NHK朝ドラ「まんぷく」のモデルは日清食品の創業者
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
今日からNHKの朝ドラ「まんぷく」がはじまりましたね。
「まんぷく」のモデルは、日清食品創業者の安藤百福さんと、奥様の仁子さん。
奥様の仁子さんの記録はほとんど残っていないようなので、これからどんなふうに進んでいくのか、ドラマの進行が楽しみです。
今回は、世界の食卓を変えたと評しても良いと思う、安藤百福さんがどんな運気の持ち主だったのか、調べてみました。
台湾出身、日本に帰化した安藤百福さん
■安藤百福(6・19・6・13)総格44画
安藤百福さんは、1910年3月5日生まれ。
日本統治時代の台湾の出身です。
1966年(昭和41年)に日本国籍を取得しています。
帰化する前のお名前は、呉百福(7・6・13)で総画26画です。
大変まじめで勤勉、そして知識の探求や研究に熱心だったことがわかります。
チキンラーメンを開発したのが1958年ですから、呉百福さん時代があったからこそ、日清食品の礎が形作られたのだと思います。
安藤百福さんのお名前になってからは、創造力や表現力に優れた社長になりました。
勉強や研究を通じて、自分の目標を達成するという性格は呉百福さん時代と似通っていますが、安藤百福さんになって、カリスマ性が加わっています。
カップヌードルは、安藤百福さんになって5年目の1971年に発売されていますが、呉百福さんのお名前のままでは、ここまで成功しなかった可能性があります。
■九星気学でみる安藤百福さん
安藤百福さんは、1910年3月5日生まれ。
本命星(行動):九紫火星
月命星(こころ):五黄土星
傾斜宮(隠れた性格):九紫火星
エネルギーにあふれた、強い意志の持ち主です。
行動力があり、自分の信念には強いこだわりがあったと思われます。
言動に迷いがありませんし、なにより、周囲の人々を巻き込むエネルギーがあります。
その一方で、そのエネルギーが空回りすることも経験なさっているのではないでしょうか。
安藤百福さんは、1932年に台湾で「東洋莫大小(メリヤス)」という会社を設立しています。
この年の年盤は、五黄土星中宮、九紫火星は南にあります。
翌年の1933年には、大阪に「日東商会」を設立しますが、この年の年盤は四緑木星中宮、九紫火星は北にありますから、体調は良くなかった可能性があります。
ただし、台湾から見て北東にあたる大阪の方位には七赤金星が位置していましたので、ビジネスには良い方位です。
事実、ウィキペディアによると、大阪に会社を設立後は、事業を拡大しています。
1948年には、のちの日清食品となる中交総社を設立しますが、同年12月には、GHQから脱税容疑をかけられ、重労働の刑に処せられます。
1948年12月の年盤、月盤は、どちらも七赤金星中宮で、九紫火星は五黄土星の反対側にあり、暗剣殺でした。
暗剣殺で不動産を没収される
七赤金星はお金、安藤百福さんの本命星の九紫火星は西にあって暗剣殺ですから、お金関係で、周囲から足を引っ張られ、運気がさがるという暗示です。
このときの脱税は、地元の若者を雇い、彼らに「奨学金」として現金を支給していたが、奨学金は所得であり源泉徴収して納税すべきという嫌疑をかけられたものです。
GHQから見せしめにされたため、法的に解決しようとしましたが、結局はGHQとの取引により開放される道を選択しました。
しかし、安藤百福さんが個人名義で所有していた不動産は全て没収されてしまいます。
こういうタイミングでは、目立っては行けないということを、安藤百福さんの経歴から気付かされます。
得意の絶頂で大失敗!
チキンラーメンの開発が完了したとされる1958年は、六白金星中宮、九紫火星は北東にあり変化変動、月命星の五黄土星は歳破を帯びていますが、東南にあって意気揚々という状態です。
カップヌードルが発売された1971年は、二黒土星中宮、九紫火星は東にあり、これまでの努力がみのり、ますます栄えていくことが見て取れます。
しかし、1974年に発売したカップライスは失敗に終わっています。
食糧庁から相談されたことがきっかけで開発したということですから、九紫火星が東南、または中宮にあるときにはじまっていると思われます。
1972年には東証一部に上場し、安藤百福さんが得意の絶頂であったときのことですから、順風満帆に思えるときほど、足元を見直す用心深さが必要であることを、カップライスの失敗は、わたしたちに教えてくれます。
■宿曜占星術でみる安藤百福さん
安藤百福さんは、宿曜占星術では斗宿です。
1足が弓宮、3足が磨竭宮に属する安重宿です。
弓宮は計画性、磨竭宮はもめごとに異能を発揮するという宮です。
斗宿さんは、平素は温和ですが、粘り強く挑みかかる宿でもあります。
経済人が多く輩出しているのも斗宿さんの特徴で、松下幸之助、小佐野賢治、鮎川義介といった人たちが斗宿さんです。
また数学者の広中平祐、作家の横溝正史、村上龍といった人たちもいます。
斗宿さんは、幼少時から青年期において、つらい思いをすることがありますが、そんなことに音をあげることがありません。
生まれながらの強運が備わっていますが、思いがけない陥穽も多く降りかかるという波乱含みの人生を送ります。
安藤百福さんの経歴を見ると、たしかに、多くのトラブルに見舞われていることがわかります。
ちなみに、斗宿さんにとって、今年は「栄」の年です。
1981年引退後の安藤百福さん
1981年に、安藤百福さんは、第一線を離れます。
1981年は、姓名占いではリセット、宿曜占星術では「衰」でしたが、九星気学では九紫火星は東南にあり、まだまだ元気という状態でした。
社長の座を譲ってはみたものの、口を出さずにはいられないという気持ちがつよかったのでしょう。
1983年には、社長に復帰しています。
1983年は、安藤百福さんにとって悩み(姓名占い)、宿曜占星術では「命」、九星気学では八白土星中宮にあり、相続や後継者を示しています。
1985年6月に、ふたたび社長から会長に退きますが、この年は障害(姓名占い)、宿曜占星術では「友」、九星気学では六白金星中宮で、社長や高貴な人を表し、九紫火星は変化変動でしたから、1981年よりは、1985年のほうが引退にはふさわしいタイミングであったといえるでしょう。
1999年インスタントラーメン発明記念館を建設
安藤百福さんにとって、姓名占いでは最高の年であった1999年に、インスタントラーメン発明記念館(安藤百福発明記念館 大阪池田)を建設しています。
オリジナルのカップヌードルを作ることができるため、最近のオリジナルパッケージ製品人気のはしりともいえる場所です。
2006年には、タイム誌のアジア版11月13日号のアジア版60周年記念特集「60年間のアジアの英雄」において、アジアの英雄の一人に選ばれています。
世界の食を変えた偉人にしては、アジアの英雄の一人に選ばれるのが大変遅かったのではないでしょうか。
2006年11月13日は、年盤は三碧木星中宮で、九紫火星は後厄ですから必ずしも良くないのでが、月盤は五黄土星中宮、九紫火星は南にあり評価、日盤は九紫火星中宮でした。
安藤百福さんが、アジアの英雄に選ばれるのも不思議ではない九星盤です。
生涯現役の安藤百福さん
2007年1月5日に亡くなる前日まで、会社に顔を出していたという安藤百福さん。
生涯現役を貫いた実業家でした。
安藤百福さんの人生、経歴を見ていくと、九星気学との相性が良いようでした。
NHK朝ドラ「まんぷく」のヒットをお祈りしています。
もちろん、生方は毎朝観ています。
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