九星気学でみる2020年6月の運気
2020年6月は四緑木星中宮月になります。
月破は子の方位にあり、九紫火星です。
五黄土星が北西にあり、東南の三碧木星が暗剣殺です。
四緑木星は風を表しています。
風はどんなところにも入り込みますので、動き回る、落ち着きがないという意味もありますが、風は障害物にぶつかれば流れを変えることから、状況に応じて動くという意味もあります。
また、長女という象意がありますので、女性の活躍が見られるかもしれません。
四緑木星の風は、遠くの場所へ飛んでいけることから、遠方との関係が出てくるという象意も持っています。
新型コロナウイルスで自粛生活が続いていましたから、6月の解除を受けて、旅行や観光に出かける人が一気に増え、これに関連する産業は活気づくのではないでしょうか。
大きな地震があるかも・・・
2020年6月は、陽遁から隠遁へと切り替わります。
6月20日は隠遁はじめとなり、日盤の九星の動きが変わるタイミングです。
日盤の九星が、「九⇒八⇒七・・・」と減っていくのが隠遁です。
この隠遁ですが、本来は、夏至にもっとも近い甲子(きのえね)から始まります。
しかし、2020年では甲午(きのえうま)で隠遁が始まります。
いつもの通りなら、隠遁の場合は九紫火星が2日続きますが、2020年は三碧木星が2日続くことになります。
この開運ブログでは何度も書いていますが、もしかすると、6月20日前後に、東京からみて東南の方位(三碧木星で暗剣殺)で、大きな地震が発生するかもしれません。
なぜなら、月盤の三碧木星は地震を暗示する象意をもっており、年盤の七赤金星は、がけ崩れや山崩れを暗示する象意を持っているためです。
⇒ 大地震発生には三碧木星・破・五黄殺・暗剣殺が影響している?
東南は、東京からみて東南と考えると、千葉方面になります。
四緑木星の象意
調う、斉う、整理、精神、意志、早熟
長女、部下、雇い人、世話、歓迎
風、遠方、評判、信用、旅行、通勤、行く、通知、報告、宣伝
縁談、結婚、心の往来、人の往来、物品の往来、交渉、行き違い
天候
四季の風全般(春風、そよかぜ、涼風、北風、木枯らしなど)
四緑木星中宮の日には風が起こりやすい
場所・建物
玄関、道路、軌道、切り通しの道、出入り口
材木置場、林野
鳥屋
呉服屋
飛行場
事物
建具一式、針金、電柱、電信電話の線
木材、木刀、棟木、敷居
屏風、引き出し
糸類、紐類、縄類、帯類
下駄、草履、靴類
扇風機、扇子、うちわ、風船、飛行機、気球、飛行船
煙、羽、線香
毛髪、ブラシ
手紙、はがき、宅配
人事
長女
美容師、大工、建具屋、林業従事者、材木商、綿糸商、紡績業者
旅人、行商人、運送屋、宅配業者、案内人、郵便配達員、仲介人
パイロット、営業マン
紙屋、蕎麦屋
広告業者
道に迷っている人
凧をあげている人
飲食
麺類、芋、大根の繊維質
肉類・魚類の燻製品
うなぎの蒲焼
酸味
人体・生理
左手、太もも、頭髪
腸、気管、食道、動脈、神経、筋、呼吸器
わきが、屁
動物
蛇、すべての長い虫類、蝶、トンボ、ハチ
鳥類
植物
木の葉、枯れ草、マコモ、葦、トクサ、松、杉
粟、茶、蘭、百合、バラ、ハーブ、香草類、香木類
ニラ、にんにく、菖蒲、ツル、朝顔、夕顔、ツルでまきつく植物、ぶどうのツル
【2020年6月】一白水星の運気
一白水星は南西にあり、後厄です。
飲食の機会が増えたり、金銭の出入りがふえたり、喜びごとが多くなる運気ですが、暴飲暴食で体調を崩しやすくなるので、注意が必要です。
また、考えがくるくると変わったりして、なんとなく落ち着かないかもしれません。
吉方位:なし
【2020年6月】二黒土星の運気
二黒土星は東に出て、運気は上昇に転じます。
変化変動の暗示がありますから、これまでとは変わること、違うことにチャレンジすることが求められます。
