81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:五黄土星
月命星:四緑木星
傾斜宮:六白金星
という組合せの人物は、2021年3月15日現在、55人となります。
この星回りの55人について調べてみました。
5-4-6の人物とは?
五黄土星、四緑木星、六白金星を持ち、理性の四緑木星が、行動の五黄土星を木剋土(木は土をしめつけ養分の奪う)という相剋の関係です。
行動することで、本能や直感が刺激されるタイプなのですが、理性が行動を抑制することもあり、悩みが多いかもしれません。
誕生月は、9月初旬から10月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、乙女座・てんびん座が含まれます。
五黄土星は中国の黄土・原野をあらわし、九星をしたがえる帝王の星です。
強い腐食作用をもち、周囲へ大きな影響をあたえます。
性格や運勢において二面性がありますが、他の九星と比較すると、非常にポジティブであり、また物質欲も旺盛です。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質をもっています。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
気位が高く、負けず嫌いであり、独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
他人から指図されたり、自分の意志を曲げて人に従うことを嫌います。
5-4-6の人物は、周囲をよく見ているため、自分の行動を周囲に合わせようとして、無理や我慢をしているかもしれません。
生まれた曜日は?
■月曜・土曜生まれが多い
5-4-6の人物は、月曜生まれと土曜生まれの人が多いようです。
また、木曜生まれが少ないようです。
木曜生まれには、ノーベル物理学賞を受賞したレイナー・ワイス、棋士の大内延介さん、漫画家の石黒正数さん、自殺した騎手の佐々木一夫さんがいます。
十干は?
■戊(つちのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、戊(つちのえ)が最も多く、甲(きのえ)はひとりもいませんでした。
五黄土星は、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):9人
火の性(丙・丁):12人
土の性(戊・己):12人
金の性(庚・辛):12人
水の性(壬・癸):10人
戊(つちのえ)は、岩山の陽土をあらわし、八白土星にあたります。
五黄土星の性質を強めるのが、戊(つちのえ)のようです。
5-4-6の人物は、回りの目を気にしすぎて、ほんとうにやりたいことを遠慮しがちなのですが、ここに一歩踏み出す勇気を与えるのが、戊(つちのえ)なのではないでしょうか。
また、火の性も12人と多く、理性の四緑木星と、行動の五黄土星が相剋の関係なのですが、この2つの間をつなぐのが火の性であり、エネルギーが循環するようになります。
十二支は?
本命星が五黄土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■巳年生まれが多い
巳年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
巳は陰火で、枝を大きく伸ばし葉が青々と茂る状態をあらわし、火の性に属します。
十干でも火の性が多かったのですが、さらに十二支でも火の性が多い結果となったのは、やはり、理性の四緑木星と、行動の五黄土星の間をつなぎ、エネルギーが良い循環になっている人のほうが成功しやすいからではないでしょうか。
宿曜占星術では?
■箕宿・翼宿が多い
27の本命宿のうち、箕宿と翼宿の生まれが多い結果となりました。
箕宿は、猪突猛進しやすい本命宿です。
カンがするどく、現実的な考え方の持ち主で、いかにして稼ぐかという方面に才能があります。
翼宿は、典型的な唯我独尊タイプが多い本命宿です。
完全主義者が多く、自分の信念を通し、そのために周囲の人を巻き込み、思い通りにしていきます。
どちらもパワーがあふれる本命宿ですが、5-4-6の人物は、これらのパワーを必要としているのでしょう。
危宿、婁宿は、5-4-6にはいませんでした。
危宿は、理性よりも感性の本命宿。
婁宿は、観察力にすぐれた本命宿です。
どちらも感じる能力に優れていますが、5-4-6の人物にとって、四緑木星の周囲をうかがう性質を強化するような本命宿は、かえって人生を成功に導かないということなのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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