81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:四緑木星
月命星:六白金星
傾斜宮:三碧木星
という組合せの人物は、2021年3月23日現在、82人となります。
この星回りの82人について調べてみました。
4-6-3の人物とは?
四緑木星、六白金星、三碧木星を持ち、理性の六白金星が、行動の四緑木星を、金剋木(金は木を切り倒す)という相剋の関係です。
しかし、本能・直感の三碧木星と、行動の四緑木星は、どちらも木の性なので、本能的、直感的な行動になりがちです。
誕生月は、1月初旬から2月初旬、4月初旬から5月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、山羊座・みずがめ座、牡羊座・牡牛座が含まれます。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質によって人生を切り開いていきます。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
気位が高く、負けず嫌いであり、独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
他人から指図されたり、自分の意志を曲げて人に従うことを嫌います。
「声あって姿なし」ともいわれる三碧木星は、高い言語能力、声質の良さ、歌がうまいといった性質を持っています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
4-6-3の人物は、本来は、周囲の反応をみながら行動するタイプなのですが、思いつきで行動することが少なくありません。
しかし、自分の理想は確固として存在するので、理想としている言動を心がけようとします。
生まれた曜日は?
■水曜生まれが多い
4-6-3の人物は、水曜生まれが多いようです。
水曜生まれには、北宋の理宗趙昀、リチャード2世、上杉景勝、ウィリアム・シェイクスピア、三島由紀夫、ノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹、アーノ・ペンジアス、スティーヴン・ワインバーグ、漫画家のなかいま強さん、川原由美子さん、ゆでたまごとして知られる中井義則さん、松井優征さん、篠原勝之さん、黒田アーサーさん、King & Princeの平野紫耀さん、イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん、自殺したアナウンサーの川田亜子さんがいます。
十干は?
■辛(かのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、辛(かのと)が最も多い結果となりました。
四緑木星は、十干では甲(きのえ)・乙(きのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):12人
火の性(丙・丁):16人
土の性(戊・己):18人
金の性(庚・辛):25人
水の性(壬・癸):11人
辛(かのと)は、珠玉・宝石の陰金をあらわし、六白金星にあたります。
4-6-3の場合、理性の六白金星が弱いと、思いつきで行動して顰蹙を買うこともあるため、辛(かのと)が、理性の六白金星を強化しているのではないでしょうか。
辛(かのと)生まれには、光明天皇(北朝第2代天皇)、ローマ教皇のグレゴリウス13世、数学者のダフィット・ヒルベルト、ノーベル化学賞を受賞したロジャー・Y・チエンとグレゴリー・ウィンター、フィールズ賞を受賞したマイケル・フリードマン、漫画家の津雲むつみさんと新谷かおるさん、ピアニストのパスカル・ロジェ、シプリアン・カツァリス、ヴラジーミル・フェルツマン、桃井かおりさん、三浦友和さん、シリアルキラーのカルロス・エディアルド・ロブレド・プッチがいます。
十二支は?
本命星が四緑木星となるのは、子年、卯年、午年、酉年だけです。
■午年生まれが多い
午年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):卯年
火の性(丙・丁):午年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):酉年
水の性(壬・癸):子年
という対応になります。
午は陽火で、成長が止まり実をつけ始める状態であり、気位が高い、外見を飾るという性質があります。
宿曜占星術では?
■畢宿・婁宿が多い
27の本命宿のうち、畢宿と婁宿の生まれが多い結果となりました。
畢宿は、自分の信念や節を曲げない頑固な本命宿であり、自分の理想を追い求めて努力する職人気質な性質を持っています。
婁宿は、生まれつきのタレント性があり、自然に人の心をつかむ才能に恵まれている本命宿です。
室宿生まれは、4-6-3にはいませんでした。
室宿は、学問の本命宿であり、運気が強く、リーダーシップがあり、物質的にも恵まれる人が多いのですが、4-6-3とは相性が良くないようです。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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