戦国大名と渡り合った正親町(おおぎまち)天皇
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
戦国時代の天皇の生活は苦しいものだったそうですが、正親町天皇は、戦国大名と渡り合い、献金を得て即位した天皇です。
したたかなのか、それとも人望があったのでしょうか?
正親町天皇の性格を九星気学で占ってみると?
■正親町天皇(6-1-1)
正親町天皇は、永正14年5月29日(1517年6月18日)生まれ。
本命星:六白金星
月命星:一白水星
傾斜宮:一白水星
正親町天皇は、本命星の六白金星から、月命星と傾斜宮の一白水星にとエネルギーが流れる相生の関係です。
行動することで実感し、確信するタイプです。
六白金星は天であり、高貴な人を表しているため、気位の高い理想主義者が多い星です。
人の指図を受けることを嫌い、上位にむかって前進する意欲が強いため、独立心も旺盛です。
一白水星は水であり、思索的であり、企画力や創造力を発揮しますが、容易に心を開かない秘密主義者が多い星です。
この一白水星を2つも持っているので、良く考え、企画するタイプですが、行動が先んじる傾向が強いでしょう。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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正親町天皇の運気を九星気学でみてみると?
■1557年 践祚
1557年は二黒土星中宮年で、六白金星は南にあり前厄です。
前厄のときは陽のあたるときであり、良くも悪くも世間の注目をあつめるときです。
六白金星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
また三碧木星には天子、長男という象意がありますが、三碧木星は、掛け声だけで実体がともなわないことを意味しています。
正親町天皇は、後奈良天皇の崩御にともなって践祚しますが、即位の礼はすぐには行なえませんでした。
■1559年 毛利元就から即位料・御服費用の献納
1559年は九紫火星中宮年で、六白金星は南西にあり、後厄です。
六白金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
正親町天皇は、毛利元就から即位料・御服費用の献納を受け、1560年にやっと即位の礼を行います。
■1565年 キリスト教宣教師の京都追放を命じる
1565年は三碧木星中宮年で、六白金星は北東にあり、変化変動です。
六白金星の定位には四緑木星が回座し、拡散の暗示があります。
正親町天皇は、キリスト教宣教師の京都追放を命じます。
■1568年 織田信長が正親町天皇を保護
1568年は九紫火星中宮年で、六白金星は南西にあり、後厄です。
六白金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
織田信長は、三好三人衆などを撃破して京都を制圧し、正親町天皇の保護するようになり、以降は織田信長によって、金銭的な問題が解決していきます。
■1574年 信長に蘭奢待の切り取りを許可
1574年は三碧木星中宮年で、六白金星は北東にあり、変化変動です。
六白金星の定位には四緑木星が回座し、「調う(ととのう)」の暗示があります。
正親町天皇は、織田信長に対し、蘭奢待の切り取りを許可します。
■1580年 石山本願寺との講和
1580年は六白金星中宮年で、花が咲くときです。
六白金星の定位には七赤金星が回座し、喜びごと、または不足・不十分の暗示があります。
正親町天皇は、織田信長と石山本願寺との戦いにおいて、講和の勅命を出します。
■1586年 譲位
1586年は九紫火星中宮年で、六白金星は南西にあり、後厄です。
六白金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
正親町天皇は、秀吉に豊臣の姓を与え、孫の後陽成天皇に譲位して隠退します。
■1593年 崩御
1593年は二黒土星中宮年で、六白金星は南にあり前厄です。
前厄のときは陽のあたるときであり、注目をあつめる運気ですが、病気の再発という暗示もあります。
六白金星の定位には三碧木星が回座し、奮い立つの暗示がありますが、77歳で崩御します。
正親町天皇を宿曜占星術で占ってみると?
■正親町天皇【鬼宿】
宿曜占星術では、正親町天皇は鬼宿の生まれです。
鬼宿は、異能の持ち主が多い本命宿です。
鬼宿さんは、曲がったことが嫌いで、自分が正しいと思うことに突き進むという資質を持っています。
奇想天外な発想、意表をつく行動も鬼宿さんの持ち味。
優れた発想力や直観力、行動力で、人生を切り開いていきます。
正親町天皇の場合、天皇の権威を生かして戦国大名と渡り合うことで、金銭的に潤うという戦略に気づいたことが大きいのではないでしょうか。
天皇の権威戦略は、正親町天皇以降、幕末まで続くことになります。
鬼宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「鬼宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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