81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:三碧木星
月命星:二黒土星
傾斜宮:六白金星
という組合せの人物は、2021年2月25日現在、35人となります。
この星回りの35人について調べてみました。
3-2-6の人物とは?
三碧木星、二黒土星、六白金星を持ち、本命星の三碧木星と月命星の二黒土星は、木剋土(木は土をしめつけ養分を奪う)という相剋の関係です。
月命星の二黒土星から、傾斜宮の六白金星にエネルギーが流れているので、気持ちは決まっているのですが、なぜか自らの言動でつまづきやすいようです。
誕生月は、5月初旬から6月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、牡牛座・双子座が含まれます。
三碧木星は雷、音、震動をあらわしており、「震える(ふるえる)」という言葉で表現されます。
「声あって姿なし」ともいわれる三碧木星は、言語能力、声質の良さ、歌のうまさなどの良さで人生を切り開いていきます。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって輝きます。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
3-2-6は、まじめに自分の理想を追求したいと考えているにもかかわらず、誰よりも先んじたい、白黒つけたいという衝動によって行動してしまうタイプといえそうです。
そのため、自分の考えや気持ちとは違う選択をしやすい傾向があるようです。
また、三碧木星と二黒土星をもっているので、悪気のないおしゃべりで、相手を傷つけてしまうことも。
言葉には要注意の星回りです。
生まれた曜日は?
■土曜生まれが多い
3-2-6の人物は、土曜生まれの人が多いようです。
平均が5人なので、土曜日生まれは2倍の多さです。
土曜生まれには、画家のジョルジュ・ルオー、ノーベル生理学・医学賞を受賞したジョシュア・レーダーバーグ、ノーベル化学賞を受賞したヴィクトル・グリニャール、ノーベル平和賞を受賞したベティ・ウィリアムズ、ピアニストのクリフォード・カーゾン、ヴァイオリニストのエドゥアール・デルデヴェス、中国国家主席だった楊尚昆、騎手の坂井瑠星さん、黒木メイサさんがいます。
また、2000年に自殺した元プロ野球選手の高野光さんも、土曜生まれの3-2-6です。
十干は?
■丁(ひのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、丁(ひのと)が最も多い結果となりました。
三碧木星は、十干では甲(きのえ)・乙(きのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):7人
火の性(丙・丁):10人
土の性(戊・己):6人
金の性(庚・辛):7人
水の性(壬・癸):6人
丁(ひのと)は、灯火の陰火をあらわしており、丙(ひのえ)とともに、九紫火星にあたります。
3-2-6の人物は、本命星の三碧木星と月命星の二黒土星が、木剋土(木は土をしめつけ養分を奪う)という相剋の関係なのですが、木の性の三碧木星と、土の性の二黒土星をつなぎ、エネルギー循環を良くするのが、火の性の役割となります。
行動と精神とつなぐのが、丁(ひのと)や丙(ひのえ)であり、これを持っていると運気が良くなり、成功しやすいのかもしれません。
丁(ひのと)生まれには、トマス・ゲインズバラ、ピアニストのクリフォード・カーゾン、ヴァイオリニストのエドゥアール・デルデヴェスと夏目純一さん、中国国家主席だった楊尚昆、騎手の坂井瑠星さん、瑛人さんがいます。
十二支は?
本命星が三碧木星となるのは、丑年、辰年、未年、戌年だけです。
■未年生まれが多い
平均を超えているのは、辰年、未年で、なかでも未年が多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):なし
火の性(丙・丁):なし
土の性(戊・己):丑年、辰年、未年、戌年
金の性(庚・辛):なし
水の性(壬・癸):なし
という対応になります。
三碧木星生まれは、土の性の本文である、まじめで勤勉な性質を、生まれ年に関係なく、持っていることがわかります。
3-2-6は、二黒土星をもっているので、まじめ・勤勉な性質が強調されていることでしょう。
未年は、果実が成熟していく状態をあらわしています。
言い換えれば、実りの果実を求める性質が強いということであるかもしれません。
未年生まれの3-2-6の人物は、二黒土星をもっているため大欲・大望をもつ欲の深さがありますから、自らの行動の結果を求める傾向が強いともいえそうです。
宿曜占星術では?
■箕宿が多い
27の本命宿のうち、箕宿生まれが多い結果となりました。
箕宿は、死ぬまで働いていたい本命宿です。
また、カンがするどく、現実的な考え方の持ち主で、いかにして稼ぐかという方面に才能があるので、七赤金星に近い性質をもっているといえるでしょう。
3-2-6には、亢宿、斗宿、虚宿、危宿、奎宿、胃宿、昴宿の人はいませんでした。
このうち、亢宿、虚宿、危宿は軽躁宿に属している本命宿です。
軽躁宿には、直情径行なところがありますが、臨機応変に対応し、ほどほどのところで手をうちます。
3-2-6の人物が成功するためには、これらの本命宿では、物足りないのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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