81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:五黄土星
月命星:七赤金星
傾斜宮:三碧木星
という組合せの人物は、2021年4月8日現在、46人となります。
この星回りの46人について調べてみました。
5-7-3の人物とは?
五黄土星、七赤金星、三碧木星を持ち、行動の五黄土星から、理性の七赤金星にエネルギーが流れる相生の関係です。
行動を通じて考えをまとめることができますが、本音や直感を信じると失敗しやすいと感じているかもしれません。
誕生月は、6月初旬から7月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、双子座・蟹座が含まれます。
五黄土星は中国の黄土・原野をあらわし、九星をしたがえる帝王の星です。
強い腐食作用をもち、周囲へ大きな影響をあたえます。
性格や運勢において二面性がありますが、他の九星と比較すると、非常にポジティブであり、また物質欲も旺盛です。
七赤金星はカンがよく、物事を斜め上から見て批判する能力を備えています。
また自己顕示欲が強く、弁がたつので、周囲に与える影響力も大きいのですが、実行力に欠け、不満を抱えやすい傾向があります。
「声あって姿なし」ともいわれる三碧木星は、高い言語能力、声質の良さ、歌がうまいといった性質を持っています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
5-7-3の人物は、まず行動ありきなのですが、その結果として、多方面の角度から比較検討し、それを理路整然とまとめることができます。
生まれた曜日は?
■木曜生まれが多い
5-7-3の人物は、木曜生まれの人が多いようです。
木曜生まれには、イギリス元首相のロバート・ジェンキンソン、漫画家のやまさき十三さん、稀勢の里寛さん、騎手の和田竜二さん、ヴァイオリニストの渡辺茂夫さんと神尾真由子さん、矢部太郎さん、小関裕太さん、SixTONESの田中樹さん、自殺した作家の鷺沢萠さんがいます。
十干は?
■乙(きのと)・辛(かのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、乙(きのと)・辛(かのと)が最も多い結果となりました。
五黄土星は、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):13人
火の性(丙・丁):11人
土の性(戊・己):8人
金の性(庚・辛):10人
水の性(壬・癸):4人
乙(きのと)は、草や蔓などの陰木をあらわし、木の性にあたります。
5-7-3の場合、行動と理性は相生の関係なので、本能や直感の三碧木星が置いてきぼりにされがちなのですが、乙(きのと)が多いということは、むしろ本能や直感力を大切にする人物が成功しやすいということを示しているようです。
十二支は?
本命星が五黄土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■巳年生まれが多い
巳年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
巳は陰火で、枝を大きく伸ばし葉が青々と茂る状態であり、片意地、自分の意見を通すという性質を持っています。
火の性と木の性をあわせ持ったような性質と言えるかもしれません。
巳年生まれには、ノーベル生理学・医学賞を受賞したアルフレッド・ギルマンとハンス・シュペーマン、ノーベル文学賞を受賞したジャン=ポール・サルトル、ノーベル経済学賞を受賞したマイロン・ショールズ、石川達三、漫画家のやまさき十三さんと久保帯人さん、ヴァイオリニストのマックス・ロスタル、ハイメ・ラレード、渡辺茂夫さん、騎手の和田竜二さん、横内正さん、松たか子さん、矢部太郎さん、石坂浩二さんがいます。
宿曜占星術では?
■胃宿・張宿が多い
27の本命宿のうち、胃宿と町宿生まれが多い結果となりました。
胃宿は、古来より、反逆・謀反の星と考えられている本命宿で、剛毅と鋭敏な神経を兼ね備えた、強烈な性格の人が多いようです。
張宿は、勇猛果敢、おしゃべり上手な本命宿で、堂々とした貫禄があり、自分から頭を下げなくても周囲が気を使って、張宿さんのために働いてくれます。
どちらも存在感がある本命宿といえます。
斗宿、女宿、井宿は、5-7-3にはいませんでした。
斗宿と女宿は、磨羯宮に属しています。
磨竭宮は、闘争心が強く、もめごとに手腕を発揮しますが、冷静沈着でクール。
5-7-3の場合、態度の差で、開運に違いがあるのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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