こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
日本には、言葉にすると魂が宿るという言霊信仰があります。
そのためか、「悪い未来を予想しない」とか「問題点を詳しく検討しない」という人が少なからず存在します。
しかし、「言葉は呪いになる」というのは事実です。
心理学や脳科学の研究では、ネガティブな言葉を聞き続けると、病気になったり、脳が萎縮したりすることがわかっています。
つまり、言葉は呪いの一種なのです。
たとえば「あだ名」や「キャッチフレーズ」も呪いの一種といえます。
それが、良い印象を与えるものであっても、それは呪いなのです。
「健康補助食品」とあれば、その食品には健康にしてくれる効能があるかのように感じ、ときに思い込みます。
広告や宣伝に使用される言葉の多くが、言葉で表しているイメージを大衆に持ってもらうためのものなので、メディアを通じて呪いを振りまき、洗脳していると言いかえることができるかもしれません。
学生のころ、ある先生が、こんなことを言いました。
「ある会社に行って、事務所に『まじめ・勤勉・努力』という言葉