暗殺された162人を調べてみました
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
古くはローマ帝国の皇帝から、現代のラッパーまで、暗殺された人物162人を調べてみました。
Wikipediaによると、暗殺とは、主に政治的、宗教的または実利的な理由により、要人殺害を密かに計画・立案し、不意打ちを狙って実行する殺人行為(謀殺)だそうです。
九星気学でみる暗殺された162人の共通点は?
■本命星は三碧木星が多い
本命星は行動をあらわしていますが、三碧木星が最も多く26人でした。
三碧木星は、高い言語能力と開拓精神にあふれた星です。
そのため、性急にコトを進めたり、また白黒つけたい潔癖症でもあります。
■月命星は四緑木星が多い
月命星は理性、精神をあらわしていて、四緑木星は25人でした。
四緑木星は風であり、どんなところにも入り込む性質を持っています。
相手の心を読み取るようなコミュニケーション能力を持ち、信頼されやすいという性質を持っています。
■傾斜宮は六白金星が多い
傾斜宮は隠れた性格、本能をあらわしていますが、六白金星が26人でした。
六白金星は天であり、理想主義者の星です。
気位が高く、負けず嫌いであり、独立精神が強く、他の追随を許さないようなプライドを持っています。
他人から指図されたり、自分の意志を曲げて人に従うことを嫌います。
九星気学で最も多い組合せは?
暗殺された162人の本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせで、最も多いのは、
3-4-4
3-5-3
6-4-7
7-6-6
の4通りの組み合わせで、それぞれ6人でした。
3-4-4の組み合わせには、坂本龍馬、浅沼稲次郎、イギリス国王のヘンリー6世、ジェームズ1世 (スコットランド王)、ローマ帝国皇帝のカラカラ、イタリア国王のウンベルト1世がいます。
3-5-3の組み合わせには、ロバート・ケネディ、ニューメキシコ準州の初代知事のチャールズ・ベント、朴正煕の妻の陸英修、唐の中宗李顕、林彪、本多延嘉がいます。
6-4-7の組み合わせには、堀田正俊、モルモン教の設立者のジョセフ・スミス・ジュニア、宗教学者のヨアン・ペテル・クリアーノ、ローマ帝国皇帝のヘリオガバルス、フランス王のアンリ4世、旧ソ連の革命家のセルゲイ・キーロフがいます。
7-6-6の組み合わせには、初代グロスター公のトマス・オブ・ウッドストック、カルロ3世 (パルマ公)、マフィア撲滅をすすめたイタリアの裁判官であるパオロ・ボルセリーノ、シャルル・フェルディナン・ダルトワ、伊藤野枝、武藤山治がいます。
次に多かったのが、
2-2-6
8-9-4
の組み合わせで、それぞれ5人でした。
2-2-6の組み合わせには、エイブラハム・リンカーン、ピエール・ルイージ・ファルネーゼ、朴正煕、ピョートル3世、インディラ・ガンディーがいます。
8-9-4の組み合わせには、バチカンの資金管理を行うアンブロシアーノ銀行の頭取だったロベルト・カルヴィ、
ウィレム1世 (オラニエ公)、姉小路公知、大杉栄、オウム真理教によって暗殺された坂本堤弁護士がいます。
ここまで見てきて気付くのは、同じ星を2つ持っている組み合わせが多いということです。
3-4-4
3-5-3
7-6-6
2-2-6
これらの組み合わせの場合、2つ持っている九星の性質が強まると考えられます。
たとえば、3-4-4の場合は、四緑木星の性質が強く出るため、他人を信じやすいのかもしれません。
3-5-3の場合には、三碧木星の白黒つけたい潔癖症の性質が強まるのかもしれません。
今回、暗殺された人物を調べていて、同じ九星を2つ持っている人が多いな、と感じたのですが、何事も「過ぎたるはなお及ばざるが如し」のようです。
十干十二支でみる暗殺された162人の共通点とは?
■甲(きのえ)・丁(ひのと)が多い
十干十二支とは、60年で一周するというものです。
十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。
⇒ 陰陽五行と干支
⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった?
