81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:四緑木星
月命星:一白水星
傾斜宮:八白土星
という組合せの人物は、2021年2月25日現在、56人となります。
この星回りの56人について調べてみました。
4-1-8の人物とは?
四緑木星、一白水星、八白土星を持ち、月命星の一白水星から、本命星の四緑木星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
よく考え、企画立案して行動に移すタイプと言えます。
誕生月は、9月初旬から10月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、乙女座・てんびん座が含まれます。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質によって人生を切り開いていきます。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
一白水星は水であり、岩を穿つように忍耐強く、企画力や創造力にすぐれていますが、秘密主義。
表面的には、誰とでも仲良くなれるように見えて、実は心は開かないというタイプ。
八白土星は高い山であり、自分のプライドのために努力します。
冷静沈着で意志堅固であり、自己の世界に他人が入ることを良しとしません。
4-1-8の人物は、高いコミュニケーション能力と、企画力や創造力によって信頼されるという性質を持っています。
しかし、表面的には社交的なように見えても、本心を見せることはあまりなく、初対面の人は苦手とする傾向があります。
陰に隠れて努力するよう面もあって、頑固一徹に自らの習慣を守るようなタイプです。
生まれた曜日は?
■日曜生まれが多い
4-1-8の人物は、日曜生まれの人が多いようです。
日曜生まれの半数が、1800年代までに生まれた人物で占められます。
やはり、病院による出生曜日のコントロールが、生まれた曜日には関係しているようです。
十干は?
■丁(ひのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、丁(ひのと)が最も多く、癸(みずのと)が最も少ない結果となりました。
四緑木星は、十干では甲(きのえ)・乙(きのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):7人
火の性(丙・丁):16人
土の性(戊・己):16人
金の性(庚・辛):11人
水の性(壬・癸):6人
丁(ひのと)は、灯火の陰火をあらわしており、丙(ひのえ)とともに、九紫火星にあたります。
また、 戊(つちのえ)・己(つちのと)も合計すると、火の性と同じ16人となっていますから、4-1-8の組合せにとって、火の性と、土の性を持った人物が、成功しやすいと言えそうです。
火の性は、本命星の四緑木星と、傾斜宮の八白土星をつないで、エネルギーの流れを良くする役割を持っていると考えられます。
土の性は、傾斜宮の八白土星を強化するという役割りを担っていそうです。
土の性は、まじめで勤勉ですが、さらに努力して成果を勝ち取るという強さが加わるのではないでしょうか。
十二支は?
本命星が四緑木星となるのは、子年、卯年、午年、酉年だけです。
■卯年生まれが多い
卯年が多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):卯年
火の性(丙・丁):午年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):酉年
水の性(壬・癸):子年
という対応になります。
卯年は、草木が土の表面に芽を出し、地上に繁る様相を示し、活発な成長をあらわします。
九星では、四緑木星にあてはまります。
周囲の人とのコミュニケーション能力をさらに強化するのが、卯年生まれということになるかもしれません。
予想より少なかったのが、酉年うまれです。
4-1-8の組合せに足りないのは、火の性と金の性なのですが、十干では見事に火の性の丁(ひのと)が多かったので、生まれ年では金の性の酉年が多いかも?と期待していたのですが、そうではありませんでした。
火の性と金の性がそろえば、五行が循環するのです。
4-1-8の人物で、五行が循環しているのは、ノーベル化学賞を受賞したイレーヌ・ジョリオ=キュリー(キュリー夫人)、ノーベル文学賞を受賞したウィリアム・フォークナー、そしてローマ教皇のパウロ6世だけです。
宿曜占星術では?
■婁宿が多い
27の本命宿のうち、婁宿生まれが多い結果となりました。
婁宿は、生まれつきのタレント性があり、自然に人の心をつかむ才能に恵まれている本命宿です。
四緑木星とも共通している性質をもっているので、4-1-8の人物は、相手の心を敏感にキャッチする能力を、さらに高めて世に出てきているようです。
4-1-8では、女宿と虚宿はいませんでした。
女宿は、秩序を重んじるため、はみ出したり、規則を破ったりする人は許しておけず、取り締まろうとする本命宿。
虚宿は、勝負運の強さとカンの鋭さは、二十七宿のなかで一番という本命宿です。
相手の顔色を見ながら作戦を変えている4-1-8にとって、ルールにうるさい女宿のような性質や、人生そのものが博打のような虚宿とは、相性が悪いのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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