81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:八白土星
月命星:一白水星
傾斜宮:三碧木星
という組合せの人物は、2021年3月1日現在、80人となります。
この星回りの80人について調べてみました。
8-1-3の人物とは?
八白土星、一白水星、三碧木星を持ち、行動の八白土星が、理性の一白水星を土剋水(土は水をせき止める)という相剋の関係です。
行動しては後悔するということを繰り返しますが、理性的に分析して、同じ失敗はしないように努力するタイプといえます。
誕生月は、3月初旬から4月初旬生まれ、12月初旬から1月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、魚座・牡羊座、射手座・山羊座が含まれます。
八白土星は高い山であり、自分のプライドのために努力します。
冷静沈着で意志堅固であり、自己の世界に他人が入ることを良しとしません。
社交的ではありませんが、努力を積み重ねることで人生を切り開いていきます。
一白水星は水であり、岩を穿つように忍耐強く、企画力や創造力にすぐれていますが、秘密主義。
表面的には、誰とでも仲良くなれるように見えて、実は心は開かないというタイプです。
三碧木星は雷、音、震動をあらわしており、言語能力、声質の良さ、歌のうまさといった性質をそなえています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
8-1-3の場合、自らの行動によって心が傷つきやすいのですが、それを持ち前の忍耐力や分析力によって乗り越えていくような人物といえます。
生まれた曜日は?
■月曜・火曜生まれが多い
8-1-3の人物は、月曜・火曜生まれの人が多いようです。
月曜生まれには、唐の昭宗李敏、六条天皇(第79代天皇)、ノーベル生理学・医学賞を受賞したエドワード・ドナル・トーマスとデビッド・ボルティモア、ノーベル物理学賞を受賞したアルベール・フェール、ノーベル化学賞を受賞したピーター・デバイとトーマス・チェック、ノーベル文学賞を受賞したパウル・フォン・ハイゼとナギーブ・マフフーズ、ノーベル平和賞を受賞したアルフォンソ・ガルシア・ロブレス、ヴァイオリニストのラインホルト・バルヒェットとクレール・ベルナール、漫画家のこしたてつひろさんと古舘春一さん、そして高橋文哉さんがいます。
火曜生まれには、 東條英機、毛沢東、フィールズ賞を受賞したアラン・コンヌ、ハル・ヴァリアン、ピアニストのフランツ・ホレチェク、三遊亭金馬 (4代目)、桂小文治 (2代目)、漫画家の安彦良和さん、騎手の後藤浩輝さん、ビリー・アイリッシュ、尾美としのりさん、本木雅弘さん、香川 照之さん、鈴木亮平さん、渋江譲二さんがいます。
十干は?
■丁(ひのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、丁(ひのと)が最も多い結果となりました。
八白土星は、十干では戊(つちのえ)・己(つちのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):20人
火の性(丙・丁):25人
土の性(戊・己):8人
金の性(庚・辛):13人
水の性(壬・癸):14人
丁(ひのと)は、灯火の陰火をあらわし、九紫火星にあたります。
8-1-3の場合、「まず行動ありき」なのですが、その行動に対してエネルギーを与えるのが、火の性となります。
九紫火星は、芸術的なセンスとひらめきの星なので、第六感が働くのではないでしょうか。
十二支は?
本命星が八白土星となるのは、寅年、巳年、申年、亥年だけです。
■亥年生まれが多い
亥年生まれが多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):寅年
火の性(丙・丁):巳年
土の性(戊・己):なし
金の性(庚・辛):申年
水の性(壬・癸):亥年
という対応になります。
亥は陰水で、草木の種子が土中にあり、陽春を待つ様相を示し、萌芽を待つことをあらわします。
十干では、九紫火星からエネルギーを得ていましたが、十二支では、傷つきやすい理性をサポートする水の性が多いということのようです。
宿曜占星術では?
■鬼宿が多い
27の本命宿のうち、鬼宿生まれが多い結果となりました。
鬼宿は、異能の人物があらわれ、イノベーションを起こす本命宿です。
空想力が豊かで好奇心が旺盛で、何事においても人より先んじることを好みます。
昴宿、参宿生まれは、8-1-3にはいませんでした。
昴宿は、見た目と内面にギャップがある、二面性を持った本命宿であり、知恵で勝負していきます。
参宿は、古い因習や伝統などは平気で壊し、踏みにじっていく「革新」の本命宿。
8-1-3の人物は、どちらかといえば閉鎖的な人間関係なので、昴宿や参宿のような本命宿とは、あまり相性が良くないのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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