「去百病御秘符」という名称がついている霊符です。

月齢１の日に、硃石（しゅせき）または赤紙に書いて所持すると、どんな病も治るという秘符。

月齢１の日とは、新月の翌日のこと。

この霊符を信じて、新月の翌日に、必ず書いている人の姿が目に浮かびます。

「除諸病御眞符」という名称がついている霊符です。

この霊符を書いて、白い封筒などに封じて門戸に貼っておくと、諸病が入り込まないというものです。

封筒には「泰」という字を書くことがポイントになります。

「諸病平癒之御秘符 病人呑符」という霊符です。

この霊符を８枚書き、１枚は所持し、残りの７枚は毎日１枚ずつ、７日間飲めば、諸病が治るというものです。

病人が飲む霊符は多くあります。

霊符には神様が宿るともいわれますから、その力を体内で発揮してもらおうという考え方なのかもしれません。

実際に飲む場合には、人体に害のない、天然の素材で作られた和紙や墨をつかって霊符を書いてください。

黄疸病に効果があるという霊符です。

数枚書いて、１枚を所持し、残りを毎朝１枚ずつ飲めば黄疸病が治るというものです。

黄疸が出たときは、重大な病を発症している場合がありますので、すぐに診察を受けてください。

また、実際にこの霊符を飲む場合には、人体に害のない、天然の素材で作られた和紙や墨をつかって霊符を書いてください。

病気の原因が神罰や祟りだったころ、人々は、霊符を薬のように飲んでいました。

これは、首筋や肩、背中の痛みに効くという霊符です。

数枚書いて、毎日１枚ずつ飲みます。

１枚は封筒にいれて所持し、こちらは首筋や肩、背の痛いところを撫でます。

首筋や肩が痛いと仕事にならないときがあります。

しかも、首筋や肩、背中の痛みには、現代でも特効薬がありません。

そんな時には、この霊符で痛いところを撫でると痛みがやわらぐかもしれません。

飲むときは、人体の害のない素材を用いた和紙と墨で書いてください。

「諸病通用之御霊符」といいます。

重病に用いるもので、どんな病気にも効果があるとされています。

この霊符を書いて所持するか、または飲むと、どんな病も平癒するというものです。

この霊符には、漢字がたくさん描かれています。

最下部には、「鬼」が「主」を取り囲んでいる様子が見えます。角のある「鬼」ですから、悪い鬼を表していて、これが病の状態のことになります。

その上には「勅令」という文字が３列に並んでいます。

「勅令」とは、天皇や皇帝などが発する命令のことで、絶対に従え、という命令になります。

その上には「氣」の文字。

さらに上には「三」「安」があり、その上には「心」、「泰」という文字が見えます。

「病は気から」という意味が深く隠されているような霊符です。

「病札表書之御秘符」という霊符です。

これは、病気平癒のために祈祷札の祈祷の文字の下に書いたり、押捺したりする秘符です。

この秘符を書いて所持することでも良い、とされていますが、祈祷の効力を高めるためにこの霊符を追加するというものです。