九星気学で見る2020年12月の運気
2020年12月は七赤金星中宮月になります。
今年2回めの年盤と月盤が重なる月となります。
年盤と月盤が重なるときは、良いことも悪いことも2倍・3倍となります。
2020年12月は、月破は午(南)の方位にあり、二黒土星です。
二黒土星には歳破もついていますので、特に注意のときとなります。
五黄土星は東、そして九紫火星は西にあり暗剣殺ですが、これも年盤と重なるので、災難が降りかかるとしたら、大きな災難になりやすいといえます。
七赤金星は、「愉悦」をあらわしており、収穫の喜びも意味しています。
また、精錬された金属であり、七赤金星には経済や金運などの意味もあります。
七赤金星が中宮にあるときは、経済は表面的には順調のように見えて、波乱含み、八方塞がりという暗示があり、全体的に下り気味です。
九紫火星に暗剣殺がついていますが、九紫火星には株券という意味があるため、株式市場の乱高下が起こりやすいといえます。
経済活動は縮小傾向にあるうえに、ふたたび新型コロナウィルス感染拡大の影響もあって、さらに弱まっています。
とくに、庶民や中小企業にとっては、思いがけない破れが生じやすいため、生活苦または経営破綻といった現象に見舞われるのではないでしょうか。
大企業や公的機関は勢いを増してきますが、どちらも変化を求められているため、これまで経験したことのないような方針転換がある可能性があります。
天候では曇天や雨を示しており、西風も七赤金星の象意になります。
月破は西にあり、九紫火星ですから、東京からみて西の方位で、火事・火災、または火山の噴火などの可能性があります。
⇒ 新型コロナウイルス:2020年12月から2021年2月を占ってみると
七赤金星の象意
西、秋、金銭、酒食、口、祝典、結婚式、笑う
不足、不注意、手落ち、取り換える
壊れたところ、欠陥、舗装工事、天井の修理、陰気な場所
散財して喜ぶ、食べ過ぎて身体をこわす、皮肉な言動、遊興中
天候
西風、暴風雨、荒れ模様、降雨、変わりやすい天気、新月、秋風
場所・建物
養鶏場、水商売(飲食店など)、花柳界、貯蔵庫、造船所
沢、くぼ地、沼沢地、低地、溝、断層、石垣、山崩れ、がけ崩れ
湖、水たまり、溜池、井戸、川端、浅い海、渕
事物
金物、刃物、楽器、釣り鐘、鈴
上に凹みのあるもの、頭部のないもの、先のないもの、破損したもの、修理したもの
借金
人事
少女、歌手、芸者、料理屋の女性従業員、不良少女、後妻、妊婦
飲食店主、金融業者、歯科医師、仲介者、セールスマン、宝石商
飲食
鶏肉、鶏がらスープ、親子丼
酒、甘酒、おしるこ、コーヒー、紅茶、牛乳、餅菓子
人体・生理
右肺、口中、歯、咽頭、気管支、口の周り
頭部の故障
動物
ひつじ、サル、ニワトリ、セミ
植物
桔梗、尾花(ススキ)、萩、藤袴、なでしこ、月見草、女郎花
スイカ、しょうが
【2020年12月】一白水星の運気
一白水星は北東にあり、変化変動です。
やる気が出てきて、なにかと先走りがちとなりますが、家族には十分な説明を行い、理解を得られるように努力しましょう。
言葉足らず、または言い過ぎなど、言葉によって災難が降りかかる可能性が高いので、「口は災いのもと」と戒めてください。
吉方位:北、東南
【2020年12月】二黒土星の運気
二黒土星は南にあり前厄、そして月破がついています。
良くも悪くも目立つときであり、それが評判になりやすい運気です。
しかし、自分の思い通りにはならず、期待はずれの結果となりやすいので、調子に乗らないようにしましょう。
吉方位:北西、東南
【2020年12月】三碧木星の運気
三碧木星は北にあり本厄なので、体調不良になりやすく、病気になると長期化します。
三碧木星は、年間を通じて自滅的な運気なのですが、12月はとくにその傾向が強まります。
言葉選びに注意して、墓穴を掘らないようにしましょう。
吉方位:北東、南西
【2020年12月】四緑木星の運気
四緑木星は南西にあり、後厄です。
目上の人、公的機関などからサポートを受けやすい運気なので、将来につながるような話が持ち込まれる可能性があります。
しかし、四緑木星は人を信じやすいので、「うまい話には裏がある」の言葉通り、十分に調査してから行動に移してください。
吉方位:北
【2020年12月】五黄土星の運気
五黄土星は東にあり、運気は上昇に転じます。
人間関係の拡大、慶び事、そして金銭の出入りが増える暗示があります。
一方で、不足や不満を感じやすくなり、それを口に出してしまいがちともなるので、飲食の場で愚痴らないようにしましょう。
吉方位:北西、東南
【2020年12月】六白金星の運気
六白金星は東南にあり、運気は旺盛です。
大きな変化が起こりやすく、人生の転機を迎える可能性が高まります。
良いことも悪いことも起こりやすいので、判断・決断は慎重に。
吉方位:北東
【2020年12月】七赤金星の運気
七赤金星は中宮にあり、花が咲くときです。
文書トラブルや契約トラブルが起こりやすく、とくに株式投資している人にとってはあまり良くないときです。
吉凶混合運で、極端になりやすいため、ジェットコースターに乗っているかのような上下動が起こりやすいといえます。
吉方位:北西、東南、北東
【2020年12月】八白土星の運気
八白土星は西北にあり、実をつけるときです。
しかし、冷えからくる病気にかかりやすく、がんばりどきに寝込んでしまうかも。
八白土星にとって、2020年は困難な状況に陥る運気でしたので、大きなトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
吉方位:なし
【2020年12月】九紫火星の運気
九紫火星は西にあり、収穫のときですが、暗剣殺です。
まじめに向かい合っていても、うまく行かない運気であり、さらに外部から災難がもちこまれます。
突発的なケガ、事故に遭いやすいので、少しでも不安を感じたら、とどまるようにしましょう。
吉方位:北、南西、北西
九星気学でみる2020年12月の運気を動画でご覧になっていただけます↓
九星気学でみる運気の良くない日とは?
