81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:七赤金星
月命星:九紫火星
傾斜宮:三碧木星
という組合せの人物は、2021年5月9日現在、43人となります。
この星回りの43人について調べてみました。
7-9-3の人物とは?
七赤金星、九紫火星、三碧木星を持ち、行動の七赤金星と、理性の九紫火星は、火剋金(火は金を溶かす)という相剋の関係です。
直感的なひらめきを、理性的に考えて計画できるのですが、その考えがうまく行動にならないタイプです。
誕生月は、10月初旬から11月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、てんびん座・蠍座が含まれます。
七赤金星は精錬された金属であり、お金です。
七赤金星はカンがよく、物事を斜め上から見て批判する能力を備えています。
また自己顕示欲が強く、弁がたつので、周囲に与える影響力も大きいのですが、実行力に欠け、不満を抱えやすい傾向があります。
九紫火星は、メラメラと燃える火であり、太陽です。
美的センスにすぐれ、ひらめきもあり、表現力も豊かなのですが、自己本位になりやすく、対応意識を燃やして対立したり、秘密をばらしてしまうことも。
「声あって姿なし」ともいわれる三碧木星は、高い言語能力、声質の良さ、歌がうまいといった性質を持っています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
7-9-3の人物は、誰よりも早くアイデアを実現させたいという気持ちが強いのですが、一過性のものになりやすい傾向があります。
生まれた曜日は?
■金曜生まれが多い
7-9-3の人物は、金曜生まれが多いようです。
金曜生まれには、ジェームズ2世、平沼騏一郎、ノーベル物理学賞を受賞したウィリアム・ダニエル・フィリップス、ノーベル化学賞を受賞したイヴ・ショーヴァン、ノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンター、野坂昭如さん、フィギュアスケートのジョーダン・ドッズ選手がいます。
シリアルキラーのペドロ・ロペスも金曜生まれです。
十干は?
■乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・己(つちのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・己(つちのと)が最も多い結果となりました。
七赤金星は、十干では庚(かのえ)・辛(かのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):10人
火の性(丙・丁):12人
土の性(戊・己):11人
金の性(庚・辛):4人
水の性(壬・癸):6人
7-9-3では、火の性が最も多く、金の性が最も少なくなりました。
火の性は、理性の九紫火星を強化しますから、よく考えて行動できる人が成功しやすいと言えそうです。
十二支は?
本命星が七赤金星となるのは、子年、卯年、午年、酉年だけです。
■卯年生まれが多い
卯年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):卯年
火の性(丙・丁):午年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):酉年
水の性(壬・癸):子年
という対応になります。
卯は陰木で、草木が土の表面に芽を出した状態を表し、木の性に属しています。
木の性は、直感の三碧木星を強化し、理性の九紫火星にエネルギーを与える役割となっています。
7-9-3の場合、七赤金星の自己顕示欲をコントロールできるかどうかが、人生の分かれ道となっていそうです。
卯年生まれには、平沼騏一郎、イギリス首相のウィリアム・グレンヴィル、アメリカ大統領のジェームズ・ポーク、ノーベル物理学賞と化学賞を受賞したマリ・キュリー、ノーベル生理学・医学賞を受賞したジョージ・ウェルズ・ビードル、コンラート・ローレンツ、リーランド・ハートウェル、数学と物理学に貢献したニコラウス1世・ベルヌーイとヤコブ2世・ベルヌーイ、ヴァイオリニストの岡田鉄平さん、正岡子規、漫画家の矢口高雄さん、水野英子さん、東村アキコさん、椎名軽穂さん、明治初期に日本各地を旅行したイザベラ・バード、オムロンの立石義雄さんがいます。
また、二・二六事件の中心人物の一人である野中四郎も卯年生まれです。
宿曜占星術では?
■觜宿が多い
27の本命宿のうち、婁宿・軫宿・氐宿生まれが多い結果となりました。
婁宿は、生まれつきのタレント性があり、自然に人の心をつかむ才能に恵まれている本命宿。
軫宿は、完全主義で、芸能人なら鬼気迫る演技を追求するような本命宿。
氐宿は、親分肌で部下を統率する能力にすぐれた本命宿です。
いっぽう、亢宿、箕宿、室宿、觜宿、井宿、鬼宿、張宿、翼宿の生まれは、7-3-9にはいませんでした。
なかでも、箕宿、室宿、張宿は、猛悪宿に属しています。
猛悪宿生まれの人は、業が深く、不器用なために、人と足並みをそろえることができず、世間をはみ出す傾向があります。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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