九星気学で見る2019年12月の運気
2019年12月は一白水星中宮月になります。
五黄土星は南にあり、暗剣殺は北の方位で、六白金星が位置しています。
12月は南と北の方位が大凶となります。
月破は午の方位(南)になりますので、五黄土星生まれの方は月破となります。
東南の九紫火星には、11月に引き続き、天徳・天道の吉神がついており、南の五黄土星には月徳合、北の六白金星には月徳、北西の二黒土星には生気がついています。
吉方位旅行に、東南、北、北西を選ぶことができる人は、これらの方位がおすすめです。
一白水星は水であり、大地を削りながら流れて、小さな流れが集まって大河となり、最後には大海に流れ込む様を表しています。
このことから、一白水星には艱難辛苦、つまり困難な状況にあっても克服するような強さや、四角い器でも丸い器でも、どんな形にも合わせることのできる柔軟性といった意味があります。
しかし、水は水であり、変わることはありません。
年盤の中宮である八白土星に月盤の一白水星が回座しているので、困難な状況に変化する暗示があり、計画変更も起こりやすいとみます。
易では「水山蹇(すいざんけん)」という卦になります。
「水山蹇」は、四大難卦のひとつで、動きが取れないという意味があります。
寒さのために足がかじかんでうまく歩けない状態をあらわしていますから、無理をすると失敗するという暗示になります。
動けないときは、動けるようになるまでの準備期間であり、結果を得られるまでは時間がかかることを示唆していますので、2019年12月は、何事も焦らず、淡々と状況に合わせた行動が吉運を招くと言えるでしょう。
一白水星の象意
中年の男性
黒白、裏、穴
秘策、奸智、恐慌、落胆、失恋、怨恨
妊娠、色情、復縁、秘密、再生、復活
冷え込む、下がる、つまづく、蹴る
天候
寒冷、寒気、冷気
雨、雪、霜、霧、雲、靄
海水、長雨、大雨、水害、豪雨
場所・建物
裏口、台所、洗面所、トイレ、浴室
寝室、病院、ベッド
湿地、河川、温泉地、井戸
水田、水源地、故郷
事物
帯、紐、伸縮するもの
雑巾、タオル
針、竹
石油、ガソリン
人形、仏像
インク、ペン
人事
僧侶、尼僧
哲学者、作家
アザやほくろのある人、目の不自由な人
漁師、クリーニング業者
泥棒、囚人
飲食
牛乳、魚肉、塩辛
塩、醤油、漬物
飲料水、ジュース類、酒
脂肪分、栄養素
人体・生理
腎臓、脊髄、背中
膀胱、子宮、睾丸、卵巣、尿道
鼻、耳、目
ホクロ、シワ
冷え性
動物
虫や魚類の卵、夜行性動物
カラス、キツネ、ラッコ、豚、しろくま
いか、たこ
植物
寒椿、寒紅梅、藤の花、垂れて開花する花
柊、ヒノキ
水仙、福寿草、蘭、蓮の花、藻、浮草
白菜、白ネギ、大根
【2019年12月】一白水星の運気
一白水星は中宮にあり、花が咲くときです。
親族関係や不動産、相続などに変化の兆しがあります。
中宮のときは吉凶混合運ですから、あまり積極的にならないほうが良い運気です。
また、何気ない一言が無用の敵を作りやすい傾向がありますから、口は災いの元と考え、おしゃべりは控えめに。
吉方位:西
【2019年12月】二黒土星の運気
二黒土星は北西にあり、実をつけるときです。
良くも悪くも注目される暗示があり、あなたの存在が認知・拡散されやすい運気です。
今まで準備してきたことは「調う(ととのう)」でしょう。
易では「地火明夷(ちかみんい)」の卦。
自分の才能を発揮すると妬まれる意がありますから、愚か者をよそおって難を逃れる知恵も必要な運気と言えます。
吉方位:東
【2019年12月】三碧木星の運気
三碧木星は西にあり、収穫のときです。
年盤の三碧木星に月盤の五黄土星が回座していますので、五黄殺(自滅)の影響を受けます。
