81通りの本命星・月命星・傾斜宮の組合せごとに調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
著名人や芸能人などを中心に、データをまとめていますので、偏りがあることは前提となりますが、それでも本命星・月命星・傾斜宮の組合せによって、運気・運勢の強弱があるのではないか?という疑問から、このリサーチをはじめました。
そこで、直近のデータをもとに、九星気学の81通りの組合せ別に、生まれた曜日、十干・十二支、宿曜占星術における本命星について調べてみました。
本命星:九紫火星
月命星:三碧木星
傾斜宮:二黒土星
という組合せの人物は、2021年3月7日現在、88人となります。
この星回りの88人について調べてみました。
9-3-2の人物とは?
九紫火星、三碧木星、二黒土星を持ち、行動の九紫火星から、本能・直感の二黒土星へと、エネルギーが流れる関係です。
しかも、理性の三碧木星から、行動の九紫火星へ、そして本能・直感の二黒土星へとエネルギーが流れる相生でもあります。
この星回りは、人に先んじようとして考え、行動します。
誕生月は、4月初旬から5月初旬、1月初旬から2月初旬生まれとなります。
西洋占星術では、牡羊座・牡牛座、山羊座・みずがめ座が含まれます。
九紫火星は、メラメラと燃える火であり、太陽です。
美的センスにすぐれ、ひらめきもあり、表現力も豊かなので、自らのセンスやアイデアによって人生を切り開きます。
しかし、自己本位になりやすく、対応意識を燃やして対立したり、秘密をばらしてしまうことも。
三碧木星は雷、音、震動をあらわしており、言語能力、声質の良さ、歌のうまさといった性質をそなえています。
しかし、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあるため、軽挙妄動の人でもあるのです。
二黒土星は畑の土であり、万物を育て、母のような慈しみをもっていますが、女性の星なのでおしゃべりであり、基本的には受け身です。
まじめで勤勉な態度と行動で、人々をサポートすることによって輝きます。
9-3-2の場合、開拓精神あふれ、考えるよりも行動することを優先します。
表現力にすぐれ、トーク力もあるので、人前でのプレゼンテーションは上手なタイプでしょう。
生まれた曜日は?
■水曜生まれが多い
9-3-2の人物は、水曜生まれの人が多いようです。
最も少なかったのは日曜生まれです。
日曜生まれには、清の同治帝、中岡慎太郎、ヴァイオリニストのエドゥアルト・レメーニとブロニスワフ・ギンペル、庄司紗矢香さん、フィギュアスケートの坂本花織選手、加山雄三さん、ボビー・オロゴンさん、吉田羊さんがいます。
十干は?
■戊(つちのえ)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
十干では、戊(つちのえ)が最も多い結果となりました。
九紫火星は、十干では丙(ひのえ)・丁(ひのと)にあたります。
十干を五行に置き換えて整理すると、以下の通りとなります。
木の性(甲・乙):17人
火の性(丙・丁):18人
土の性(戊・己):17人
金の性(庚・辛):20人
水の性(壬・癸):16人
戊(つちのえ)は、岩山の陽土をあらわし、八白土星にあたります。
9-3-2の場合、先走る傾向があるため、戊(つちのえ)は、まじめで勤勉な二黒土星を強化するのではないでしょうか。
また、金の性(庚・辛)が20人と最も多くなっていますが、これは、理想の追求や、結果を求める力となり、先走りやすい9-3-2の人物が、目的意識を高めることに役立っているように思われます。
十二支は?
本命星が九紫火星となるのは、丑年、辰年、未年、戌年だけです。
■丑生まれが多い
丑年が最も多く、未年が少ない結果となりました。
十二支を五行に置き換えると、
木の性(甲・乙):なし
火の性(丙・丁):なし
土の性(戊・己):丑年、辰年、未年、戌年
金の性(庚・辛):なし
水の性(壬・癸):なし
という対応になります。
丑は陰土で、寒気が終わり春を待つ状態を表しています。
また、未は陰土で、果実が成熟していく状態であり、草木の実も熟して、滋味が加わるときです。
丑年生まれには、昭和天皇(第124代天皇)、薩摩治郎八、ロマン・ロラン、ノーベル物理学賞を受賞した赤崎勇、ノーベル化学賞を受賞したトマス・リンダール、ノーベル経済学賞を受賞したサイモン・クズネッツ、ノーベル平和賞を受賞したアルバ・ライマル・ミュルダールとナータン・セーデルブロム、元首相の細川護煕さん、イギリス元首相のロバート・ガスコイン=セシル、旧ソ連書記長のゲオルギー・マレンコフ、経済学者のオスカー・モルゲンシュテルン、ヴァイオリニストのエドゥアルト・レメーニと吉田恭子さん、漫画家の石ノ森章太郎、松本零士さん、すずき大和さん、花沢健吾さん、漆原友紀さん、芦原妃名子さん、篠原健太さん。
作家の佐木隆三さん、柳家さん吉さん、加山雄三さん、宮沢りえさん、ボビー・オロゴンさん、吉田羊さんがいます。
宿曜占星術では?
■翼宿が多い
27の本命宿のうち、翼宿生まれが多い結果となりました。
翼宿は、典型的な唯我独尊タイプが多い本命宿であり、完全主義者が多く、人柄は温厚で、話し方も穏やかですが、頑固でプライドが高い本命宿です。
しかし、昴宿生まれはいませんでした。
昴宿は、見た目と内面にギャップがある、二面性を持った本命宿です。
古来より、最高の星とされていますが、外見を気にし、見栄を張り、慎重さに欠け、軽々しくはしゃぎすぎるところもあります。
9-3-2の先走りやすい性質を、昴宿はさらに助長してしまうのかもしれません。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
↓