維新の十傑の1人
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
映画『るろうに剣心』、大河ドラマ『青天を衝け』、どちらも幕末から明治にかけての日本が描かれています。
これらに、大なり小なり登場するのが「維新の十傑」です。
「維新の十傑」とは、幕臣以外の10人を指しています。
西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀、大村益次郎、木戸孝允、前原一誠、広沢真臣、江藤新平、横井小楠、そして岩倉具視です。
「維新の十傑」とはいえ、このなかで、紙幣になったのは岩倉具視だけです。
岩倉具視について調べてみました。
岩倉具視を九星気学でみると?
■岩倉具視(4-9-9)
岩倉具視は、1825年10月26日生まれ。
本命星:四緑木星
月命星:九紫火星
傾斜宮:九紫火星
岩倉具視は、本命星の四緑木星から月命星と傾斜宮の九紫火星にむかって、エネルギーが流れる相生の関係にあります。
四緑木星は風であり、隅々まで吹きわたる風のようなコミュニケーション能力を意味します。
相手の気持ちを読み取る能力に優れていますが、善良で、人を信用しすぎるところがあります。
一方、自分の信じることについては、強気な交渉をすることもありますが、実は迷いも多いのです。
九紫火星は火であり太陽を表しており、頭脳明晰ですが、熱しやすく冷めやすいという性質を持っています。
感覚的に優れており、表現力も豊かなので人気があり、人望もありますが、人間関係は全般的に浅く、親友と呼べる人は少ない傾向があります。
先見の明もあり、華やかですが、自己本位になりがちで、秘密にすべきことを軽率に口にしたりすることも。
この星回りは、行動が先にあり、行動することで、確信を持ち、信念が形成されるタイプです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【四緑木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
岩倉具視の運気を九星気学でみると?
■1858年 廷臣八十八卿列参事件
1858年は七赤金星中宮年で、四緑木星は南西にあり、後厄です。
四緑木星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
岩倉具視は、廷臣八十八卿列参事件において、抗議の座り込みを行います。
これによって、勅許は与えられず、政治的に勝利します。
■1861年 和宮降嫁
1861年は四緑木星中宮年で、花が咲くときです。
四緑木星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
岩倉具視は、和宮降嫁において、支度を万事手配し、随行します。
また、出発前には孝明天皇が勅書を与えます。
■1862年 出家
1862年は三碧木星中宮年で、四緑木星は北西にあり、実をつけるときであり、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
岩倉具視は、近習としてつかえた孝明天皇にまで親幕派と疑われ蟄居、出家します。
■1867年 明治政府参与
1867年は七赤金星中宮年で、四緑木星は南西にあり、後厄です。
四緑木星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
岩倉具視は、明治政府の参与となります。
■1871年 岩倉使節団
1871年は三碧木星中宮年で、四緑木星は北西にあり、実をつけるときであり、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
岩倉具視は、遣外使節団特命全権大使となり、アメリカ合衆国、ヨーロッパ諸国へ派遣されます。
■1871年 華族会館館長
1876年は七赤金星中宮年で、四緑木星は南西にあり、後厄です。
四緑木星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
岩倉具視は、華族会館の館長となり、皇室を支えることを目的とした組織化をは図り、華族統制政策を行います。
■1883年7月20日 死去
1883年7月20日、岩倉具視は、がんにより亡くなります。
この日の九星盤をみると、年盤と月盤はどちらも九紫火星中宮で、四緑木星は南にあり、前厄です。
前厄のときは、「離」の作用が働くときであり、「離れる」象意が起こりやすいときです。
また、年盤・月盤ともに暗剣殺であるので、がんが急激に悪化したのかもしれません。
また、年盤・月盤の四緑木星と、日盤の四緑木星は南北に対冲となっているため、運気は波乱に満ちており、命を失うのも致し方のない運気でした。
岩倉具視を宿曜占星術でみると?
■岩倉具視【昴宿】
宿曜占星術では、岩倉具視は昴宿の生まれです。
昴宿は、見た目と精神とのギャップがある本命宿です。
昴宿さんには天賦の資質があり、それを磨き上げることで真の力量が発揮されます。
現実を直視して目標を定めて進む人、あるいは、いつまでも夢のようなことを思い描いている人の2つのタイプに分けられます。
岩倉具視は、水曜生まれの昴宿さんなので、聡明で、人に左右されず、よく気が回ります。
実直すぎて怒りっぽくなり、人の好き嫌いもはっきりしていてワンマンです。
昴宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「昴宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」を読みになってください。
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