ大統領は、年盤では東に出て、運気は上昇に転じています。
九紫火星の定位には六白金星が回座し、天または権威のサポートがある暗示があります。
いっぽう、民主党候補のヒラリー・クリントン氏は、八白土星生まれ(8-3-1)です。
八白土星は、南西にあり後厄、さらに暗剣殺、そして定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときなので、良いことも悪いことも起こりやすいと言えます。
また、八白土星の定位には五黄土星が回座し、自滅の暗示がありますので、これだけをみても、ヒラリー・クリントン氏が、大統領に選出されることはない年盤です。
月盤も、年盤とまったく同じですので、さらにトランプ大統領が有利といえます。
しかし、日盤では、九紫火星は南西にあり後厄、月盤の九紫火星には、日盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
八白土星は北にあり本厄で日破がついているのですが、月盤の八白土星には、日盤の九紫火星が回座し、目立つ・注目される暗示があります。
一般投票でヒラリー・クリントン氏が勝利したとしても、最終的にトランプ大統領が勝利したのは、運気的には圧倒的に不利なヒラリー・クリントン氏のおかげかもしれません。
■2000年11月7日 共和党ジョージ・W・ブッシュ VS 民主党現職副大統領アル・ゴア
2000年の大統領選挙は、共和党のジョージ・W・ブッシュ氏が、民主党の現職副大統領アル・ゴアを破って当選しました。
最も接戦となった選挙で、一般投票で敗北し、選挙人投票で勝利した候補が大統領となるのは、ベンジャミン・ハリソンが当選した1888年の大統領選挙以来、112年ぶりです。
アル・ゴア副大統領は七赤金星生まれ(7-7-8)。
この日の九星盤をみると、年盤では、九紫火星が中宮にあり花が咲くときです。
九紫火星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップの暗示があり、準備してきたことが調う(ととのう)という意味があります。
七赤金星は東に出て、運気は上昇に転じますが、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときであり、成功してきた人は敗者に転落することもあるという運気です。
また、七赤金星の定位には二黒土星が回座し、受け身、なすがままの暗示があります。
年盤をみる限り、ジョージ・W・ブッシュ氏のほうが優勢な運気と言えます。
月盤では、九紫火星も七赤金星も定位に戻っています。
しかし、年盤の九紫火星には、月盤の五黄土星が回座して自滅の暗示があり、年盤の七赤金星と月盤の七赤金星は対冲となり、波乱含みの運気です。
ジョージ・W・ブッシュ氏も、アル・ゴア副大統領も、どちらも良い運気とはいえません。
さらに、日盤をみてみると、九紫火星は東南にあり運気は旺盛ですが、月盤の九紫火星には、日盤の五黄土星が回座し、ここでも自滅の暗示があります。
七赤金星は南西にあり後厄ですが、月盤の七赤金星には日盤の三碧木星が回座し、開拓・奮起のときです。
選挙当日は、ジョージ・W・ブッシュ氏の運気は最悪だったので、一般投票で敗北したのも頷ける運気です。
この選挙でわかることは、接戦になった場合、年盤の運気(年運)が強いほうが、勝利するということでしょう。
■1888年11月6日 共和党ベンジャミン・ハリソン VS 民主党グロバー・クリーブランド大統領
1888年の大統領選挙は、現職の大統領グロバー・クリーブランドが、共和党ベンジャミン・ハリソンに敗れるという結果を残した選挙です。
グロバー・クリーブランドは一白水星生まれ(1-7-8)、ベンジャミン・ハリソンは五黄土星生まれ(5-5-7)です。
選挙当日の九星盤をみると、年盤では、グロバー・クリーブランドの一白水星は南西にあり、後厄です。
一白水星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
ベンジャミン・ハリソンの五黄土星は、北西にあり実をつけるときであり、五黄土星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップ、準備してきたことが調う(ととのう)暗示があります。
運気的には、ベンジャミン・ハリソンがかなり有利な運気です。
月盤では、一白水星は北西にあり、実をつけるときなのですが、年盤の五黄殺に乗るため、五黄殺(自滅)の影響をうけやすい運気です。
また、年盤の一白水星には、月盤の六白金星が回座し、天または目上の助けがある暗示があります。
いっぽう、五黄土星は北にあり本厄、さらに年盤の五黄土星には、月盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
月盤では、グロバー・クリーブランドのほうが運気が強いようです。
日盤では、一白水星は北東にあり変化変動。
月盤の一白水星には、日盤の八白土星が回座し、ここでも変化変動の暗示があります。
グロバー・クリーブランドにとって、変化のタイミングでした。
ベンジャミン・ハリソンの五黄土星は東に出て、運気は上昇に転じています。
月盤の五黄土星には、日盤の三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
一般投票で、現職大統領のグロバー・クリーブランドが勝利したのは、月運の良さが出ているからではないでしょうか。
しかし、年運そして日運では、ベンジャミン・ハリソンのほうが運気が強かったため、選挙人投票で勝利したと読めます。
■1876年11月7日 共和党ラザフォード・ヘイズ VS 民主党サミュエル・ティルデン
1876年の大統領選挙では、共和党のラザフォード・ヘイズが、民主党サミュエル・ティルデンに、わずか1票差で勝利しています。
ラザフォード・ヘイズは七赤金星生まれ(7-1-2)、サミュエル・ティルデン(6-5-6)です。
年盤では、七赤金星が中宮にあり、ラザフォード・ヘイズは花が咲くときです。
七赤金星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
六白金星は東南にあり運気旺盛ですが、定位対冲です。
六白金星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示がありますから、大きな運命のうねりが起こる、人生の転機となる運気です。
年盤では、どちらが大統領になってもおかしくない運気であり、勢いという点では、サミュエル・ティルデンのほうに分があります。
この大統領選挙は、最も多くの論争を巻き起こした選挙として知られており、多くの歴史家達は、南部がラザフォード・ヘイズの当選を黙認する代わりに、共和党は、南部から連邦軍が引き上げることに同意するという取引があったと信じているようです。
月盤をみると、七赤金星は東南にあり運気旺盛ですが、月破がついています。
また、年盤の七赤金星には、月盤の八白土星が回座しているので、変化変動の暗示があります。
六白金星は東に出て運気は上昇に転じ、年盤の六白金星には、月盤の七赤金星が回座し、喜びごとの暗示があります。
月盤では、双方、五分五分の運気のようですが、ラザフォード・ヘイズに変化変動の暗示があるのは、意味深ですね。
日盤では、七赤金星は東にでて、定位対冲です。
月盤の七赤金星には、日盤の八白土星が回座し、ここでも変化変動の暗示があります。
六白金星は南西にあり、後厄なのですが、月盤の六白金星には、日盤の七赤金星が回座し、ここでも喜びごとの暗示があります。
年盤・月盤・日盤のそれぞれをみると、サミュエル・ティルデンのほうが、すこしだけ優勢のように読めます。
なので、サミュエル・ティルデンが1票差で破れたというのも、納得の範囲なのですが・・・。
裏取引があって、ラザフォード・ヘイズが大統領になったというのは、案外、事実なのかもしれません。
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