こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。 

映画『キングダム』を観ました。

票の死の間際、信に思いを託すシーンは、観ている人を心を打ったようで、映画館のあちこちから泣いている様子が伺えました。

また、登場人物が役柄にぴったりすぎて、実写版につきものの違和感はまったくありません。

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『キングダム』は、早く続編が観たい！と思う映画です。

映画に触発されて、中国の歴代皇帝を調べてみよう！と思って、皇帝の情報を集めてみました。

生年月日がわかり、九星が割り出せる皇帝だけで108人もいます。

紀元前でも、始皇帝の誕生日が判明しているのですが、さすがに紀元前は計算できず、今回の調査対象には含まれていません。

イギリス国王は39人、日本の天皇は74人に比較しても、中国皇帝の生年月日はきちんと記録されていることがわかります。

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なお、今回、中国皇帝としたのは、始皇帝の秦から清までです。

ただし、五胡十六国時代、五代十国時代の十国、遼、西夏、金、南明は含めていません。

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本命星は行動をあらわしていますが、中国皇帝に多かったのは四緑木星と七赤金星生まれでした。 

しかし、極端に多いわけではありません。

四緑木星生まれが多いのは、日本の天皇にもみられる傾向です。

四緑木星生まれの皇帝は、次の通りです。

清 宣統帝（愛新覚羅溥儀）

清 康熙帝

北宋 寧宗趙拡

北宋 理宗趙昀

北宋 度宗趙禥

元 仁宗アユルバルワダ

明 成化帝

明 隆慶帝

明 泰昌帝

三国時代 魏 曹髦

西晋 恵帝司馬衷

南北朝時代 宋 孝武帝劉駿

南北朝時代 宋 明帝劉彧

南北朝時代 北斉 後主高緯

唐 高宗李治

唐 僖宗李儇

七赤金星生まれの皇帝は、次の通りです。

北宋 神宗趙頊

北宋 光宗趙惇

元 明宗コシラ

明 宣徳帝

明 嘉靖帝

清 雍正帝

清 咸豊帝

南北朝時代 宋 後廃帝劉昱

南北朝時代 梁 元帝蕭繹

南北朝時代 陳 後主陳叔宝

唐 徳宗李适

唐 憲宗李純

唐 武宗李瀍

五代 後漢 高祖劉知遠

五代 後周 太祖郭威

五代 後漢 隠帝劉承祐

四緑木星生まれはネゴシエーターが、七赤金星生まれは自尊心が強い派手好きタイプが多いという傾向があります。

月命星は精神をあらわすのですが、中国皇帝では、五黄土星を持つ皇帝が20人に上りました。

中国という広大なエリアを統治するには、帝王の星である五黄土星の強さは不可欠なのかもしれません。

五黄土星は、ポジティブで物質欲も旺盛です。

月命星に五黄土星を持っている中国皇帝は、次のとおりです。

北宋 徽宗趙佶

北宋 孝宗趙眘

北宋 度宗趙禥

北宋 恭帝趙㬎

北宋 祥興帝趙昺

元 武宗カイシャン

元 文宗トク・テムル

明 永楽帝

明 英宗

清 ヌルハチ

清 ホンタイジ

清 嘉慶帝

南北朝時代 宋 前廃帝劉子業

南北朝時代 梁 簡文帝蕭綱

南北朝時代 北斉 後主高緯

唐 中宗李顕

唐 徳宗李适

唐 順宗李誦

唐 文宗李昂 

傾斜宮は、隠れた性格、本性を表しています。

その傾斜宮で最も多かったのは、三碧木星です。

三碧木星は、陽気で愛情豊か、弱いものの見方です。

ただ、おしゃべり好きなので、見たこと聞いたことを黙っていられません。

三碧木星を傾斜宮に持っている中国皇帝は、次のとおりです。

※敬称略

北宋 仁宗趙禎

北宋 欽宗趙桓

北宋 理宗趙昀

元 世祖クビライ

北宋 端宗趙昰

元 仁宗アユルバルワダ

元 文宗トク・テムル

清 ホンタイジ

明 天啓帝

清 康熙帝

清 道光帝

南北朝時代 宋 前廃帝劉子業

南北朝時代 梁 簡文帝蕭綱

隋 文帝楊堅

唐 中宗李顕

唐 文宗李昂

唐 宣宗李忱

唐 僖宗李儇

唐 昭宗李敏 

本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせのなかで、最も多かったのは、

本命星：七赤金星

月命星：七赤金星

傾斜宮：八白土星 

という皇帝でした。 

五代 後漢 隠帝劉承祐

明 宣徳帝

清 雍正帝

唐 憲宗李純

元 明宗コシラ

五代 後漢 高祖劉知遠

南北朝時代 陳 後主陳叔宝

皇帝の威勢を遠くまで響かせることによって統治し、その意志は強固であり、あくまでも自分が中心であるという自覚をもっている人が、中国皇帝になるのかもしれません。

九星の組合せ別の運気などに興味のある方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。

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十干十二支とは、60年で一周するというものです。

十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。

⇒ 十干・十二支にあらわれる性格とは？

⇒ 陰陽五行と干支

⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった？

まずは十干からですが、最も多かったのは辛（かのと）でした。

辛は、五行では金の性に属しています。

辛生まれは、神経質で鋭く、防衛本能が強いという資質を持っています。

帝位の簒奪、裏切り、暗殺が横行していたことを考えると、辛生まれが多いことも納得です。

十二支では子年（ねずみどし）生まれが最も多いという結果になりました。

子は、易では「地雷復」が配されています。

努力して事を成す、発展することを意味しています。

中国皇帝は、常に努力が必要なポジションであるかのようです。 

最も多い組合せは、戊子生まれの皇帝でした。

 後漢 明帝劉荘

唐 高宗李治

北宋 寧宗趙拡

北宋 神宗趙頊

南北朝時代 梁 元帝蕭繹

27の本命宿のうち、最も多かったのは箕宿でした。   

箕宿は、物事の筋道を通すことに、強いこだわりを持つタイプ。

克己心（強い意志をもって物事にあたること）の強い本命宿とされています。

しかし、酒食を好み身体を壊すこともありますが、自分の欲望に負けてしまうことを自覚していることも、箕宿の生き方に影響しているでしょう。

箕宿生まれの皇帝は、次のとおりです。

元 恵宗トゴン・テムル

明 永楽帝

隋 文帝楊堅

唐 武則天

元 成宗テムル

五代 後唐 末帝李従珂

清 雍正帝

明 隆慶帝

唐の武則天が箕宿生まれなのですね。

⇒ 武則天の性格・運気・運勢を占ってみると

宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。

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中国皇帝は、一人ひとりに、壮大な背景があります。

皇帝の子どもに生まれたら、誰でも皇帝になれるわけではなく、競争が常に存在します。

環境が人をつくり、人を育てると言われますが、自我の強さ、行動力、そして言語能力を始めとするコミュニケーション術にすぐれた人物が、中国の皇帝として君臨できるようです。

この傾向は、現代の中国人ビジネスマン・ビジネスウーマンにも通用しようです。 

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