また「離」の作用が働きやすいので、離職・転職・離婚・家族との別れなどが起こりやすいでしょう。
易では「雷水解(らいすいかい)」の卦。
何事も早め早めに対処することが良いという運気ですが、良いことも悪いことも「解ける」という意味もあります。
吉方位:東南
【2019年12月】四緑木星の運気
四緑木星は北東にあり、変化変動のときです。
暗剣殺の影響を受けるので、第三者から災難がもたらされる暗示があり、事故やケガには要注意です。
目上の人からサポートを受けるかもしれませんが、すんなりとは行かないようです。
易では「風地観(ふうちかん)」の卦。
気持ちが落ち着かず、動揺しやすい運気であり、下降運ですので、積極策は避けましょう。
吉方位:西、東南
【2019年12月】五黄土星の運気
五黄土星は南にあり、前厄で月破がついています。
前厄のときは陽の当たるときであり、注目を集めるようなことが起こりやすいのですが、思わぬ破れ、ほころびが出てくるかもしれません。
人間関係が拡大し、金銭の出入りが増える暗示もありますが、不満・不足・不十分を感じやすいでしょう。
吉方位:東南、北西、東
【2019年12月】六白金星の運気
六白金星は北にあり、本厄、そして暗剣殺です。
突発的な災難に遭いやすいという暗示があります。
また、変化変動の暗示もあるので、物事が動き始め、やる気が刺激されるかもしれません。
易では「天風姤(てんぷうこう)」の卦。
望まないことが起こりやすい意味があり、とくに女性に絡んだ問題が起こりやすい雲気です。
吉方位:北西、東
【2019年12月】七赤金星の運気
七赤金星は南西にあり、後厄、そして年盤の五黄土星のうえに回ってきていますので、自滅の暗示があります。
七赤金星は歳破がついているため、2019年は思い通りにならないという運気です。
注目されますが、良くないことが暴露されたり、契約トラブルが起こりやすいといえます。
吉方位:北西、東
【2019年12月】八白土星の運気
八白土星は東にあり、運気は上昇に転じます。
しかし、物事に水を差すようなことが起こりやすく、それによって困難な状況に陥る暗示があります。
目上の人、とくに親族関係とは争わないこと。
易では「天山遯(てんざんとん)」の卦。
すべてを捨てて逃げるほうが良いという意味があり、一刻の猶予もない、情け容赦のない判断がもとめられる運気です。
吉方位:東南
【2019年12月】九紫火星の運気
九紫火星は東南にあり、運気は旺盛ですが、年盤の七赤金星の歳破の影響を受けるため、思い通りにならないことが起こりそうです。
将来にむけて根を張るような努力をまじめにすると開けてくる運気です。
易では「火沢睽(かたくけい」の卦。
小事には吉の卦ですが、内部では争いがあり、勢力争いも激しいため、新しいことを起こすことは止めたほうが良い運気です。
吉方位:東、西
九星気学でみる2019年12月の運気を動画でご覧になっていただけます↓
九星気学でみる運気の良くない日とは?
九星気学では、日盤を9つの本命星が巡っています。
そのなかで、運気の良くない日は次のような日になります。
1.五黄土星の反対側:暗剣殺の日
開運ブログでは、以前も書いていますが、五黄殺の正面、反対側に本命星があるときは「暗剣殺」という凶運日になります。
暗剣殺は、他人からの影響によって運気が下がります。
2.日破
日破とは、破れのある日のことです。
この日破が、自分の本命星にある日は凶になります。
3.月盤の五黄殺・暗剣殺の方位に同会したとき
2019年12月の月盤は一白水星中宮ですから、五黄殺は南、暗剣殺は北になります。
久しぶりに七曜陵逼が!