九星気学では、日盤を9つの本命星が巡っています。
そのなかで、運気の良くない日は次のような日になります。
1.五黄土星の反対側:暗剣殺の日
開運ブログでは、以前も書いていますが、五黄殺の正面、反対側に本命星があるときは「暗剣殺」という凶運日になります。
暗剣殺は、他人からの影響によって運気が下がります。
2.日破
日破とは、破れのある日のことです。
この日破が、自分の本命星にある日は凶になります。
3.月盤の五黄殺・暗剣殺の方位に同会したとき
2020年12月の月盤は七赤金星中宮ですから、五黄殺は東、暗剣殺は西になります。
ここに自分の本命星が巡ってきたときは要注意です。
12月は七曜陵逼がダブルで来ます
2020年12月は、「七曜陵逼(しちようりょうひつ)」がダブルでやってくるため、12月8日からずっと「七曜陵逼」となります。
「七曜陵逼」とは、特定の「曜」が特定の「宿」を剋して、「曜」が勝ち「宿」が負けたときに災いに至るというものです。
つまり、「曜」が「宿」を凌駕して脅かす状態を指します。
この「七曜陵逼」の期間には、吉凶が逆転するといわれています。
なかでも、この期間中に命宿と胎宿の日がぶつかると、必ず災難にあうとされています。
12月は、旧暦10月1日(11月15日)が日曜の心宿であったので、旧暦10月24日~30日(12月8日~14日)が「七曜陵逼」となります。
さらに、旧暦の11月1日(12月15日)が火曜の斗宿であったので、旧暦11月1日~20日(12月15日~2021年1月3日)が、「七曜陵逼」となるのです。
今日は良い日だと思っても、この期間は運気が逆転していますので、ご注意ください。
「七曜陵逼」によっておこる吉凶の逆転とは?
■業宿の日
本来は大吉ですが、何事も成就しない日となります。
いつも以上に、人の役に立つような善行を積むことを心がけが必要になります。
■栄宿の日
この日も本来は大吉ですが、積極的に行動してはならない要注意日になります。
何事も控えめにしたほうが良いという日になります。
■安宿の日
運気が安定する日のはずが、逆転すると運気に波乱が生じるとされています。
■友宿・親宿の日
交流・コミュニケーションに適した日ですが、逆転すると人間関係において問題が発生しやすいとされます。
人から裏切られたり、だまされたりしないように注意すべき日になります。
□衰宿・危宿・壊宿の日
本来は凶の日ですが、逆転して、求める気持ちが通じる日、物事を成し遂げてくれるという吉日になります。
ただし、「業に属する壊宿(暗黒の一週間)」の日は、吉日に転じることはありません。
■命宿・胎宿の日
命宿・胎宿の日は、逆転現象の影響をうけません。
つまり、凶のままであり、むしろ凶意が増すと考えられています。
宿曜経では、陵逼によって命宿が剋されたときには命が脅かされ、業宿が剋された時には行動が成就せず、胎宿が剋された時には邪難にあうと警告されているほどです。
宿曜でみる運気の良くない日とは?
