81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:九紫火星
月命星:一白水星
傾斜宮:四緑木星
という組合せの人物は、2021年3月2日現在、48人となります。
この星回りの48人について調べてみました。
9-1-4の人物とは?
九紫火星、一白水星、四緑木星を持ち、理性の一白水星と、行動の九紫火星とは、水剋火(水は火を消す)という相剋の関係です。
しかし、理性の一白水星から、本能・直感の四緑木星へ、そして行動の九星火星へとエネルギーが流れる相生でもあります。
気持ちがしっかりと決まってから行動に移すような、慎重なタイプです
誕生月は、6月初旬から7月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、双子座・蟹座が含まれます。
九紫火星は、メラメラと燃える火であり、太陽です。
美的センスにすぐれ、ひらめきもあり、表現力も豊かなので、自らのセンスやアイデアによって人生を切り開きます。
しかし、自己本位になりやすく、対応意識を燃やして対立したり、秘密をばらしてしまうことも。
一白水星は水であり、岩を穿つように忍耐強く、企画力や創造力にすぐれていますが、秘密主義。
表面的には、誰とでも仲良くなれるように見えて、実は心は開かないというタイプ。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力と、信用を勝ち得る性質によって人生を切り開いていきます。
柔和で義侠心に熱く、人のために尽くしますが、根が善良なので、相手を信用しすぎて警戒せずに失敗することも。
また、ときに交渉事に手腕を発揮し、強気のネゴシエーターに豹変することもあります。
9-1-4の場合、自らの考えを実行する前に、密かに周囲の反応をみるような性質を持っています。
行動に移すときには、成功を確信しているような人物と言えるでしょう。
生まれた曜日は?
■金曜生まれが多い
9-1-4の人物は、金曜生まれの人が多いようです。
金曜生まれには、ノーベル生理学・医学賞を受賞したロビン・ウォレン、ノーベル物理学賞を受賞したヘーラルト・トホーフト、フィールズ賞を受賞したデヴィッド・マンフォード、小渕恵三元首相、前アメリカ大統領のドナルド・トランプ、イギリス首相のボリス・ジョンソン、ピアニストのニコライ・デミジェンコ、ヴァイオリニストの栗原幸信さん、明石家さんまさんがいます。
また、オウム事件の広瀬健一死刑囚も9-1-4です。
十干は?
■壬(みずのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、壬(みずのえ)が最も多い結果となりました。
九紫火星は、十干では丙(ひのえ)・丁(ひのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):8人
火の性(丙・丁):13人
土の性(戊・己):3人
金の性(庚・辛):8人
水の性(壬・癸):15人
壬(みずのえ)は、大河や海の陽水をあらわし、種子が地面に落ちて、春を待つ状態です。
一白水星にあたります。
9-1-4の場合、理性の一白水星がエネルギーの起点となっていますから、水の性を強化することによって、施策力を増強している人物が多く、また成功しやすいということなのかもしれません。
また、行動の九紫火星を強化する火の性も多いため、ライバル心とともに、華やかな表現力も武器になっているようです。
十二支は?
本命星が九紫火星となるのは、丑年、辰年、未年、戌年だけです。
■戌年生まれが多い
戌年が多い結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):なし
火の性(丙・丁):なし
土の性(戊・己):丑年、辰年、未年、戌年
金の性(庚・辛):なし
水の性(壬・癸):なし
という対応になります。
9-1-4には、土の性は含まれていませんが、九紫火星生まれの根本には、まじめで勤勉な土の性の性質が隠れていることを示しています。
戌は陽土で、葉が落ち始める状態です。
戌年生まれには、頑固、気位が高い、人からのアドバイスを受け入れない、高望みという性質がありますから、このような性質があってこそ、9-1-4の良さが生きてくるということかもしれません。
壬(みずのえ)・戌年の9-1-4には、孫権、イギリスのウィリアム (ケンブリッジ公)王子、ピアニストのラン・ラン、[Alexandros]の川上洋平さん、椿隆之さんがいます。
宿曜占星術では?
■鬼宿が多い
27の本命宿のうち、鬼宿生まれが多い結果となりました。
鬼宿は、空想力が豊かで好奇心が旺盛で、何事においても人より先んじることを好み、働き者で努力家です。
また、鬼宿生まれには異能の人物があらわれ、イノベーションを起こすこともあります。
氐宿、奎宿、昴宿は、9-1-4にはいませんでした。
氐宿と昴宿は、剛柔宿に属しています。
剛柔宿は、見た目と本性とが異なっており、独自の価値観で行動する人が多い宿とされています。
また、人物、物事、食べ物の好き嫌いが強いので、9-1-4の人物がもつ周囲をうかがう資質とは相性が悪いのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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