81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:三碧木星
月命星:一白水星
傾斜宮:七赤金星
という組合せの人物は、2021年2月24日現在、39人となります。
この星回りの39人について調べてみました。
3-1-7の人物とは?
三碧木星、一白水星、七赤金星を持ち、傾斜宮の七赤金星から、月命星の一白水星、そして本命星の三碧木星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
直感的に感じたことを、理性的に分析・企画し、言葉にすることができる性質を持っています。
誕生月は、6月初旬から7月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、双子座・蟹座が含まれます。
三碧木星は雷、音、震動をあらわしており、「震える(ふるえる)」という言葉で表現されます。
「声あって姿なし」ともいわれる三碧木星は、言語能力、声質の良さ、歌のうまさなどの良さで人生を切り開いていきます。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
一白水星は水であり、岩を穿つように忍耐強く、企画力や創造力にすぐれていますが、秘密主義。
表面的には、誰とでも仲良くなれるように見えて、実は心は開かないというタイプ。
七赤金星は精錬された金属であり、お金です。
七赤金星はカンがよく、物事を斜め上から見て批判する能力を備えています。
また自己顕示欲が強く、弁がたつので、周囲に与える影響力も大きいのですが、実行力に欠け、不満を抱えやすい傾向があります。
3-1-7は、本能や直感からスタートするので、どんな心象風景から湧き上がってきたのか、ということに左右されやすいといえるかもしれません。
七赤金星は、ひどく負けず嫌いで執念深いところがあるので、「誰かの足を引っ張ってやろう」というようなネガティブな心象風景からアイデアを得てしまうと、ネガティブなままに実行しようとします。
3-1-7の星回りは、本来は良い運勢を持った人物が多そうなので、世に出ている著名人や芸能人の人数がもっと多くて良いと思うのですが、決して多くはありません。
もしかすると、ネガティブな感情が正しい道筋を見誤らせてしまうのかも。
また、良い運気のときに、自尊心が高すぎて、良い選択をできていない可能性もありそうです。
生まれた曜日は?
■土曜生まれが多い
3-1-7の人物は、土曜生まれの人が多いようです。
土曜生まれには、ジョヴァンニ・ボッカッチョ、ノーベル物理学賞を受賞したフィリップ・レーナルト、ノーベル経済学賞を受賞したウィリアム・フォーサイス・シャープ、ノーベル文学賞を受賞したオルハン・パムク、ヴァイオリニストのジョコンダ・デ・ヴィート、亡くなったダイアナ妃、棋士の本田奎さん、山寺宏一さん、国仲涼子さんなどがいます。
十干は?
■庚(かのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、戊(つちのえ)が最も多く、乙(きのと)が最も少ない結果となりました。
三碧木星は、十干では甲(きのえ)・乙(きのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):5人
火の性(丙・丁):9人
土の性(戊・己):10人
金の性(庚・辛):7人
水の性(壬・癸):8人
3-1-7の人物は、木の性、水の性、金の性をもっています。
そして、本能・直感をあらわす傾斜宮の七赤金星に対して、土の性の戊(つちのえ)がエネルギーを与えてくれます。
戊(つちのえ)は、岩山の陽土をあらわしているので、八白土星となります。
八白土星は、自分のプライドのために努力する星であり、周囲の人間関係においても、うまく立ち回ることができる性質をもっています。
七赤金星の自己顕示欲に対して、努力した結果という実績をもたらすのが戊(つちのえ)なのかもしれません。
十二支は?
本命星が三碧木星となるのは、丑年、辰年、未年、戌年だけです。
■戌年生まれが多い
平均は10人弱となり、戌年生まれがやや多いという結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):なし
火の性(丙・丁):なし
土の性(戊・己):丑年、辰年、未年、戌年
金の性(庚・辛):なし
水の性(壬・癸):なし
という対応になります。
三碧木星生まれは、土の性の本文である、まじめで勤勉な性質を、生まれ年に関係なく、持っていることがわかります。
3-1-7の人物には、土の性から相生のエネルギーが流れていることになります。
そのなかでも、戊(つちのえ)生まれの人が成功しやすいと言えるのかもしれませんが、言い換えれば、それだけ土の性のエネルギーを必要としているということなのかも。
戊(つちのえ)戌生まれには、マウリッツ・エッシャー、ピアニストのイヴォンヌ・ルフェビュール、ヴァイオリニストのヤン・ダーメン。
戊(つちのえ)辰年生まれには、新垣結衣さん、濱田岳さん、中尾明慶さん、海宝直人さんがいます。
宿曜占星術では?
■箕宿が多い
27の本命宿のうち、箕宿生まれが多い結果となりました。
箕宿は、死ぬまで働いていたい本命宿です。
また、カンがするどく、現実的な考え方の持ち主で、いかにして稼ぐかという方面に才能があるので、七赤金星に近い性質をもっているといえるでしょう。
3-1-7には、尾宿、虚宿、室宿、婁宿、張宿の人はいませんでした。
尾宿は狩人の星、人との競い合いに強い武将の本命宿。
虚宿は、勝負運の強さとカンの鋭さは、二十七宿のなかで一番。
室宿は、リーダーシップがあり、物質的にも恵まれる本命宿。
婁宿は、生まれつきのタレント性があり、自然に人の心をつかむ才能に恵まれている本命宿。
張宿は、勇猛果敢、おしゃべり上手な本命宿。
3-1-7の人物にとって、これらの本命宿をあわせもつと、かなり強い性格として出てきそうです。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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