81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:四緑木星
月命星:二黒土星
傾斜宮:七赤金星
という組合せの人物は、2021年2月25日現在、43人となります。
この星回りの43人について調べてみました。
4-2-7の人物とは?
四緑木星、二黒土星、七赤金星を持ち、本命星の四緑木星と、月命星の二黒土星は、木剋土(木は土をしめつけ養分を奪う)という相剋の関係です。
しかし、月命星の二黒土星から、傾斜宮の七赤金星にエネルギーが流れているので、気持ちは決まっているのですが、自らの言動でつまづきやすい傾向があります。
誕生月は、8月初旬から9月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、しし座・乙女座が含まれます。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質によって人生を切り開いていきます。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって輝きます。
七赤金星は精錬された金属であり、お金です。
七赤金星はカンがよく、物事を斜め上から見て批判する能力を備えています。
また自己顕示欲が強く、弁がたつので、周囲に与える影響力も大きいのですが、実行力に欠け、不満を抱えやすい傾向があります。
4-2-7の人物は、高いコミュニケーション能力をもち、人々に対して、とても良いアドバイスをするのですが、実行力に欠けるタイプといえます。
また、その場の雰囲気に合わせて話をしがちで、口だけの人と思われる可能性も高いようです。
生まれた曜日は?
■木曜生まれがやや少ない
4-2-7の人物は、ほぼ均等に生まれてきているようです。
43人中、1960年までに誕生した人が30人を占めているので、生まれた曜日に凸凹がないのでは?と思われます。
十干は?
■己(つちのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、己(つちのと)が最も多い結果となりました。
四緑木星は、十干では甲(きのえ)・乙(きのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):4人
火の性(丙・丁):9人
土の性(戊・己):12人
金の性(庚・辛):8人
水の性(壬・癸):10人
己(つちのと)は、田畑の陰土をあらわしますから、二黒土星にあたります。
4-2-7では、二黒土星の性質が強く出ている人物が成功しやすいと言えるのかもしれません。
己(つちのと)生まれには、大正天皇(第123代天皇)、ノーベル物理学賞を受賞したオーエン・リチャードソン、ドイツ首相のヨーゼフ・ヴィルト、漫画家のやぶのてんやさん、福島聡さん、伊藤理佐さんがいます。
また、シリアルキラーのアンドルー・クナーナン、2009年に自殺した政治家の永田寿康も、4-2-7です。
次に多い、丙(ひのえ)は、九紫火星にあたります。
4-2-7は、本命星の四緑木星と月命星の二黒土星が、木剋土(木は土をしめつけ養分を奪う)という相剋の関係なのですが、ここに九紫火星がはいると、本命星から月命星へとエネルギーが流れるようになります。
また、 土の性についで多い水の性の、壬(みずのえ)・癸(みずのと)は一白水星にあたります。
本命星の二黒土星から、傾斜宮の七赤金星に流れたエネルギーを、本命星の四緑木星に届けるために必要なのが水の性なので、こちらもエネルギーの流れを良くするためには必要と考えられます。
十二支は?
本命星が四緑木星となるのは、子年、卯年、午年、酉年だけです。
■卯年生まれが多い
卯年がやや多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):卯年
火の性(丙・丁):午年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):酉年
水の性(壬・癸):子年
という対応になります。
卯年は、草木が土の表面に芽を出し、地上に繁る様相を示し、活発な成長をあらわします。
九星では、四緑木星にあてはまります。
周囲の人とのコミュニケーション能力をさらに強化するのが、卯年生まれということになるかもしれません。
宿曜占星術では?
■心宿が多い
27の本命宿のうち、心宿生まれが多い結果となりました。
心宿は、明朗闊達で、目下からも目上からも愛される本命宿です。
純粋な精神と深い洞察力を持っているので、四緑木星に近い性質と言えるかもしれません。
いっぽう、氐宿、尾宿、箕宿、室宿、柳宿の人はいませんでした。
尾宿と柳宿は毒害宿、箕宿と室宿は猛悪宿に属しています。
毒害宿、猛悪宿のどちらも、個性的で強い本命宿なので、相手の心を読みながら対応していくような4-2-7とは相性が悪いようです。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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