2017年11月は七曜陵逼(しちようりょうひつ)が起こり逆転現象が!
旧暦で見ると、2017年11月1月は9月13日にあたります。
そのため11月18日が旧暦の10月1日になり、この日は心宿にあたります。そのうえ土曜日。
このように、毎月1日の宿と曜日が、ある特定のときに「七曜陵逼(しちようりょうひつ)」が発生します。
「七曜陵逼」とは、特定の「曜」が特定の「宿」を剋して、「曜」が勝ち「宿」が負けたときに災いに至るというものです。つまり、「曜」が「宿」を凌駕して脅かす状態を指します。
この「七曜陵逼」の期間には、吉凶が逆転するといわれています。
なかでも、この期間中に命宿と胎宿の日がぶつかると、必ず災難にあうとされています。
11月18日~12月10日が七曜陵逼期間
今回の七曜陵逼は旧暦10月1日~23日まで、逆転現象の期間となります。
古来、七曜陵逼の期間中は、月の運行が狂い、地球に重大な厄害を与えると考えられてきました。
また七曜陵逼は不定期に訪れるため、頻繁に起こる年もあれば、数年間起こらないということもあります。
吉凶の逆転とは?
■業宿の日
本来は大吉ですが、何事も成就しない日となります。
いつも以上に、人の役に立つような善行を積むことを心がけが必要になります。
■栄宿の日
この日も本来は大吉ですが、積極的に行動してはならない要注意日になります。
何事も控えめにしたほうが良いという日になります。
■安宿の日
運気が安定する日のはずが、逆転すると運気に波乱が生じるとされています。
■友宿・親宿の日
交流・コミュニケーションに適した日ですが、逆転すると人間関係において問題が発生しやすいとされます。
人から裏切られたり、だまされたりしないように注意すべき日になります。
□衰宿・危宿・壊宿の日
本来は凶の日ですが、逆転して、求める気持ちが通じる日、物事を成し遂げてくれるという吉に尼なります。
ただし、「業に属する壊宿(暗黒の一週間)」の日は、吉日に転じることはありません。
■命宿・胎宿の日
命宿・胎宿の日は、逆転現象の影響をうけません。
つまり、凶のままであり、むしろ凶意が増すと考えられています。
宿曜経では、陵逼によって命宿が剋されたときには命が脅かされ、業宿が剋された時には行動が成就せず、胎宿が剋された時には邪難にあうと警告されているほどです。
七陵逼期間に特に注意したい六害宿
七曜陵逼の期間において、特に災いが多い大凶の日を六害宿と言います。
いかにそれぞれについて説明していきます。
命宿の日
自分の本命宿と同じ宿の日を命宿と言います。
この日が、七曜陵逼期間にあるときは、財産を失い、必ず災難に見舞われるといわれます。
契約や重大な約束などは避けたほうが良いとされます。
意宿(命に属する安宿)の日
この日は、苦しみや悲しみが多くなるとされています。
転勤や転職、旅行など、移動することは避けるべきとされています。
事宿(業宿)の日
仕事面で災難にあう日とされています。
交渉事は避け、人を批判するような言動も慎むべきとされます。
克宿(業に属する安宿)の日
財産とともに職を失う、勢力を失墜させるといわれています。
金銭を動かす行為は避け、金銭の貸し借りなどはすべきではありません。
預金も避けたほうが良いとされます。
投資や土地の売買も避けるべき日とされています。
聚宿(業に属する壊宿)の日
財産を失い、一家離散し、住所が定まらないと言われている最悪日です。
人間関係において、対立やケンカは絶対に避けたい日です。
積極的な行動、目立つ行動、派手な行動も慎むべき日とされています。
同宿(胎に属する栄宿)の日
一族のなかで争いが起こり、財産を損耗するといわれています。
家族や友人間でトラブルを起こさないように注意すべき日になります。
婚約や結婚などの慶事には不適当な日とされています。
九星気学でみる運気の良くない日とは?
