こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。  

先週から、知事にも地方色が出るのかどうか、しばらくの間、47都道府県の県知事について調査、まとめています。 

今まで調べて、関東地方の都県は終わりましたので、改めて関東地方というエリアで見直してみたいと思います。

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関東地方の歴代知事の基礎データは以下になります。

※2019年4月16日現在

官選知事が圧倒的に多く、生年月日が不明という知事も、ほとんどが官選知事です。

生年月日が不明ということは、そんなに重要人物ではない、ということだと考えると、明治以降の官選知事のなかでも「できる」知事が配置された都県と、そうではない都県とがはっきりとわかります。

また、同一人物が複数の都県の知事を歴任している場合も多く、知事という職業が存在したことがうかがわれます。

関東地方の歴代知事のなかで、生年月日がわかった293人を、官選（198人）と公選（41人）とに分けて調べてみました。

ただし、官選知事と公選知事の両方を経験している知事については、官選知事としています。

本命星は行動をあらわしていますが、官選知事にはいて、公選知事にいないのが、四緑木星生まれでした。

逆に、官選知事では少ないのに、公選知事では多かったのが、二黒土星と六白金星です。

また、官選知事と公選知事ともに多かったのが、九紫火星です。

九紫火星は、議会や政治家を意味するところから、選挙には強い星と言えるでしょう。

それにしても、なぜ四緑木星生まれが、関東地方の公選知事にはいないのでしょうか。

四緑木星は、風であり、信用なのですが、風のようにあちこちにふらりふらりとして、気分屋という性質があります。

また、人が良すぎてだまされやすいという傾向があります。

政治家には、あまり向かないのかもしれませんね。

月命星は精神をあらわすのですが、公選知事では、四緑木星・五黄土星・六白金星が並びました。 

四緑木星は信頼感、五黄土星は揺るぎない自信、六白金星は負けず嫌いという資質を持っています。

逆に、官選知事では多かった三碧木星は、公選知事には少ないという傾向が見られました。

三碧木星は、言葉がうまい、演説上手な人と言えますが、舌禍事件を起こしやすいという傾向が見られます。 

傾斜宮は、隠れた性格、本性を表しています。

公選知事は、七赤金星が多く、官選知事は三碧木星が多いという結果になりました。

傾斜宮に七赤金星を持つ人は、仕事上の人間関係を作るのは上手ですが、仕事としてお金にするのは苦手です。

また、不平不満が多いという特徴もあります。

世の中に不満があるから、政治家を目指すのかもしれませんね。 

本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせのなかで最も多い組合せは、

本命星：九紫火星

月命星：五黄土星

傾斜宮：九紫火星

でした。 

東京都 猪瀬直樹

東京都 藤沼庄平

東京都 飯沼一省

東京都 由利公正

千葉県 岡田文秀

千葉県 兵頭正懿

茨城県 吉永時次

群馬県 三宅源之助 

栃木県 千頭清臣

の9人です。

本命星と傾斜宮の九紫火星から月命星の五黄土星へエネルギーが流れる相生の関係です。

芸術的センスに優れた人が多く、カリスマ性を発揮するタイプです。

運勢は強いほうですが、自分自身の思い込みで、自分はもちろん、周囲も巻き込んで大騒ぎしてしまう傾向があります。

そして、この星回りには、ウィンストン・チャーチルがいます。

⇒ イギリス首相を九星気学と宿曜占星術で見てみると？共通点は？

⇒ 日米開戦に導いたフランクリン・ルーズベルトとは？性格・運気・運勢を占ってみると

九星の組合せ別の運気などに興味のある方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。

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十干十二支とは、60年で一周するというものです。

十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。

⇒ 十干・十二支にあらわれる性格とは？

⇒ 陰陽五行と干支

⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった？

まずは十干からですが、公選知事では戊（つちのえ）が多く、官選知事では癸（みずのと）が多いという結果になりました。

戊（つちのえ）は土の性に属し、自信過剰で負けず嫌いという性質を持っています。

また、癸（みずのと）は水の性に属し、保守的で裏表があるという性質があります。

ちなみに、官選知事では多かった辛（かのと）は、公選知事ではいませんでした。

辛（かのと）は、職人気質で好き嫌いが激しいという性質があります。

官僚としては評価されても、政治家としては向いていない資質のようです。

十二支では、官選知事では丑年（うしどし）生まれが多く、公選知事では戌年（いぬどし）生まれが多いという結果になりました。   

丑は、金局三合のひとつで、金銭感覚にすぐれ、財務や会計に強いという資質があります。

官選知事にとっては、自治体としての財務は大切なものだったと思われるので、官選知事に求められる資質であったと思われます。 

戌は、火局三合のひとつで、企画力にすぐれているという資質があります。

公選知事にとっては、自治体の将来像を示すことが、選挙に勝つことにつながるということなのかもしれません。

官選知事には卯年（うさぎどし）生まれも多いのですが、公選知事ではゼロでした。 

27の本命宿のうち、官選知事はいるのに、公選知事がいない本命宿が6つもありました。

室宿、畢宿、柳宿、婁宿、奎宿、昴宿です。

公選知事で最も多かったのは、翼宿です。

翼宿は、実は選良意識が強く、人まねを嫌います。

また、自尊心が非常に高く、人をコントロールしたがる性質を持っています。

翼宿生まれには、西園寺公望、吉田茂、渋沢栄一、大倉喜八郎、井深大などがいます。

宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。

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関東地方の歴代知事を見てみると、官選知事と公選知事とで、持っている性格や性質に大きな違いがあることがわかりました。

それは、官僚として知事の職務をまっとうする人物と、選挙によって選ばれる公選知事では、求められる資質が異なるということでしょう。

まさか、こんなにはっきりと違いが出るとは思いませんでした。

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