中国史上唯一の女帝・武則天
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
お正月からAmazonプライムビデオで観はじめた『武則天 秘史』。
やっと半分までたどり着きました。
数年前に、同じく武則天を主人公にした『武則天-The Empress-』を観たのですが、中国では武則天の再評価が始まっているようですね。
かつては悪女の代表のように語られてきた武則天ですが、今では、頼りない夫を支え、家族をもりたてた母、そして優れた政治家として武則天が語られているようです。
⇒ 日本の天皇と中国皇帝を九星気学と宿曜占星術で比較すると?
武則天を九星気学で占ってみると?
■武則天(8-2-2)
武則天は、624年2月17日生まれ。
本命星:八白土星
月命星:二黒土星
傾斜宮:二黒土星
武則天は、本命星の八白土星、月命星と傾斜宮の二黒土星は、土の性にすべて属している土の人です。
他人の気持ちがわからない、空気が読めないという性質を持っている場合が多いので、人間関係で悩む人が多いのです。
八白土星は山であり、積み重なった土をあらわします。
そこから、つながりや努力、高い自尊心を意味し、冷静沈着で、自分の信じる道を突き進むという性質となってあらわれます。
人間関係は閉鎖的で、初対面の相手をすぐには信用しません。
また実直さと辛抱強さによって、自らの人生を切り開いていきます。
その場合には、周囲の人の力を利用することが上手であり、後継者となる運勢を持っていると言われます。
ドラマでも武則天は、不屈の意志の持ち主であり、自分の信じることを実行していきます。
さらに二黒土星は、まじめで勤勉であり、補佐的なポジションで成功しやすい資質を持っています。
二黒土星を2つも持っていることから、武則天が勤勉であったことは間違いなさそうです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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武則天の運気を九星気学でみてみると?
■637年 太宗の後宮に入る
637年は四緑木星中宮年で、八白土星は南にあり、前厄です。
前厄のときは陽のあたるときであり、良くも悪くも注目を集めるときです。
八白土星の定位には七赤金星が回座し、慶び事と、金銭の出入りが増える暗示があります。
武則天は、唐の太宗の後宮にはいり、才人となります。
しかし、後に、「唐三代にして、李に代わり武が栄える」という流言が宮廷に流れることとなり、武則天は太宗から遠ざけられるようになります。
■655年 高宗の皇后となる
655年は四緑木星中宮年で、八白土星は南にあり、前厄です。
前厄のときは陽のあたるときであり、良くも悪くも注目を集めるときです。
八白土星の定位には七赤金星が回座し、慶び事と、金銭の出入りが増える暗示があります。
武則天は、太宗の息子である高宗によって再び後宮入りし、すでにいた王皇后と蕭淑妃を廃し、高宗の皇后となります。
武則天にとって、良いことも悪いことも一緒にあらわれる運気のときに、人生の転機を迎えるようです。
■683年 高宗崩御、李顕(中宗)が即位
683年は三碧木星中宮年で、八白土星は北にあり、本厄です。
八白土星の定位には六白金星が回座し、権威や目上の人からのサポートを受ける暗示があります。
武則天の場合は、武則天よりも上位の人はいませんから、目上とは天意でしょうか?
武則天の夫である高宗が崩御すると、李顕(中宗)が即位します。
しかし、中宗の皇后・韋氏が血縁者を要職に登用したことから、これを理由に中宗を廃位とします。
■684年 李旦(睿宗)を新皇帝に擁立
684年は二黒土星中宮年で、八白土星は南西にあり、後厄です。
八白土星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすい暗示があります。
武則天は、中宗を廃位し、その弟の李旦(睿宗)を新皇帝に擁立します。
睿宗は、武則天の傀儡といわれています。
■690年 国号を「周」とし帝位につく
690年は五黄土星中宮年で、八白土星は定位に戻って北東にあり、変化変動です。
武則天は、国号を「周」とあらため、自らを聖神皇帝と称します。
名臣・狄仁傑、姚崇、宋璟など、実力のある者を登用して、治世は安定していきます。
■705年 退位
705年は八白土星中宮年で、花が咲くときです。
八白土星の定位には二黒土星が回座し、庶民や女性、受け身の暗示があります。
武則天は退位し、中宗が復位、国号も唐に戻ります。
その後、しばらくして武則天は死去。
706年に、高宗とともに合葬されました。
武則天の最後が、運気が強いときであったことは、八白土星の晩年運の良さが現れているのかもしれません。
また、若いときは苦しいことが多かった武則天ですが、皇帝としては良き治世を施したことも、好調な運気で最後を締めくくることができたのではないでしょうか。
武則天を宿曜占星術で占ってみると?
■武則天【箕宿】
宿曜占星術では、武則天は箕宿の生まれです。
箕宿は、なぜか困難な場面で、がぜん張り切るという本命宿です。
箕宿さんは六大強宿のひとつであり、良い資質が出てくれば、艱難辛苦のすえに何事も実現させますが、悪い資質が出てしまうと、遊びが過ぎて身を滅ぼすという運勢を持っています。
また、働くことが好きで、死ぬまで働いていたいタイプ。
とくに女性の場合、男性顔負けの能力を発揮し、喜びを感じます。
武則天が、政治家として辣腕を振るったのは、この箕宿の資質によるものかもしれません。
箕宿さんは、家族のために、一生懸命に努力する反面、相手の気持ちをあまり考えず、的外れな親切やおせっかいで迷惑がられることも。
中国の皇帝108人のなかで、箕宿生まれは8人と、最も多い本命宿でもあります。
箕宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「箕宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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また、27の本命宿それぞれの2020年の運気は、以下のブログをお読みになってください。
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