九星気学では、日盤を9つの本命星が巡っています。
そのなかで、運気の良くない日は次のような日になります。
1.五黄土星の反対側:暗剣殺の日
開運ブログでは、以前も書いていますが、五黄殺の正面、反対側に本命星があるときは「暗剣殺」という凶運日になります。
2.日破
日破とは、破れのある日のことです。
この日破が、自分の本命星にある日は凶になります。
3.月盤の五黄殺・暗剣殺の方位に同会したとき
2017年9月の月盤は一白水星中宮月です。
今月は、2017年の年盤と月盤が重なるため、吉方位取りや五元層取りには重要な月になります。
五黄土星は南にあり、北の六白彗星が暗剣殺にあたります。
それぞれの本命星は、毎日方角を変えて巡っていますので、2017年9月の場合、本命星が南または北にいる日は、良くない運気の日、となります。
宿曜でみる運気の良くない日とは?
宿曜でも、毎日その日の宿があります。
本命宿によって、その宿がどのような意味になるのか異なります。
それは、本命宿にはそれぞれ異なるホロスコープがあり、そのホロスコープが毎日の運気の基本となります。
日の運気を見るためには、ホロスコープにある次の意味を知る必要があります。
「命」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(現在)
「業」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(過去)
「胎」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(未来)
ホロスコープでは、命からはじまる「現在」の9日間、業からはじまる「過去」の9日間、胎からはじまる「未来」の9日間が、順番に巡っています。
1.暗黒の一週間
宿曜では27日でひと回りし、また命からはじまります。
そして、この周期のなかで何をしても凶の意味があるのが、暗黒の一週間です。
暗黒の一週間とは、「業」・栄・衰・安・危・成・壊の7日間を指します。
体力・気力が落ち込み、なかなか思い通りに進みません。
やらなければならない仕事があるのに、少しもはかどらない、または手につかない、という時期にあたります。
この期間は、積極的な行動は避け、自己主張は避け、我を張るような行動は絶対に避けましょう。
「業」は善行を求めているので、無視無欲で過ごすことが大切です。
この暗黒の一週間で、とくに大凶という日は「成」「壊」の日。
つぎに悪いのは「栄」「衰」になります。
2.宿それぞれの意味
命宿の日(凶)
本命星と同じ宿星の日。
この世に生を受けたその日のことです。
- 所持控えめに
- 無視無欲
- 礼儀正しく
- 失礼のない身だしなみを心がけましょう
栄宿の日(大吉)
あらゆることに対して吉運があるとされています。
発展運のある日。
- 前向きに
- 仕事関係は進めてよし
- 新しいことも吉
- 気持ちが盛り上がるおしゃれを心がけましょう
衰宿の日(凶)
本命宿のエネルギーを抑制し、委縮させる日です。
- 体調不良
- 旅行は避ける
- 身の程を知る
- 自らを振り返る
安宿の日(平)
物事を穏やかに安定させる気が働く日です。
- 安定
- 内面の充実させる
- リフレッシュ
- 造築・造園は吉
危宿の日(凶)
本来のエネルギーに力を貸さない、助けない日。
危険なほうへ傾いていく作用が働く日です。
- 好事魔多し
- 取引や交渉は避ける
- 売買は凶
- 怪我に注意
- 旅行は避ける
- 口はわざわいの元
成宿の日(大吉)
物事が達成・成就する日。
地道に努力して生きた人、苦労してきた人が報われる日です。
- 大きな計画を立てると吉
- 交際が一歩すすむ
壊宿の日(凶)
何事も不利な方向に進む日。
万事控えめにすべき日です。
- 悪しき敵を破壊すると吉
- 内なる敵を破壊する
- 予定外の行動は避ける
- 因果応報
- さわらぬ神にたたりなし
友宿の日(吉)
人と人との和合の日。
これまでの人間関係が助けになる日です。
- 交友をひろげる
- 仕事は前向きに
- 行事、結婚式、宴会など人が集まることは吉
- 新しい出会い、新しい恋愛に最高の日
親宿の日(吉)
人間関係に吉の日。
積極的な交友を行う日です。
- 人を大切にする気持ち
- プライベートな関係に目を向ける
業宿の日(大吉)
前世が宿っている日。
現世の災いの因縁となる前世の悪行という意味を含む日です。
- 清めの期間のはじまり
- 善行は悪を成就させない
- 人のために尽くす
胎宿の日(凶)
受胎の日。
誕生まで元気で過ごせるかどうかわからないあやうさを含んだ日です。
- 諸事控えめに
- ムリはしない
- 謙虚にふるまう
- 病気に注意
2017年11月の運気カレンダー
一白水星
二黒土星
三碧木星
四緑木星
五黄土星
六白金星
七赤金星
八白土星
九紫火星
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