12月には、七曜陵逼が起こります。
旧暦の11月1日が斗宿の水曜日であるため、旧暦の11月21日から「七曜陵逼(しちようりょうひつ)」がはじまります。
このように、毎月1日の宿と曜日が、ある特定の組合せのときに「七曜陵逼」が発生します。
「七曜陵逼」とは、特定の「曜」が特定の「宿」を剋して、「曜」が勝ち「宿」が負けたときに災いに至るというものです。
つまり、「曜」が「宿」を凌駕して脅かす状態を指します。
この「七曜陵逼」の期間には、吉凶が逆転するといわれています。
なかでも、この期間中に命宿と胎宿の日がぶつかると、必ず災難にあうとされています。
12月17日~12月25日が七曜陵逼期間
旧暦の11月1日は、新暦の11月27日。
そして七曜陵逼があるのは、新暦の12月17日から25日までとなります。
古来、七曜陵逼の期間中は、月の運行が狂い、地球に重大な厄害を与えると考えられてきました。
また七曜陵逼は不定期に訪れるため、頻繁に起こる年もあれば、数年間起こらないということもあります。
吉凶の逆転とは?
■業宿の日
本来は大吉ですが、何事も成就しない日となります。
いつも以上に、人の役に立つような善行を積むことを心がけが必要になります。
■栄宿の日
この日も本来は大吉ですが、積極的に行動してはならない要注意日になります。
何事も控えめにしたほうが良いという日になります。
■安宿の日
運気が安定する日のはずが、逆転すると運気に波乱が生じるとされています。
■友宿・親宿の日
交流・コミュニケーションに適した日ですが、逆転すると人間関係において問題が発生しやすいとされます。
人から裏切られたり、だまされたりしないように注意すべき日になります。
□衰宿・危宿・壊宿の日
本来は凶の日ですが、逆転して、求める気持ちが通じる日、物事を成し遂げてくれるという吉に尼なります。
ただし、「業に属する壊宿(暗黒の一週間)」の日は、吉日に転じることはありません。
■命宿・胎宿の日
命宿・胎宿の日は、逆転現象の影響をうけません。
つまり、凶のままであり、むしろ凶意が増すと考えられています。
宿曜経では、陵逼によって命宿が剋されたときには命が脅かされ、業宿が剋された時には行動が成就せず、胎宿が剋された時には邪難にあうと警告されているほどです。
宿曜でみる運気の良くない日とは?
宿曜でも、毎日その日の宿があります。
本命宿によって、その宿がどのような意味になるのか異なります。
それは、本命宿にはそれぞれ異なるホロスコープがあり、そのホロスコープが毎日の運気の基本となります。
日の運気を見るためには、ホロスコープにある次の意味を知る必要があります。
「命」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(現在)
「業」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(過去)
「胎」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(未来)
ホロスコープでは、命からはじまる「現在」の9日間、業からはじまる「過去」の9日間、胎からはじまる「未来」の9日間が、順番に巡っています。
1.暗黒の一週間
宿曜では27日でひと回りし、また命からはじまります。
そして、この周期のなかで何をしても凶の意味があるのが、暗黒の一週間です。
暗黒の一週間とは、「業」・栄・衰・安・危・成・壊の7日間を指します。
体力・気力が落ち込み、なかなか思い通りに進みません。
やらなければならない仕事があるのに、少しもはかどらない、または手につかない、という時期にあたります。
この期間は、積極的な行動は避け、自己主張は避け、我を張るような行動は絶対に避けましょう。
「業」は善行を求めているので、無視無欲で過ごすことが大切です。
この暗黒の一週間で、とくに大凶という日は「成」「壊」の日。
つぎに悪いのは「栄」「衰」になります。
2.宿それぞれの意味
命宿の日(凶)
本命星と同じ宿星の日。
