幕政改革者は八白土星生まれ
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
録画していた『英雄たちの選択』を観ました。
テーマは、遠山金四郎と天保の改革です。
これを観ていて、天保の改革の実行者である水野忠邦に興味を持って、調べてみたところ八白土星生まれでした。
ついでに寛政の改革を実行した松平定信も調べてみたら、こちらも八白土星生まれです。
さらに、享保の改革を行った徳川吉宗を調べたら、こちらは一白水星でした。
というわけで、久しぶりに歴史に占いを持ち込んでみようと思います。
江戸時代の三大改革推進者の性格を九星気学で占ってみると?
■徳川吉宗(1-8-7)
徳川吉宗は、1684年11月27日生まれ。
本命星:一白水星
月命星:八白土星
傾斜宮:七赤金星
徳川吉宗は、本命星の一白水星と月命星の八白土星は、土剋水(土は水をせき止める)の相剋の関係です。
一白水星は、柔軟性を示していますが、実は秘密主義的であり、簡単に心を開かないタイプ。
思索的で、研究熱心なのですが、人の忠告や意見には従わない強情さがあります。
さらに月命星の八白土星は、冷静沈着で意志堅固なのですが、閉鎖的であり、自分の世界に他人が介入することを嫌いますが、自分の城を守るためには、積極的に人と関わり、目上の力を頼ったり、他人を利用することは上手です。
傾斜宮の七赤金星は、本命星の一白水星と、月命星の八白土星を橋渡ししますが、七赤金星は負けず嫌いで、人から軽視されることをとても嫌います。
実直な努力家ではありますが、実は策士という一面を持っている星回りと言えるでしょう。
■松平定信(8-9-4)
松平定信は、1759年1月25日生まれ。
本命星:八白土星
月命星:九紫火星
傾斜宮:四緑木星
松平定信は、傾斜宮の四緑木星から月命星の九紫火星へ、月命星の九紫火星から本命星の八白土星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
信念が確信になってから行動に移すタイプが多いので、言動において、迷いや悩み、矛盾がありません。
八白土星は、冷静沈着で意志堅固という人が多く、努力家です。
しかし、プライドが高く、人間関係では、内と外がはっきりしているタイプなので、内輪でみせる表情と、初対面の人に見せる表情が異なります。
九紫火星は、美的センスや先進性をあらわしており、新しいことや目立つことなどが好きで、熱しやすく冷めやすいという性質を持っています。
四緑木星は風であり、隅々まで行き渡るようなコミュニケーション能力を示していて、人の心を読むのが早く、話術が上手です。
この星回りは、四緑木星から九紫火星、そして八白土星にむかってエネルギーが流れているので、周囲の人が求めていることをすばやく察知し、それに対する回答をひらめくと、辛抱強く実現に向けて動くタイプと言えるでしょう。
ただし、自分の信じたことは絶対に正しいと考えるあまり、上から目線になりやすい傾向があります。
■水野忠邦(8-6-7)
水野忠邦は、1794年7月19日生まれ。
本命星:八白土星
月命星:六白金星
傾斜宮:七赤金星
水野忠邦は、本命星の八白土星が、月命星の六白金星、傾斜宮の七赤金星にエネルギーを与える相生の関係です。
行動することによって、気持ちが固まり、信念を持つようになるタイプです。
八白土星は積み上がった土であり、努力を意味しており、困難になかにあっても努力し、なんとか達成しようという性質を持っています。
そんな努力家の八白土星のエネルギーが、六白金星の理想主義、七赤金星の現実的な結果へと流れています。
六白金星は天であり、理想主義者が多いのですが、それだけに自尊心も高く、自分自身のミスを容易に認めない傾向があります。
七赤金星は精錬された金属ですが、口が達者で、自己顕示欲が強いという性質を持っています。
運気は旺盛で、努力した結果として、才能が花開き、それに応じた結果も手に入れることができるはずですが、自分の考えに固執しすぎて、失敗することも。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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意志堅固で目的遂行能力が高い八白土星
江戸時代の三大改革を実行した、徳川吉宗・松平定信・水野忠邦の3人に共通しているのが、八白土星です。
八白土星の特徴は、どんなに困難な状況にあっても、一度決めたこと、目標や目的を遂行するためには、信じられないくらい努力することです。
だから改革ができたのでしょうが、問題はその目標や信念が時代にあっているのかどうか、ということかもしれません。
徳川吉宗は、自分以外の人間をうまく使う、登用することができる立場にあり、また、そういう考え方をする人物であったようです。
松平定信は、アイデア豊富であり、人々と連携して事を行うことが嫌ではないタイプ。
どちらかと言えば、広く人々と交流して、実行に移したい傾向があります。
このふたりの改革が、それぞれ30年も続いたのは、改革のために人物を登用した、人の能力を信じた点にあるように感じます。
ところが、水野忠邦は、自分の考えに固執し、それ以外の考えを認めない傾向が強い人物です。
簡単には人を信じないところもあって、コミュニケーション能力が高いようで、実は不平不満が多いタイプ。
天保の改革が2年余りで終わってしまったのは、水野忠邦の性格にも原因があったのではないでしょうか。
江戸時代の三大改革推進者を宿曜占星術で占ってみると?
