81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:五黄土星
月命星:六白金星
傾斜宮:四緑木星
という組合せの人物は、2021年3月26日現在、40人となります。
この星回りの40人について調べてみました。
5-6-4の人物とは?
五黄土星、六白金星、四緑木星を持ち、行動の五黄土星から、理性の六白金星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
行動することで考えがまとまりますが、本音のところではモヤモヤとした感情が残ってしまうタイプです。
誕生月は、7月初旬から8月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、蟹座・しし座が含まれます。
五黄土星は中国の黄土・原野をあらわし、九星をしたがえる帝王の星です。
強い腐食作用をもち、周囲へ大きな影響をあたえます。
性格や運勢において二面性がありますが、他の九星と比較すると、非常にポジティブであり、また物質欲も旺盛です。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
気位が高く、負けず嫌いであり、独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
他人から指図されたり、自分の意志を曲げて人に従うことを嫌います。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質をもっています。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
5-6-4の人物は、プライドが高く、意志堅固ですが、自分の言動がもたらす周囲への影響をみて、ときに後悔することも。
周囲とのバランスをとるにはどうすればよいか、悩むこともあるでしょう。
生まれた曜日は?
■土曜生まれが多い
5-6-4の人物は、土曜生まれの人が多いようです。
土曜生まれには、ノーベル化学賞を受賞したルドルフ・マーカス、ノーベル生理学・医学賞を受賞したジュール・ホフマン、ノーベル経済学賞を受賞したワシリー・レオンチェフ、ノーベル平和賞を受賞したダグ・ハマーショルド、ヴァイオリニストの古澤巌さん、映画監督の行定勲さん、自殺したポール牧さん、シリアルキラーのアナトーリ・オノプリエンコがいます。
十干は?
■己(つちのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、己(つちのと)が最も多い結果となりました。
五黄土星は、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):7人
火の性(丙・丁):7人
土の性(戊・己):12人
金の性(庚・辛):9人
水の性(壬・癸):5人
己(つちのと)は、田畑の陰土をあらわし、二黒土星にあたります。
五黄土星の意志力に加え、まじめで、育成する性質をもつ二黒土星が、5-6-4の人物には必要なようです。
5-6-4の場合、やってしまってから考える傾向が強いため、少し立ち止まると運勢が開けるのかもしれません。
十二支は?
本命星が五黄土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■亥年生まれが多い
亥年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
亥は陰水で、一白水星にあたります。
5-6-4の人物は、行動の五黄土星から、理性の六白金星にエネルギーが流れていますが、理性の六白金星と、本能・直感の四緑木星は、金剋木(金は木を切り倒す)という相剋の関係です。
しかし、亥をもつことで、理性の六白金星から、本音・直感の四緑木星へエネルギーが流れる仲介役を得ることになります。
これにより、自己肯定感が高まります。
亥年生まれには、後花園天皇(第102代天皇)、斎藤義龍、元首相の片山哲、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんとルドルフ・マーカス、ノーベル物理学賞を受賞したグスタフ・ヘルツ、ノーベル平和賞を受賞したシモン・ペレス、ヴァイオリニストの古澤巌さん、司馬遼太郎、マルク・シャガール、内田春菊さん、片平 なぎささん、自殺した政治家の中島洋次郎さん、シリアルキラーのアナトーリ・オノプリエンコがいます。
宿曜占星術では?
■房宿・亢宿が多い
27の本命宿のうち、房宿と亢宿の生まれが多い結果となりました。
房宿は、目的に向かって進む忍耐力も備え、大衆の気持ちをつかむ直観力があるため、カリスマが登場しやすい本命宿。
亢宿は、まじめで愚直、ストイックであり、世俗の権威、既成の価値観、世間の常識に従順とは言えない本命宿です。
どちらも、強いエネルギーで前進する本命宿といえます。
氐宿、虚宿、壁宿、婁宿、胃宿、畢宿、鬼宿、星宿は、5-6-4にはいませんでした。
婁宿と胃宿は、羊宮に属しています。
羊宮の人は、愛想が良く、善良な人が多いのですが、本能のままに生きるようなところがあります。
また、婁宿、胃宿、鬼宿は、急速宿に属しています。
急速宿は、直感的な行動を得意とし、自分ひとりで我が道を行く傾向が強い宿です。
羊宮も、急速宿も、どちらも本能的な行動になりやすいので、5-6-4の持つ性質とは相性が良くないようです。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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