リーマンショックと比較されはじめましたね
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
新型コロナウイルスによる世界同時不況が起こっているようです。
ネットをみていると、リーマンショックのときと比較する人が急増しているようなのです。
リーマンショックは米国発の世界的な不況。
新型コロナウイルスは中国発の不況。
九星気学で比べてみたいと思います。
リーマンショックについて九星気学で占ってみると?
■2008年9月15日 リーマン・ブラザーズ経営破綻
リーマンショックとは、アメリカの投資銀行であるリーマン・ブラザーズが経営破綻したことによって起こった、世界的な金融危機のことです。
リーマン・ブラザーズが破綻したのは2008年9月15日ですが、その直後から、株価が急降下しています。
この日の九星盤をみると、年盤と月盤が同じ一白水星中宮年です。
九星気学で経済を意味する七赤金星は南西にあり、後厄です。
しかし、ここで最も注目すべきは、南に五黄土星があり、北の六白金星が暗剣殺となっていることです。
南北の地軸線が大凶となっているため、何事も流動性が高く、極端な結果となりやすいのです。
また、年盤の五黄土星には歳破がついていますので、2008年は「破れる」という暗示があります。
そして、この不安定な年盤・月盤の五黄土星に、日盤の七赤金星が回座していますので、世界的な金融危機がもたらされるきっかけとなったのもうなづけます。
ちなみに、リーマン・ブラザーズの最後のCEOであったリチャード・セヴェリン・ファルド・ジュニアは、九紫火星生まれです。
九紫火星を中心に、2008年9月15日の九星盤を読むと、最悪の運気だったことがわかります。
はじめに年盤と月盤は同じと書きましたが、五黄土星が位置している南は九紫火星の定位です。
つまり、五黄殺という自滅の暗示があり、それが年盤と月盤が重なることで、一層大きな災いとなって返ってくるという運気です。
しかし、九紫火星は東南にあって運気は旺盛、のはずなのです。
東南は四緑木星の定位で、経済では「伸びる」という意味があるのですが、「進退・不決断」という意味もあって、必ずしも良いことばかりではありません。
もっとも、リチャード・セヴェリン・ファルド・ジュニアは、CEO期間中(1993年から2007年)に5億ドル(約526億円)の給与を得ており、その大半がリーマン・ブラザーズの株式だったそうですが、経営破綻申請直前に、人で保有するリーマン株をすべて売却したそうです。
そういう意味では、九紫火星の運気が旺盛であるのは、個人的には悪くない結果を得たのかもしれません。
■2008年12月 1ドル=80円台に
2008年12月には、1ドル=80円台まで、円は急騰します。
九星盤をみると、年盤の一白水星に月盤の七赤金星が回座しているので、困難な状況に陥る暗示があり、しかもそれは極端になりがちという暗示があります。
また、月盤の二黒土星には月破がついており、年盤の五黄土星の歳破とともに、南に破れが重なっています。
リーマンショックが南米を襲ったことを表しているのかもしれません。
二黒土星は中小企業を意味していますので、中小企業にとっては、とんだ災難に見舞われたということでしょう。
また、六白金星は大企業を意味していますので、年盤で暗剣殺という凶運を帯びていることから、第三者によって災難がもたらされるという運気となっています。
円高によって、日本経済が大きく揺らいだことは確かなようで、有効求人倍率は月を追うごとに急低下していきます。
■2009年3月 日経平均株価は7,054円に
日経平均株価が大底をうったのは2009年3月のこと。
このときの九星盤には、大企業にとって悪い運気であることがあらわれています。
大企業をあらわす六白金星は南西にあって後厄なので、体力的には不安定なときです。
この六白金星に、月盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥り、特に社員にしわ寄せがくるという暗示です。
さらに、月盤の六白金星には月破がついていますから、直接的な破れの影響を受けます。
悲しいことに、月盤の六白金星は年盤の二黒土星に回座しているので、大企業の株価低迷が、中小企業を苦しめ、さらに一般家庭も苦しめるということが九星盤には現れています。
■2009年8月 有効求人倍率0.42倍「派遣切り」
有効求人倍率が低下し、派遣切りという言葉が流行しはじめたのは、2009年8月ごろ。
このときの九星盤をみると、年盤は九紫火星中宮年で、五黄土星が北にあり、四緑木星が暗剣殺なので、南北の地軸線が不安定な状態が2008年から継続していることがわかります。
経済をあらわす七赤金星は東に出て、なんとか持ち直す段階に入っていますが、大企業や公的機関を意味する六白金星には、歳破がついているので、経営面では思い通りにならない暗示があります。
また、年盤の六白金星には月盤の五黄土星が回座しているため、何事も極端になりやすく、自滅的な暗示もあります。
企業経営において、危機的状況であったことは間違いない運気です。
また、中小企業をあらわす二黒土星は、年盤では西にありますが、ここに月盤の一白水星が回座し、困難になる暗示があります。
さらに、月盤では二黒土星は北東(鬼門)にあって、変化変動ですから、倒産が増えたのではないでしょうか。
これ以降、日本は政治が混乱し、2012年12月に安倍晋三内閣が誕生するまで、経済は混迷を極めました。
新型コロナウイルスショックを九星気学で占ってみると?
