元寇を退けた鎌倉幕府第8代執権
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
日本は島国で、他国から侵略されるという経験が少ない国。
しかし、まったくないわけではなく、鎌倉時代の元寇は、モンゴル帝国が日本を攻めてきたという数少ない侵略戦争です。
これを退けたのは、鎌倉幕府第8代執権の北条時宗です。
かなりの強運だったのではないかと思われる、北条時宗について調べてみました。
北条時宗を九星気学でみると?
■北条時宗(2-7-9)
北条時宗は、1251年6月5日生まれ。
本命星:二黒土星
月命星:七赤金星
傾斜宮:九紫火星
北条時宗は、本命星の二黒土星から、月命星の七赤金星にエネルギーが流れる相生の関係です。
二黒土星は耕された土であり、まじめで勤勉、受け身タイプが多い星であり、サポート役に徹することで、才能が開花します。
また、他力本願のわりには欲が深く、利益を得るためには努力を惜しみません。
その二黒土星から七赤金星にエネルギーが流れているので、より現実的な利益を求める傾向が強いと言えそうです。
七赤金星は精錬された金属であり、お金を意味しています。
また、七赤金星には批判力が備わっており、言語能力が高い性質をもっており、斜めからモノをみて批判する力があります。
九紫火星は感覚的、芸術センスが高いのですが、移り気です。
九紫火星から二黒土星にエネルギーが流れているため、直感から行動に移す傾向があり、朝令暮改になりやすいと言えます。
また、理性よりも本能的な行動が優先される傾向が見られます。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【二黒土星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
北条時宗の運気を九星気学でみると?
■1257年 元服
1257年は五黄土星中宮年で、二黒土星は定位の南西にあり、後厄です。
定位にもどったときは、新しいステージに移行するときです。
北条時宗は、7歳で元服し、宗尊親王から偏諱(宗の一字)を賜ります。
■1264年 連署に就任
1264年は二黒土星中宮年で、花が咲くときです。
二黒土星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
北条時宗は、北条政村が7代執権となり、14歳で執権の補佐を務める連署に就任します。
■1268年 執権就任
1268年は三碧木星中宮年で、二黒土星は東南にあり、運気は旺盛です。
二黒土星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
北条時宗は、18歳で第8代執権となります。
■1274年 文永の役
1274年は六白金星中宮年で、二黒土星は北にあり本厄です。
二黒土星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
北条時宗は、元・高麗連合軍が日本に襲来しますが、激戦の末に元軍の内陸部への進撃を阻止します。
また、『立正安国論』を幕府に上呈した日蓮を佐渡に配流とします。
■1281年 弘安の役
1281年は八白土星中宮年で、二黒土星は北東にあり変化変動、暗剣殺、そして定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
また、二黒土星の定位には五黄土星が回座し、五黄殺(自滅)の暗示があります。
二黒土星にとっては最悪の運気ですが、こんなときに転機をむかえることも多いものです。
北条時宗は、軍船4,400艘の軍が日本に向けて出航した世界史上最大規模の艦隊でしたが、作戦指示を出し、2ヶ月近くの戦闘の末に台風を受けて敗走します。
しかし、恩賞問題などが発生し、いくつもの難題に悩まされます。
■1284年4月20日 病没
1284年4月20日、北条時宗は、32歳という若さで亡くなります。
この日の九星盤をみると、年盤では、二黒土星は定位に戻って南西にあり、後厄です。
定位にもどったときは、新しいステージに移行するとき。
月盤では、二黒土星は西にあり収穫のときです。
年盤の二黒土星には、月盤の六白金星が回座し、天の暗示があります。
日盤では、二黒土星は東にあり、月盤の二黒土星と対冲です。
月盤の二黒土星には、日盤の六白金星が回座し、ここでも天の暗示があります。
この日の運気は、波乱含みだったようですが、天寿で亡くなったと思われる人物には見られる六白金星の影響があります。
北条時宗は32歳という若さで亡くなりましたが、天寿を全うしたのかもしれません。
北条時宗を宿曜占星術でみると?
■北条時宗【箕宿】
宿曜占星術では、北条時宗は箕宿さんです。
箕宿は、狩人の星であり、一途に、なりふり構わず突進する本命宿です。
また、箕宿さんは現実的な考え方の持ち主なので、他人の思惑を気にせず、現実的な利益を求めます。
箕宿さんは、なぜか困難な場面で、がぜん張り切るところがありますから、苦難続きの人生であった北条時宗でしたが、案外、充実した人生だったのかもしれません。
箕宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「箕宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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