それらは、知名度がアップするような事柄かもしれませんが、軽々しく食いつくと墓穴を掘るようなことになる可能性があります。
吉方位:北東
【2020年6月】三碧木星の運気
三碧木星は東南にあり、運気は旺盛なのですが、暗剣殺です。
良いことで評価されるかもしれませんが、どちらかといえば、悪いことで目立ってしまうかも。
文書トラブル、秘密の暴露など、第三者からもたらされる災難に遭いそうです。
自分の思い通りにはいかない運気なので、周囲の人にアドバイスを求めてから行動に移すといった慎重さが求められます。
吉方位:南西
【2020年6月】四緑木星の運気
四緑木星は中宮にあり、花が咲くときです。
良いことも悪いことも極端になりやすい運気なので、調子に乗らず、慎重にすすめてください。
目上の人からの引き立てがあってやる気満々でも、一歩あやまると、とんでもないことに巻き込まれ、困難な状況に陥るかもしれません。
吉方位:なし
【2020年6月】五黄土星の運気
五黄土星は西北にあり、実をつけるときです。
人間関係が広がり、知名度アップが狙える運気ですが、どちらかといえば受け身になりやすく、日々の仕事に埋没しがちになります。
仕事を早めに切り上げて、お誘いには積極的に参加して吉です。
吉方位:北東
【2020年6月】六白金星の運気
六白金星は西にあり、収穫のときです。
やる気にあふれ、新しいことにチャレンジする運気ですが、やりすぎには注意が必要です。
六白金星の2020年は、人生の転機となるような大きな変化を経験しやすいのですが、6月は積極策は避け、様子見しましょう。
吉方位:北東
【2020年6月】七赤金星の運気
七赤金星は北東にあり、変化変動です。
その変化によって名声が知れ渡ることになるかもしれませんが、秘密が暴露されて有名人ということも。
目上のサポートが受けられので、トラブルに限らず、目上の人に相談すると良いアドバイスがもらえそうです。
吉方位:南西
【2020年6月】八白土星の運気
八白土星は南にあり、前厄です。
良くも悪くも注目される運気ですが、なにかと極端になりがちで、自分から災難を呼び込んでしまうので、細心の注意が必要です。
金銭面で困ったことになるかもしれません。
吉方位:北東
【2020年6月】九紫火星の運気
九紫火星は北にあり本厄、そして月破がついています。
体調不良になりやすく、とくに下半身の冷えには気をつけてください。
年運では暗剣殺で、月破とダブルパンチの月運となりますから、思い通りにならずに歯がゆいときとなりそうです。
油断は禁物です。
吉方位:なし
九星気学でみる2020年6月の運気を動画でご覧になっていただけます↓
九星気学でみる運気の良くない日とは?
九星気学では、日盤を9つの本命星が巡っています。
そのなかで、運気の良くない日は次のような日になります。
1.五黄土星の反対側:暗剣殺の日
開運ブログでは、以前も書いていますが、五黄殺の正面、反対側に本命星があるときは「暗剣殺」という凶運日になります。
暗剣殺は、他人からの影響によって運気が下がります。
2.日破
日破とは、破れのある日のことです。
この日破が、自分の本命星にある日は凶になります。
3.月盤の五黄殺・暗剣殺の方位に同会したとき
2020年6月の月盤は四緑木星中宮ですから、五黄殺は北西、暗剣殺は南東になります。
またも七曜陵逼があります
旧暦の閏4月月1日は、畢宿で土曜日でしたので、閏4月11日から七曜陵逼となります。
新暦では、6月2日から20日までとなります。
古来、七曜陵逼の期間中は、月の運行が狂い、地球に重大な厄害を与えると考えられてきました。
2020年6月は、月の半分以上が七曜陵逼であり、不安定な時になります。
また、この七曜陵逼期間と重なるように隠遁が始まりますので、ますます地震がおきるのでは?と不安になります。
宿曜でみる運気の良くない日とは?