■2020年2月27日 政府が小中学校臨時休校を要請
政府が、緊急対策として全国の小中学校などに臨時休校を要請した2020年2月27日の九星盤をみてみましょう。
年盤と日盤が同じ七赤金星中宮です。
2020年は七赤金星中宮年なので、経済ニュースが増えるのは当然なのですが、この日の月盤では、七赤金星に八白土星が回座しているので、経済面での変化変動を暗示しています。
また、信用を意味する四緑木星には、月盤の五黄土星が回座し、自滅的な暗示があります。
この頃には、クルーズ船対策が不十分であったことが判明し、厚生労働省には任せておけないというムードが漂っていました。
注意したいのは、年盤の二黒土星に歳破、日盤の二黒土星に日破がついていることです。
さらに、月盤では二黒土星は五黄土星の反対側にあり、暗剣殺です。
つまり、家庭を守る女性や中小企業には、思いがけない災難があるという暗示なのです。
とくに、年盤の二黒土星は2021年2月3日まで、歳破がつづきますので、女性にとって、また中小企業にとっては、とかく良くないことが起こりやすいといえます。
一白水星生まれの安倍晋三首相は、変化変動という厄年の入り口に立っています。
一白水星の定位には三碧木星が回座し、「声あって姿なし」の暗示があるので、安倍晋三首相の打ち出す政策に実が少ないという暗示もあるので、新型コロナウイルス対策に限らず、様々な面で、実効性がともなわない可能性があります。
■2020年3月9日 株価1200円超下落、午前終値1万9473円7銭
2020年3月9日、株価が1200円以上の下落を示し、午前の終値が1万円台に下落しました。
この日の九星盤は、年盤と月盤が同じ七赤金星で、経済面では何があってもおかしくない、急降下・急上昇があるような運気を示しています。
しかし、七赤金星の定位には九紫火星が回座して暗剣殺なので、過去の問題の再発、良いことも悪いことも一気に噴出する暗示があります。
とくに月盤では、西の九紫火星に月破がついているので、問題は破れをともなっており、悪い面ばかりが強調されやすいようです。
日盤の七赤金星は、年盤・月盤の五黄土星に回座しているので、これまた極端なことになりやすい、つまり経済が大きな動きをするという暗示があります。
■2020年4月 さらなる悪化も・・・?
2020年4月の運気を見ておきましょう。
4月になると、新型コロナウイルスはさらに拡大するかもしれません。
これは、年盤の七赤金星に月盤の六白金星が回座しているからです。
六白金星には「下落する、下る」という意味がありますが、一方で「高騰する、頂上に達している」という意味もあります。
中宮に位置しているときは、どちらかと言えば「高騰する、頂上に達している」傾向がみられます。
これは、経済にも同じことが言えるので、下がりすぎた株価、高くなりすぎた円が下がるということもありえますが、さらなる株価の低下、急激な円高が起こることも。
大企業をあらわす六白金星には、月盤の五黄土星が回座していますから、3月以上に苦しい状況に陥る可能性が高いと言えます。
また、4月の月盤では、七赤金星が五黄土星の反対側にあって暗剣殺であり、しかも月破もついているため、経済面ではさらなる悪化が危惧されます。
そして、庶民や中小企業を意味する二黒土星は、年盤では歳破、月盤では本厄なので、良くないことが続くでしょう。
これからどうなるのか、本当に心配が尽きません。
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