この世に生を受けたその日のことです。
- 所持控えめに
- 無私無欲
- 礼儀正しく
- 失礼のない身だしなみを心がけましょう
栄宿の日(大吉)
あらゆることに対して吉運があるとされています。
発展運のある日。
- 前向きに
- 仕事関係は進めてよし
- 新しいことも吉
- 気持ちが盛り上がるおしゃれを心がけましょう
衰宿の日(凶)
本命宿のエネルギーを抑制し、委縮させる日です。
- 体調不良
- 旅行は避ける
- 身の程を知る
- 自らを振り返る
安宿の日(平)
物事を穏やかに安定させる気が働く日です。
- 安定
- 内面の充実させる
- リフレッシュ
- 造築・造園は吉
危宿の日(凶)
本来のエネルギーに力を貸さない、助けない日。
危険なほうへ傾いていく作用が働く日です。
- 好事魔多し
- 取引や交渉は避ける
- 売買は凶
- 怪我に注意
- 旅行は避ける
- 口はわざわいの元
成宿の日(大吉)
物事が達成・成就する日。
地道に努力して生きた人、苦労してきた人が報われる日です。
- 大きな計画を立てると吉
- 交際が一歩すすむ
壊宿の日(凶)
何事も不利な方向に進む日。
万事控えめにすべき日です。
- 悪しき敵を破壊すると吉
- 内なる敵を破壊する
- 予定外の行動は避ける
- 因果応報
- さわらぬ神にたたりなし
友宿の日(吉)
人と人との和合の日。
これまでの人間関係が助けになる日です。
- 交友をひろげる
- 仕事は前向きに
- 行事、結婚式、宴会など人が集まることは吉
- 新しい出会い、新しい恋愛に最高の日
親宿の日(吉)
人間関係に吉の日。
積極的な交友を行う日です。
- 人を大切にする気持ち
- プライベートな関係に目を向ける
業宿の日(大吉)
前世が宿っている日。
現世の災いの因縁となる前世の悪行という意味を含む日です。
- 清めの期間のはじまり
- 善行は悪を成就させない
- 人のために尽くす
胎宿の日(凶)
受胎の日。
誕生まで元気で過ごせるかどうかわからないあやうさを含んだ日です。
- 諸事控えめに
- ムリはしない
- 謙虚にふるまう
- 病気に注意
2019年12月の運気カレンダー
カレンダーの青い部分は、宿曜占星術の暗黒の一週間にあたります。
暗黒の一週間と、九星気学で凶の日が重なるときは、特に注意しましょう。
また、2019年12月は七曜陵逼があるため、12月17日から25日までは、とくに難しい期間となります。
一白水星
二黒土星
三碧木星
四緑木星
五黄土星
六白金星
七赤金星
八白土星
九紫火星
2019年も残すところ、一月あまり。
今年は災害の多い年となりました。
2019年は八白土星中宮年で、変化変動、つまり、あらゆることが大きく動き、人々に変化を求める年でした。
また、2019年は己亥の年なのですが、五行では、己は土、亥は水をあらわします。
そして八白土星は山、積み重なった土を表しているので、今年の災害が山崩れ、洪水など、土と水に関係が深いことに、これらが関係しているのではないかと考えてしまいますね。
2019年12月は、一白水星中宮ですから、天候不順、水害、土砂崩れなど、水に関係の深い災害が起こりやすいという暗示があります。
季節外れの大雪や大雨などで、大きな災害が、三度起こるのかもしれません。
もし起こるとすれば、東京から見て、南または北の方位になるでしょう。
南西には湿地の七赤金星が位置しているので、南西方面も要注意かもしれません。
政治では、「【2019年11月】九星気学と宿曜から見る毎日の運気」の最後に、「一白水星の安倍晋三首相にとって、11月はあまり良くない運気となりますので、政治にも期待できない可能性が高いようです」と書いていたのですが、桜を見る会の騒動が起こり、まさに良くない運気でした。
12月は一白水星が中宮になりますから、安倍晋三首相は吉凶混合運です。
受け身でかわすことができれば、むしろ八方広がりが期待できる運気となるようです。
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