諸葛亮、関羽、張飛といったヒーローを従えた劉備
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
『三国志』のなかで、曹操がリアリストだとすれば、劉備は徳の人として描かれているように思います。
劉備のもとでは、英雄が従う様子が描かれ、曹操は、これを羨んでいたようです。
劉備とはどんな人物だったのでしょうか?
調べてみました。
劉備を九星気学で占ってみると?
■劉備(3-9-8)
劉備は、161年7月16日生まれ。
本命星:三碧木星
月命星:九紫火星
傾斜宮:八白土星
劉備は、本命星の三碧木星から月命星の九紫火星へ、月命星の九紫火星から傾斜宮の八白土星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
行動が確信に変わり、それが信念へと変わるようなタイプです。
三碧木星は音であり、言語能力の高さ、声の良さなどの資質を持った人が多いのです。
その三碧木星から九紫火星にエネルギーが流れているので、九紫火星が持つ先進性や、豊富なアイデアに火がつきます。
三碧木星には開拓性という性質もあるので、九紫火星の先進性やひらめきは誰も追いつけないところまで飛んでいってしまうことも。
そして、九紫火星から八白土星へとエネルギーが流れているので、自分がやりたいこと・信じていることは、どんなに困難な状況にあっても達成しようと努力します。
また、三碧木星には白黒つけたい気持ちが強いので、態度は明快です。
この星回りの人は、表面的にはおしゃべり上手な社交家にみえても、実は頑固一徹な人という傾向が見られます。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
↓
⇒ 【三碧木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
劉備の運気を九星気学でみてみると
■184年 黄巾の乱
184年は七赤金星中宮年で、三碧木星は北にあり、本厄です。
三碧木星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりがちで、五黄殺(自滅)の暗示があります。
劉備は、黄巾の乱が発生すると、関羽・張飛らとともに義勇軍を結成し、名前を挙げます。
■194年 徐州を託される
194年は六白金星中宮年で、三碧木星は南西にあり、後厄です。
三碧木星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップの暗示があります。
劉備は、陶謙の推挙によって、豫州刺史となります。
その後、陶謙は病が重くなり、徐州を劉備に託そうすると、劉備は初めは断ったものの、親交があった陳登・孔融らの説得を受けて徐州を領することとなります。
■198年 呂布が絞首刑となる
198年は二黒土星中宮年で、三碧木星は北西にあり、実をつけるときです。
三碧木星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
呂布が攻めて来たので、劉備は曹操に援軍を要請し、呂布を生け捕りにします。
曹操は、呂布が有能なので殺すのをためらいますが、劉備はこれを諌め、呂布は絞首刑に処されます。
■207年 諸葛亮を三顧の礼で迎える
207年は二黒土星中宮年で、三碧木星は北西にあり、実をつけるときです。
三碧木星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
劉備は、諸葛亮を三顧の礼にて迎え入れると、天下三分の計を説かれます。
■208年 赤壁の戦い
208年は一白水星中宮年で、三碧木星は西にあり収穫のとき、そして定位対冲です。
三碧木星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
劉備は、諸葛亮を孫権のもとに派遣し、同盟を結ぶと、赤壁の戦いにおいて曹操軍を破ります。
■216年 漢中王を自称
216年は二黒土星中宮年で、三碧木星は北西にあり、実をつけるときです。
三碧木星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
劉備は、曹操が魏王となっていたことを受けて、漢中王を自称します。
■223年6月10日 死去
劉備は、223年6月10日に亡くなります。
この日の九星盤をみると、年盤と月盤はどちらも四緑木星で、三碧木星は東南にあり運気は旺盛ですが、暗剣殺です。
暗剣殺のときは、突発的な災厄に見舞われる運気なので、劉備は、突然の病に倒れたことになります。
また、三碧木星の定位には二黒土星が回座し、受け身の暗示があります。
年盤と月盤の三碧木星には、日盤の九紫火星が回座し、「離」の作用がはたらき、別離の暗示があります。
劉備は、さまざまなことを言い残して亡くなりますが、それだけ未練の残る死だったのではないでしょうか。
劉備を宿曜占星術で占ってみると?
■劉備【軫宿】
宿曜占星術では、劉備は軫宿の生まれです。
軫宿は、複眼的な思考を得意とする本命宿です。
また、軫宿さんは、何事にも気軽に妥協できない性格ゆえに、無神経な行動を嫌います。
劉備が、ことあるごとに持論を展開して、ものごとをひっくり返していくシーンは、『三国志』のなかでも見どころになっていますが、それは軫宿の性質によるものかもしれません。
劉備は水曜生まれの軫宿さんなので、器用でやることが早い人。
腹を立てやすいです。
気難しく偏屈な面があり、人づきあいが得意ではありませんが、気心の知れた友人を持つことで、良い資質が引き出されるタイプ。
諸葛亮、関羽、張飛など、多くの友を得たことが、劉備にとっては最善の選択だったようです。
軫宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「軫宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
↓
もっと読みたい方は 開運ブログへ