宿曜でも、毎日その日の宿があります。
本命宿によって、その宿がどのような意味になるのか異なります。
それは、本命宿にはそれぞれ異なるホロスコープがあり、そのホロスコープが毎日の運気の基本となります。
日の運気を見るためには、ホロスコープにある次の意味を知る必要があります。
「命」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(現在)
「業」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(過去)
「胎」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(未来)
ホロスコープでは、命からはじまる「現在」の9日間、業からはじまる「過去」の9日間、胎からはじまる「未来」の9日間が、順番に巡っています。
1.暗黒の一週間
宿曜では27日でひと回りし、また命からはじまります。
そして、この周期のなかで何をしても凶の意味があるのが、暗黒の一週間です。
暗黒の一週間とは、「業」・栄・衰・安・危・成・壊の7日間を指します。
体力・気力が落ち込み、なかなか思い通りに進みません。
やらなければならない仕事があるのに、少しもはかどらない、または手につかない、という時期にあたります。
この期間は、積極的な行動は避け、自己主張は避け、我を張るような行動は絶対に避けましょう。
「業」は善行を求めているので、無私無欲で過ごすことが大切です。
この暗黒の一週間で、とくに大凶という日は「成」「壊」の日。
つぎに悪いのは「栄」「衰」になります。
2.宿それぞれの意味
命宿の日(凶)
本命星と同じ宿星の日。
この世に生を受けたその日のことです。
- 所持控えめに
- 無私無欲
- 礼儀正しく
- 失礼のない身だしなみを心がけましょう
栄宿の日(大吉)
あらゆることに対して吉運があるとされています。
発展運のある日。
- 前向きに
- 仕事関係は進めてよし
- 新しいことも吉
- 気持ちが盛り上がるおしゃれを心がけましょう
衰宿の日(凶)
本命宿のエネルギーを抑制し、委縮させる日です。
- 体調不良
- 旅行は避ける
- 身の程を知る
- 自らを振り返る
安宿の日(平)
物事を穏やかに安定させる気が働く日です。
- 安定
- 内面の充実させる
- リフレッシュ
- 造築・造園は吉
危宿の日(凶)
本来のエネルギーに力を貸さない、助けない日。
危険なほうへ傾いていく作用が働く日です。
- 好事魔多し
- 取引や交渉は避ける
- 売買は凶
- 怪我に注意
- 旅行は避ける
- 口はわざわいの元
成宿の日(大吉)
物事が達成・成就する日。
地道に努力して生きた人、苦労してきた人が報われる日です。
- 大きな計画を立てると吉
- 交際が一歩すすむ
壊宿の日(凶)
何事も不利な方向に進む日。
万事控えめにすべき日です。
- 悪しき敵を破壊すると吉
- 内なる敵を破壊する
- 予定外の行動は避ける
- 因果応報
- さわらぬ神にたたりなし
友宿の日(吉)
人と人との和合の日。
これまでの人間関係が助けになる日です。
- 交友をひろげる
- 仕事は前向きに
- 行事、結婚式、宴会など人が集まることは吉
- 新しい出会い、新しい恋愛に最高の日
親宿の日(吉)
人間関係に吉の日。
積極的な交友を行う日です。
- 人を大切にする気持ち
- プライベートな関係に目を向ける
業宿の日(大吉)
前世が宿っている日。
現世の災いの因縁となる前世の悪行という意味を含む日です。
- 清めの期間のはじまり
- 善行は悪を成就させない
- 人のために尽くす
胎宿の日(凶)
受胎の日。
誕生まで元気で過ごせるかどうかわからないあやうさを含んだ日です。
- 諸事控えめに
- ムリはしない
- 謙虚にふるまう
- 病気に注意
2020年12月の運気カレンダー
カレンダーの青い部分は、宿曜占星術の暗黒の一週間にあたります。
暗黒の一週間と、九星気学で凶の日が重なるときは、特に注意しましょう。
一白水星
二黒土星
三碧木星
四緑木星
五黄土星
六白金星
七赤金星
八白土星
九紫火星
はじめにも書いたとおり、2020年12月は、年盤と月盤が重なるため、極端な上下動が多いときとなります。
とくに経済面では、良いことと悪いことが同時に起こるような運気です。
これは、七赤金星生まれの菅義偉首相にも通じる運気であり、外部要因で苦境に立たされる可能性が高いでしょう。
とくに、隠しておきたいことが表面化するなどして、政治は混乱すると思われます。
新型コロナウイルスは、ふたたび猛威を振るう可能性があるのですが、ワクチン開発に関するニュースが増えてきているので、人々の気持ちは新型コロナウイルスを恐れない方向へ流れていくのかもしれません。
むしろ利益確保、如才ない商売に転換していく可能性さえ、みられるでしょう。
新型コロナウイルスに対する、政府の場当たり的な態度は、「どうせ1~2年で収束する」と考えている政治家や役人が多いことが原因ではないかと思われます。
日本は法治国家なので、すべてが法律に則って運用されます。
短期的な対応は特別措置法でかわし、根本的な法制度には手をつけない、というのが現状のように見受けられます。
これらの、良く言えば楽観的な態度は、政治家や公的機関を象徴する六白金星が、東南に位置していることからも読み取れます。
九星気学では、東南に位置している九星はもっとも勢いがあり、絶頂の手前にあるため楽観的になりやすいのです。
2021年は六白金星中宮年ですから、この傾向はますます強まるでしょう。
しかし、頂点に立つ者はいずれ落ちるので、2021年も新型コロナウイルスの感染に歯止めがかからなければ、政府は、対応を根本的に見直すことになるかもしれません。
もっと読みたい方は 開運ブログへ