明智小五郎を生んだ江戸川乱歩
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
先日、金田一耕助を生んだ横溝正史について調べてみましたが、今回は明智小五郎を生んだ江戸川乱歩です。
明智小五郎は、金田一耕助にくらべるとスタイリッシュなイメージがあります。
事件が起こる場所も、地方都市の名家ではなくて、都会の上流階級という印象があります。
どちらがよいかは、好みになりますが、江戸川乱歩作品には、独特の暗さがあるように思います。
江戸川乱歩を九星気学で占ってみると?
■江戸川乱歩(7-9-3)
江戸川乱歩は、1894年10月21日生まれ。
本命星:七赤金星
月命星:九紫火星
傾斜宮:三碧木星
江戸川乱歩は、月命星の九紫火星が、本命星の七赤金星を火剋金(火は金属を溶かす)という相剋の関係、さらに本命星の七赤金星が、傾斜宮の三碧木星を金剋木(金属は木を切り倒す)という相克の関係になっています。
このようなタイプは、心にもない態度をとったり、言わなくても良いことをいってしまったりして、自分自身に矛盾を抱えています。
七赤金星は派手好きで目立ちたがり、トーク力がありますが、この性質を、九紫火星の熱しやすく冷めやすい性質が負かしている関係です。
九紫火星は、美的センスがあり、先進的なことに目がいくタイプなので、もっと新しいこと、もっと美しいことにこだわりすぎる傾向がみられます。
また、七赤金星の批判的なものの見方が、三碧木星のおしゃべりな性質を負かしているので、江戸川乱歩という人は、自分の作品にはいつも不満をいだいていたのかもしれません。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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江戸川乱歩の運気を九星気学でみてみると?
■1923年 『二銭銅貨』
■1928年 『陰獣』
■1931年 初の『江戸川乱歩全集』全13巻
1931年は六白金星中宮年で、七赤金星は北西にあり、実をつけるときです。
しかし、五黄土星の反対側にあり、暗剣殺です。
暗剣殺のときは、他動的な破壊性に見舞われるときです。
江戸川乱歩にとって、初の『江戸川乱歩全集』全13巻が刊行されます。
■1936年 『怪人二十面相』シリーズはじまる
■1947年 探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)結成
1947年は八白土星中宮年で、七赤金星は東南にあり、運気は旺盛ですが、歳破が付いています。
江戸川乱歩は、探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)を結成します。
■1961年 紫綬褒章受章
1961年は三碧木星中宮年で、七赤金星は南にあり、前厄です。
前厄のときは陽のあたるときです。
江戸川乱歩は、紫綬褒章を受章します。
■1965年 永眠
1965年は八白土星中宮年で、七赤金星は東南になり、運気は旺盛です。
江戸川乱歩は、クモ膜下出血のために、自宅で亡くなります。
享年70歳。
死後、正五位勲三等瑞宝章を追贈されています。
江戸川乱歩を宿曜占星術で占ってみると?
■江戸川乱歩【張宿】
宿曜占星術では、江戸川乱歩は張宿の生まれです。
張宿は、学問を好み、理論家が多い本命宿です。
豪快で精力的、頼もしい人物ですが、繊細な神経の持ち主でもあるので、江戸川乱歩が何度も休筆したのは、この性質によるものかもしれません。
張宿さんは、盛衰のうねりが大きく、昇るときは一気に駆け上がり、落下するときも大きいという人生を歩みます。
人気作家の東野圭吾さん、『ゲゲゲの鬼太郎』の水木しげるも、張宿の生まれです。
張宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「張宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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また、27の本命宿それぞれの2019年の運気は、以下のブログをお読みになってください。
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