『るろうに剣心』緋村剣心のモチーフ
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
映画『るろうに剣心』を見直していて、幕末の四大人斬りに、がぜん興味が湧きました。
幕末の四大人斬りとは、幕末期の京都において暗殺活動を行い、「人斬り」の異名を取る尊王攘夷派の4人のことで、薩摩藩出身の田中新兵衛と中村半次郎、肥後藩出身の河上彦斎(かわかみげんさい)、土佐藩出身の岡田以蔵を指します。
このうち、生年月日がわかっているのは、河上彦斎と岡田以蔵です。
今回は、河上彦斎について調べてみました。
河上彦斎を九星気学でみると?
■河上彦斎(4-7-2)
河上彦斎は、1834年12月25日生まれ。
本命星:四緑木星
月命星:七赤金星
傾斜宮:二黒土星
河上彦斎は、本命星の四緑木星と月命星の七赤金星は、金剋木(金属は木を切り倒す)という相剋の関係にあります。
四緑木星生まれは、義侠心が厚く、人の気持ちを読み取ることが上手ですが、取り越し苦労が多く、移り気な面があります。
しかし、自分が信じることを主張するときには、強気で交渉事をまとめるようなネゴシエーターの一面も。
七赤金星は、カンが鋭く、批判力がありますが、明るく楽しい性質を持っているので、良くも悪くも大きな影響力を持っています。
この星回りは、四緑木星のコミュニケーション能力と、七赤金星の、自分に有利なように周囲を説得する力が、大きな武器となります。
傾斜宮の二黒土星にはまじめさ、謙虚さという資質があるため、周囲からは良い印象をもたれやすい傾向があり、その言葉の重さに周囲も納得するはずです。
しかし、精神が行動を剋しているので、行動に移す前に悩み、迷うタイプです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
↓
⇒ 【四緑木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
河上彦斎の運気を九星気学でみると?
■1863年 熊本藩親兵選抜
1863年は二黒土星中宮年で、四緑木星は西にあり、収穫のときです。
四緑木星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
河上彦斎は、全国諸藩から選抜された親兵三千人が設置されると、熊本藩からの選抜者となります。
しかし、八月十八日の政変後、京を追われて長州へ移り、三条実美の警護を務めることとなります。
■1864年 佐久間象山を暗殺
1864年は一白水星中宮年で、四緑木星は北東にあり、変化変動です。
四緑木星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
河上彦斎は、「西洋かぶれ」という印象があった佐久間象山を、衝動的に暗殺します。
■1868年 熊本藩の書記軍事係
1868年は六白金星中宮年で、四緑木星は東に出て、運気は上昇に転じます。
四緑木星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
河上彦斎は、高田源兵衛に改名すると、熊本藩の書記軍事係として東北各藩へ帰順を求める使いとなります。
■1872年1月13日 斬首
1872年1月13日、河上彦斎は、新政府の方針に従わず、危険な攘夷論者の反乱分子と見なされ、斬首されます。
38歳でした。
この日の九星盤をみると、年盤と月盤はどちらも三碧木星中宮で、四緑木星は北西にあり、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くとき。
思わぬ困難は災難に遭いやすい運気と言えます。
さらに、日盤の四緑木星と、年盤・月盤の四緑木星は対冲となっているので、波乱が起こりやすい運気です。
河上彦斎は、記録に残らない人物を、日常的に暗殺していた人物のようです。
また、抜刀術は自己流であったようです。
河上彦斎を宿曜占星術でみると?
■河上彦斎【心宿】
宿曜占星術では、河上彦斎は心宿の生まれです。
心宿は、陰と陽の二面性があるため、精神バランスを崩しやすい本命宿です。
外見からは本心がわからず、正体がつかみにくく、世間に対する猜疑心もありますが、愛嬌があり、人からは好かれます。
しかし、心宿さんは、ひとりの体に、何人もの人間を宿しているかのような複雑さがあり、善人なのか悪人なのか、自分でも図りかねるところがあります。
河上彦斎は、木曜生まれの心宿さんなので、温和ですが、自分のものと他人のものを区別せず、借りたものを返すことがありません。
また、不義理で金遣いが荒く、人の言うことに耳を貸しません。
心宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「心宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」を読みになってください。
↓
もっと読みたい方は 開運ブログへ