壬寅(みずのえとら)の年はどんな年になるのか?
壬寅(みずのえとら)とは?どんな意味?
壬寅(みずのえとら)とは、六十干支のなかのひとつの組み合わせです。
60年に一度巡ってくるので、2022年の前の壬寅は、1962年になります。
壬(みずのえ)は、十干のひとつであり、陽の水をあらわします。
壬(みずのえ)は、大河や海の陽水をあらわします。
壬(みずのえ)は、新しい生命をはらむときであり、土中の趣旨が発芽のときを待つときをあらわします。
寅(とら)は、十二支のひとつです。
寅(とら)は、草木の芽が陽春の気によって躍り出た様相を示し、生命の変動をあらわしています。
易では「地天泰(ちてんたい)」の卦となり、希望が通る、安泰という意味になります。
つまり、壬寅(みずのえとら)の年には、まだまだ我慢すべきことは多いのですが、水のエネルギーを得て、躍動する直前であることを表しているのです。
壬寅(みずのえとら)の年は、早春のようなイメージであり、何かが起こる予感がするというときといえそうです。
前回の壬寅(みずのえとら)は1962年(昭和37年)
2022年の60年前の壬寅(みずのえとら)は、1962年(昭和37年)です。
1962年は二黒土星中宮年ですから、農業の年であり、中小企業や庶民の年でした。
1962年は、ジャニーズ事務所の創業に象徴されるように、放送局や百貨店、鉄道など、たくさんの企業が創業・開業しています。
そして、東京の人口は1000万人を突破し、世界初の1000万都市となります。
経済的には絶好調のときであり、人々は受け身であっても、経済的なメリットを受けやすかったと言えるかもしれません。
そのためか、「無責任男」「わかっちゃいるけどやめられない」といった言葉が流行し、軽佻浮薄であることが肯定的にとらえられていたようです。
しかし、国際政治は東西冷戦時代であり、キューバ危機が発生しました。
また、世界40カ国以上で販売されていた鎮静・催眠薬のサリドマイドを服用した妊婦から生まれた胎児の四肢に、重篤な催奇性を示す、いわゆる「サリドマイド事件」が起こります。
公害も深刻で、光化学スモッグによる健康被害も出始めています。
二黒土星は女性・育成の星
二黒土星には、耕作地・母・妻といった象意があり、万物を生み育てる能力を示しています。
また、技術を要する事業が伸長するようです。
1962年に起こった出来事の中では、
- 小中学校で全国一斉学力調査
- コピー機や電子レンジがヒット
- 『易入門』『手相術』といった書籍がベストセラーに
などが、二黒土星らしい出来事といえるでしょう。
120年前の壬寅(みずのえとら)は1902年(明治35年)
120年前の壬寅は、1902年(明治35年)で、八白土星中宮年でした。
八白土星は山であり、継続すること、または停止することを表します。
また、八白土星は自尊心を表しており、このことを象徴するのが、日英同盟の締結でしょう。
イギリスがウガンダ東部を英領東アフリカに併合したり、キューバがアメリカ合衆国から独立したりと、国境線が変わるような出来事が多い時代です。
いいかえれば、世界中で戦争が行われていた時代であり、そういう意味からも「自尊心」がぶつかりあった年だったのではないでしょうか。
180年前の壬寅(みずのえとら)は1842年(天保13年)
180年前の壬寅は1842年で、五黄土星中宮年でした。
2022年とまったく同じです。
このころ、天保の改革が行われており、江戸幕府が株仲間解散令を発布しています。
また、江戸幕府が異国船打払令を廃止し、一転して外国船を扶助する政策へと転換しています。
これには、1840年にはじまった清国とイギリスのアヘン戦争が、南京条約締結で終結したことが影響しています。
異国船は、見つけ次第砲撃するという強硬な態度だった江戸幕府は、南京条約によって、清が不平等条約を結ばされたことから、掌返しの政策へと転換したのです。
この江戸幕府の態度変容は、両極端になりやすい五黄土星中宮年を象徴しているかのようです。
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