■徳川吉宗【張宿】
宿曜占星術では、徳川吉宗は張宿の生まれです。
張宿さんは、おしゃべりが巧みで、相手の心をとらえることがうまい人が多く、張宿さんの話し方には独特の味があり、引き込まれます。
また、堂々とした貫禄があり、自分から頭を下げなくても周囲が気を使って、張宿さんのために働いてくれます。
本音がわかりにくいため、心からの友人は多くはありませんが、野心家で、策略を用いてグループを統率しようとします。
張宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「張宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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また、27の本命宿それぞれの2020年の運気は、以下のブログをお読みになってください。
■松平定信【女宿】
宿曜占星術では、松平定信は女宿の生まれです。
女宿は、別名「官僚の星」。
公の仕事につくと、善悪・吉凶を正しく判断して、国を栄えさせると考えられています。
女宿さんは、その場にあわせて行動できる要領の良さがあります。
とくに男性は温厚で、目立たないように上手に処理することができるため、言動には周囲の人を納得させる力があります。
女宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「女宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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■水野忠邦【昴宿】
宿曜占星術では、水野忠邦は昴宿の生まれです。
昴宿さんは恵まれた環境に育つ人が多く、周囲からバックアップされることが多いため、出世街道にのりやすく、成功する人が多いのですが、プライドが高く、高級志向です。
江戸時代なら、身分制度にはうるさいタイプと言えます。
また、正義感の強さ、潔癖な資質が、融通が利かない人にしてしまいがち。
昴宿さんは、敵と味方をはっきりとさせたがり、余計な問題を引き起こすことも。
昴宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「昴宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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リーダーなのか、無理を通す人なのか
宿曜占星術でみていくと、生まれながらのリーダーである張宿の徳川吉宗、官僚としての有能さを発揮する女宿の松平定信に対して、プライドが高くて白黒つけたがる昴宿の水野忠邦という人物像が描き出せそうです。
享保の改革が、徳川幕府の長期化に貢献したという研究があるのは、徳川吉宗が、生まれながらの君主であり、しかも有能であったことが、九星気学・宿曜占星術ともに現れています。
松平定信は、官僚的ですが、民衆を思いやる気持ちを忘れない人だったようです。
水野忠邦は、自分が一番大切なおぼっちゃんという印象が拭えません。
ちなみに、この水野忠邦の天保の改革のときに、遠山金四郎景元が北町奉行として参画していました。
遠山金四郎は、九紫火星生まれで社交的。
感覚的で、先見の明があり、芸術や文芸などに優れたセンスがありますので、当時の町人文化を守ろうとしたのもうなづけます。
さらに、遠山金四郎は柳宿生まれなので、仕事で成功しやすい運勢をもっています。
好運に恵まれやすいうえに、理屈で相手を負かしてしまうような言語能力も持ち合わせています。
遠山金四郎は、水野忠邦より1歳歳上でしたが、器のうえでも一枚上手だったようです。
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