まずは十干では、甲(きのえ)・丁(ひのと)が最も多く、それぞれ21人という結果になりました。
甲(きのえ)は、樹木の陽木をあらわします。
性格としては、
勇敢、直情、感激、発展、仁慈
自分が先頭に立ちたい
プライドが高い
向上心旺盛
肩書や権威に弱い
という傾向が見られます。
甲(きのえ)生まれには、織田信長、足利義教、高橋是清、伊東甲子太郎、広沢真臣、大村益次郎、堀田正俊、池内大学、本多延嘉、大杉栄、渡辺錠太郎、伊藤野枝、ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス(ローマ皇帝)、ジェームズ1世 (スコットランド王)、ウンベルト1世(イタリア国王)、パーヴェル1世(ロシア皇帝)、ロシアの外交官のアンドレイ・カルロフ、劇作家のクリストファー・マーロウ、トマス・オブ・ウッドストック、スウェーデンの外交官のフォルケ・ベルナドッテ、イギリスの政治家のジョー・コックスがいます。
また、丁(ひのと)は、灯火の陰火をあらわします。
性格としては、
高尚、丁寧、知的、温順、外面的
善悪でものごとを判断する
積極性に欠ける
内面は揺れ動いている
義理人情に厚い
という傾向が見られます。
丁(ひのと)生まれには、ジョン・F・ケネディ、インディラ・ガンディー、唐の昭宗李敏、森有礼、相良頼央、千葉邦胤、淵上郁太郎、武藤山治、悪魔の詩訳者殺人事件の被害者である五十嵐一、フランス大統領のマリー・フランソワ・サディ・カルノーとポール・ドゥメール、エリーザベト (オーストリア皇后)、安斗煕、朴正煕、林彪、トマス・ハインドマン、シャルル・フェルディナン・ダルトワ、セルゲイ・アレクサンドロヴィチ、アブド・アルアジズ・ランティシ、テオ・ファン・ゴッホ、XXXテンタシオンがいます。
■戌年・亥年生まれが多い
十二支では、戌年(いぬどし)・亥年(いのししどし)が多い結果となりました。
戌は陽土で、葉が落ち始める状態です。
【注意すべき資質】
頑固、気位が高い、人からのアドバイスを受け入れない、高望み
戌年生まれには、足利義教、松平広忠、堀田正俊、池内大学、中岡慎太郎、渡辺錠太郎、浅沼稲次郎、本多延嘉、安田善次郎、星亨、オウム真理教幹部の村井秀夫、ジェームズ1世 (スコットランド王)、パーヴェル1世(ロシア皇帝)、アンリ1世 (ギーズ公)、ピョートル・ストルイピン、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア、セルゲイ・キーロフ、イツハク・ラビン、アンナ・ポリトコフスカヤ、トマス・ベケットがいます。
亥は陰水で、木は枝だけになり草は枯れる状態です。
【注意すべき資質】
独断専行、酒食、猪突猛進、多方面に秀でる
亥年生まれには、田沼意次、井伊直弼、姉小路公知、五十嵐一、唐の昭宗李敏、フランツ・フェルディナント大公、小アグリッピナ、アンリ3世 (フランス王)、ジャン1世 (ブルゴーニュ公)、ピエール・ルイージ・ファルネーゼ、金玉均、閔妃、張作霖、トマス・ハインドマン、ニザール・ラヤーン、ボリス・ネムツォフ、ジャン=ポール・マラー、アブド・アルアジズ・ランティシ、2パック、金正男がいます。
■甲午(きのえうま)・丁巳(ひのとみ)が多い
十干十二支の組み合わせでみると、甲午(きのえうま)・丁巳(ひのとみ)が、それぞれ8人で、最も多い結果となりました。
甲午(きのえうま)生まれには、織田信長、伊東甲子太郎、広沢真臣、伊藤野枝、アンドレイ・カルロフ、ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス、トマス・オブ・ウッドストック、フォルケ・ベルナドッテがいます。
丁巳(ひのとみ)生まれには、ジョン・F・ケネディ、安斗煕、朴正煕、インディラ・ガンディー、相良頼央、千葉邦胤、ポール・ドゥメール、セルゲイ・アレクサンドロヴィチがいます。
暗殺の歴史のなかで、よく知られた織田信長やジョン・F・ケネディが含まれているのは、とても興味深い結果です。
暗殺された162人の共通点は?
■危宿・斗宿が多い
27の本命宿のうち、危宿・斗宿が多い結果となりました。
危宿は、理性よりも感性の本命宿で、短気で軽率なところもあり、何事も即決即断で処理しがちです。
危宿生まれには、千葉邦胤、広沢真臣、石井紘基、大杉栄、アレッサンドロ・デ・メディチ、ニザール・ラヤーン、小アグリッピナ、ウィリアム・マッキンリー(アメリカ大統領)、ジョン・レノン、ロベルト・カルヴィがいます。
斗宿は、欲しいものは手に入れるパワーを備えているカリスマの本命宿ですが、お世辞を言ったり、政治力を弄したりする世渡り術は得意ではありません。
斗宿生まれには、唐の昭宗李敏、マリー・フランソワ・サディ・カルノー、ピエール・ルイージ・ファルネーゼ、林彪、セルゲイ・キーロフ、シャルル・フェルディナン・ダルトワ、セルゲイ・アレクサンドロヴィチ、世良修蔵、伊藤野枝、金九がいます。
宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。
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