宿曜でも、毎日その日の宿があります。
本命宿によって、その宿がどのような意味になるのか異なります。
それは、本命宿にはそれぞれ異なるホロスコープがあり、そのホロスコープが毎日の運気の基本となります。
日の運気を見るためには、ホロスコープにある次の意味を知る必要があります。
「命」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(現在)
「業」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(過去)
「胎」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親(未来)
ホロスコープでは、命からはじまる「現在」の9日間、業からはじまる「過去」の9日間、胎からはじまる「未来」の9日間が、順番に巡っています。
1.暗黒の一週間
宿曜では27日でひと回りし、また命からはじまります。
そして、この周期のなかで何をしても凶の意味があるのが、暗黒の一週間です。
暗黒の一週間とは、「業」・栄・衰・安・危・成・壊の7日間を指します。
体力・気力が落ち込み、なかなか思い通りに進みません。
やらなければならない仕事があるのに、少しもはかどらない、または手につかない、という時期にあたります。
この期間は、積極的な行動は避け、自己主張は避け、我を張るような行動は絶対に避けましょう。
「業」は善行を求めているので、無私無欲で過ごすことが大切です。
この暗黒の一週間で、とくに大凶という日は「成」「壊」の日。
つぎに悪いのは「栄」「衰」になります。
2.宿それぞれの意味
命宿の日(凶)
本命星と同じ宿星の日。
この世に生を受けたその日のことです。
- 所持控えめに
- 無私無欲
- 礼儀正しく
- 失礼のない身だしなみを心がけましょう
栄宿の日(大吉)
あらゆることに対して吉運があるとされています。
発展運のある日。
- 前向きに
- 仕事関係は進めてよし
- 新しいことも吉
- 気持ちが盛り上がるおしゃれを心がけましょう
衰宿の日(凶)
本命宿のエネルギーを抑制し、委縮させる日です。
- 体調不良
- 旅行は避ける
- 身の程を知る
- 自らを振り返る
安宿の日(平)
物事を穏やかに安定させる気が働く日です。
- 安定
- 内面の充実させる
- リフレッシュ
- 造築・造園は吉
危宿の日(凶)
本来のエネルギーに力を貸さない、助けない日。
危険なほうへ傾いていく作用が働く日です。
- 好事魔多し
- 取引や交渉は避ける
- 売買は凶
- 怪我に注意
- 旅行は避ける
- 口はわざわいの元
成宿の日(大吉)
物事が達成・成就する日。
地道に努力して生きた人、苦労してきた人が報われる日です。
- 大きな計画を立てると吉
- 交際が一歩すすむ
壊宿の日(凶)
何事も不利な方向に進む日。
万事控えめにすべき日です。
- 悪しき敵を破壊すると吉
- 内なる敵を破壊する
- 予定外の行動は避ける
- 因果応報
- さわらぬ神にたたりなし
友宿の日(吉)
人と人との和合の日。
これまでの人間関係が助けになる日です。
- 交友をひろげる
- 仕事は前向きに
- 行事、結婚式、宴会など人が集まることは吉
- 新しい出会い、新しい恋愛に最高の日
親宿の日(吉)
人間関係に吉の日。
積極的な交友を行う日です。
- 人を大切にする気持ち
- プライベートな関係に目を向ける
業宿の日(大吉)
前世が宿っている日。
現世の災いの因縁となる前世の悪行という意味を含む日です。
- 清めの期間のはじまり
- 善行は悪を成就させない
- 人のために尽くす
胎宿の日(凶)
受胎の日。
誕生まで元気で過ごせるかどうかわからないあやうさを含んだ日です。
- 諸事控えめに
- ムリはしない
- 謙虚にふるまう
- 病気に注意
2020年6月の運気カレンダー
カレンダーの青い部分は、宿曜占星術の暗黒の一週間にあたります。
暗黒の一週間と、九星気学で凶の日が重なるときは、特に注意しましょう。
一白水星
二黒土星
三碧木星
四緑木星
五黄土星
六白金星
七赤金星
八白土星
九紫火星
2020年6月は、風が強い日が多く、晴れたり曇ったりという天候となるでしょう。
見かけは良いのですが、きれいごとでは済まないことがあるかもしれない、という運気なので、スピーディな行動が求められます。
また、「離」の作用があるかもしれず、移転・別離といった暗示があります。
表面的には、新型コロナウイルスが落ち着く一方、様々な問題が表面化してくるのではないでしょうか。
⇒ 新型コロナウイルス:2020年6月から8月を占ってみると
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