
日本美術史上もっとも有名な人物
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
狩野永徳といえば、歴史の教科書でほんの少しかじった程度で、良く知りません。
有名な作品として、織田信長が上杉謙信に贈ったとされる洛中洛外図がありますが、これも本物を見る機会に恵まれておりません。
狩野永徳について調べてみました。
本物を見る機会がありますように、と願いをこめて。
狩野永徳を九星気学で占ってみると?
■狩野永徳(7-8-4)
狩野永徳は、天文12年1月13日(1543年2月16日)生まれ。
本命星:七赤金星
月命星:八白土星
傾斜宮:四緑木星
狩野永徳は、本命星の七赤金星に月命星の八白土星からエネルギーが流れている相生の関係です。
七赤金星は、周囲の人を楽しませることが好きで、目立ちたがり屋が多い星です。
物事を斜めに見る視点を備えており、批判力があるため、その発言は、多方面に影響を与える傾向があります。
八白土星は努力の星ですから、精進したいという気持ちが行動となってあらわれ、多くの人から称賛されるタイプです。
この星回りは、八白土星から七赤金星にエネルギーが流れているので、冷静沈着に目標に突き進みます。
四緑木星は、コミュニケーション能力の高さと優柔不断さを合わせ持っています。
相手の気持ちを読んで誰とでも仲良くなれますが、口ほどには行動力はないかも。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【七赤金星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
狩野永徳の運気を九星気学でみてみると
■1552年 足利義輝に拝謁

1552年は七赤金星中宮年で、花が咲くときです。
まだ、幼少ですから、月命星の八白土星をみると、北西にあり実をつけるときであり、まずまずの運気といえます。
山科言継の日記『言継卿記』に、狩野法眼(元信)が孫(狩野永徳)を連れて将軍・足利義輝に拝謁したことが記録されているそうです。
早くも時の権力者と拝謁するとは、驚きです。
■1567年 近衛前久邸の障壁画を描く

1567年は一白水星中宮年で、七赤金星は南西にあり、後厄です。
七赤金星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
狩野永徳は、近衛前久の障壁画を描きます。
■1571年 臼杵丹生島城の障壁画を描く

1571年は六白金星中宮年で、七赤金星は北西にあり、実をつけるときです。
七赤金星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
狩野永徳は、大友宗麟の招きで土佐国を経由し豊後国に下向し、臼杵丹生島城の障壁画を描きます。
■1576年 安土城の障壁画を描く

1576年は一白水星中宮年で、七赤金星は南西にあり、後厄です。
七赤金星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
狩野永徳は、安土城の障壁画にとりかかります。
この障壁画が完成したのは1579年なので、狩野永徳にとって、もっとも運気の強い時期に手掛け、花が咲く中宮のときに描き終えています。
■1583年 大坂城の障壁画を描く

1583年は三碧木星中宮年で、七赤金星は南にあり、前厄です。
前厄のときは陽の当たるときであり、良くも悪くも注目されるとき。
七赤金星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
狩野永徳は、大坂城の障壁画を描きますが、この運気だと、あまり出来はよくなかったのかもしれませんね。
■1586年 聚楽第の障壁画を描く

1586年は九紫火星中宮年で、七赤金星は東に出て、運気は上昇に転じます。
七赤金星の定位には二黒土星が回座し受け身の暗示があり、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
狩野永徳は、聚楽第の障壁画を描きます。
■1589年 後陽成天皇の内裏の障壁画を描く

1589年は六白金星中宮年で、七赤金星は北西にあり、実をつけるときです。
七赤金星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
狩野永徳は、後陽成天皇の内裏の障壁画を担当します。
■1590年 死去

1590年は五黄土星中宮年で、七赤金星は定位に戻って西にあり、収獲のときです。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
狩野永徳は、八条宮家の障壁画を描き、つづいて東福寺法堂の天井画の龍図をてがけますが、病気になり亡くなります。
享年48歳。
狩野永徳を宿曜占星術で占ってみると?
■狩野永徳【星宿】
宿曜占星術では、狩野永徳は星宿の生まれです。
星宿は、黙々と努力を重ね、独自のものに仕上げる本命宿です。
星宿さんは、好きなことを徹底して行う完全主義者。
そのため、自分が納得できないことには妥協せず、他人からは偏屈な人、怖い人と見られることが多いようです。
星宿さんは、精神的な問題から病気になることが多いので、働きすぎには注意が必要です。
狩野永徳が、もっといい加減な性格だったら、もう少し生きられたのかもしれません。
星宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「星宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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