霊符とは?
霊符やまじないと聞くと「?」というかたでも、神社でおみくじを引いたり、お守りをもらったり、新年にはお札をいただいたり、と、さまざまな形で、霊符やまじないを生活に取り入れています。
神社でお祓いをしていただいたり、お寺で護摩焚きをしてもらったりすることもあります。
霊符とは、神社からいただく御札や御守りと同じようなもの、と考えてください。
御札や御守りには、よくわからない印や言葉が書いてあることがあります。
神社やお寺によって、その図柄や文字はさまざまですが、古くからご利益があるとして庶民の信仰の対象となりました。
神主さんやお坊さんが、信者や檀家に対して護符をさずけることからはじまったと考えられます。
また、おみくじは神の意志を示すものとして、天皇や将軍を選ぶときにもつかわれていました。
おみくじは霊符とは少し違いますが、加護を与えてくれるものという意味では、霊符や御札などと同じようなポジションにあるといえるかもしれません。
たとえば、おみくじのなかには、薬の処方箋を書いたものがあります。
台湾ではいまでも薬の処方箋のおみくじがあり、引き当てた薬を飲めば、病気が快癒すると信じられています。
そして、おみくじ以上に信じられてきたのが霊符であり、御札でしょう。
病気の原因や天候不安の原因など、現代では科学的に説明できることが多くなりました。
しかし、最近まで解明できていなかったことのほうが多いというのも事実です。
そんな時代の最新科学が、中国から導入された仏教であり、道教であり、陰陽五行説や九星気学でした。
それらが日本的に進化してきたものが陰陽道です。
陰陽道では道教の霊符をはじめとする様々な霊符が伝えられてきています。
密教や神道、あるいは民間でも、護符としての霊符は生き続けていました。
霊符の書き方
自分の身と書く場所を整える
霊符は、身体を清め、室内もきれいに整えてから書いたほうが良いとされています。
具体的には、お風呂に入ってきれいな衣服を着用し、霊符を書く場所を整頓し、清潔な状態にします。
時間は夜10時以降、同居する人がいる場合には、ひとりでゆっくりと精神統一ができる時間帯が良いとされます。
できれば深夜から朝方までの時間帯を選びましょう。
書く前には、場を浄化してください。
「はらいたまえきよめたまえ」と口に出してみたり、線香を焚いたりすることで場を浄化できます。
また、結界を張ってもよいです。
結界を張るには、九字の法が使いやすいので、覚えておくと良いでしょう。
和紙と筆ペンを用意します
霊符は和紙(書道用紙)に書いてください。
和紙以外の紙に書くと、燃やしたときに燃え残りが多く、煙も多く出ます。
大きさは、所持するか、安置するかで異なりますが、自分の好きな大きさにすれば問題ありません。
所持する場合には、習字用の半紙の1/8が持ち歩きやすい大きさです。
朱筆の筆ペンを用意し、適当な大きさに切った和紙に、霊符を書いていきます。
書き損じは燃やして水に流します
書き損じたものは丸めたりせずとっておき、書き終わった後にマッチで燃やして水に流してください。
キッチンで燃やせば問題ありません。
書き上げた霊符は、持ち歩くか、適切な場所に安置してください。
できるだけ人目につかないように、安置する場合には白い封筒にいれて目線より上においてください。
持ち歩くときは、お財布のなかに入れておくのが手軽です。
役割を終えた霊符は、マッチの火で燃やし、灰を水で流してください。
お近くに川がある場合には、焼かずに川に流しても良いです。
霊符の効果は限定的ですから、長くても1年で書き換えてください。
霊符には、書いた方の体調や気分などが等身大で反映します。
エネルギーが低下しているときに書いた霊符は効果を感じられないことがありますから、何度でも、納得がいくまで書き直すことをおすすめします。
霊符の使い方
霊符は、所持する人の性格や運気から、本当に必要なものが決まってきます。
また、目的に応じても霊符は違ってきます。
おすすめは、毎月霊符を書いて、新しいものに交換することです。
霊符は、自分が自分のために書くことで、その効力を発揮するものです。
また、霊符を書くことで、精神的な落ち着きや安らぎを感じることができます。
自分の本音・本心と向き合うことで、気づきをえることも少なくありませんので、霊符を書くことを日々の習慣としてはいかがでしょうか。
ご自分にとって最適な霊符を書いて、開運につとめましょう。
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