こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。

毎年、京都の清水寺で発表される今年の漢字ですが、平成30年は「災」でしたね。

今年は、災害が多いだけでなく、災害ともいえる天候が、さらに被害を拡大したようです。

今年の干支は「戊戌（つちのえいぬ）」ですから、五行に置き換えると「土・土」の年です。

五行としてみると、同じ土の性なので、相剋の関係にはなりませんが、五行では、相剋の方位に症状が出ると考えられていますので、土剋水で、土砂災害だけでなく、水の性である雨や水の災害につながったのかもしれません。

⇒ 2019年は己亥（つちのとい）の年 相生相剋を知ればどんな年になるのかわかります

1943年から2018年まで、年表にしてみました。

九星というのは、九星気学における年盤の中心となっている星を表しています。

災害や事件・事故については、様々なページから情報を集めています。

地震は、死者数が100名以上のものにしました。

地震大国日本では、書ききれないくらいに多くの地震が起こっているためです。

また、台風の上陸数は気象庁のデータから。

事件は、ネットにある事件年表を複数拝見してピックアップしましたが、1995年ごろからは、毎月のように大きな事件が起こっているので、途中から書き入れるのを諦めました。

1954年から1973年までを、日本の経済史のなかでは高度成長期と呼びます。

この期間は、実質GDPの増減率は平均で9.1％という高い成長率を示していました。

上の表で「相剋」の欄を見ていただくとわかりますが、1954年から1973年までのあいだに「✕」がついているのが相剋の年です。

わずか6回しかありません。

1974年からバブル崩壊の1991年まででは、相剋の年はさらに少なく、たった3回です。

しかし、1992年から2018年までの間には、18回も相剋の年があるのです。

平成元年（1989年）から平成30年でみると、相剋の年は19回。

平成時代は、3分の2が相剋の年だったことになりますから、バブル崩壊後の低迷や混乱も仕方がないことのように感じます。

平成という時代が、事件や災害の多い年だった、というのもうなづけてしまう結果です。

60干支は、60年で一周します。

2018年は戊戌（つちのえいぬ）の年なので、実は1958年と同じです。

ただし、1958年は六白金星中宮年、2018年は九紫火星中宮年なので、まったく同じではありませんが。

少なくとも60干支を見る限りでは、高度成長時代と同じサイクルに入っていますから、相剋の少ない時代に入っていることは間違いありません。

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