20世紀最高のソプラノ歌手
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
マリア・カラスといえば、いまや伝説となったソプラノ歌手と言えるでしょう。
オペラを演劇とし、歌手であるだけでなく、演技者として卓越した才能をあらわしました。
マリア・カラスの登場によって、オペラは今のようなスタイルになったとさえ、言われるほどです。
マリア・カラスについて調べてみました。
マリア・カラスを九星気学で占ってみると?
■マリア・カラス(5-2-8)
マリア・カラスは、1923年12月2日生まれ。
本命星:五黄土星
月命星:二黒土星
傾斜宮:八白土星
マリア・カラスは、本命星の五黄土星、月命星の二黒土星、傾斜宮の八白土星の3つが土に属するので、他人も自分と同じように考えているはず、という思い込みを持っている人が多い星まわりです。
土の性の人は、まじめにコツコツと努力し、大きな成果を得られる反面、要領よく立ち回る人や一攫千金を狙うような人を下に見る傾向があります。
五黄土星は物欲が強く、分を超えた願望を持ちやすいので、周囲の人に強い影響力を発揮します。
二黒土星はまじめで勤勉な星ですが、全般的に受け身であり、誰かの下にあって、生来の良さが発揮されます。
八白土星は山であり、重なった土をあらわし、プライドの高い努力家の性質をもっており、困難を突破することには滅法強いのです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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マリア・カラスの運気を九星気学でみてみると?
■1950年 ミラノ・スカラ座デビュー
1950年は五黄土星中宮年で、花が咲くときです。
定位に戻っているので、新しいステージに移行するときです。
マリア・カラスは、ミラノ・スカラ座に『アイーダ』でデビューします。
■1956年 ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場デビュー
1956年は八白土星中宮年で、五黄土星は南西にあり、後厄です。
後厄のときは体調に気をつけたいときなのですが、五黄土星の定位には八白土星が回座し、変化変動のときです。
マリア・カラスは、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場に『ノルマ』でデビューします。
■1957年 アリストテレス・オナシスと出会う
1957年は七赤金星中宮年で、五黄土星は東にあり、運気は上昇に転じますが、歳破がついています。
五黄土星の定位には七赤金星が回座し、喜びごとと人間関係の拡大の暗示があります。
マリア・カラスは、長い愛人関係を築くことになるアリストテレス・オナシスと出会います。
■1958年 パリ・オペラ座と契約
1958年は六白金星中宮年で、五黄土星は東南にあり運気は旺盛ですが、歳破がついています。
歳破がついているときは、思い通りにいかないことが起こりやすい運気です。
五黄土星の定位には六白金星が回座し、権威や目上のサポートがある暗示があります。
マリア・カラスは、1月2日のローマ歌劇場の『ノルマ』に主人公ノルマ役で出演しますが、病気のため第1幕だけで出演を放棄してしまいます。
しかし、12月にはパリ・オペラ座と契約し、デビューコンサートは、マリア・カラスの代表作となります。
■1965年 事実上の引退
1965年は八白土星中宮年で、五黄土星は南西にあり、後厄です。
五黄土星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
マリア・カラスは、『トスカ』の舞台を最後に事実上の引退状態にはいります。
のちにジュリアード音楽院マスタークラスの講師を担当します。
■1974年 日本公演
1974年は八白土星中宮年で、五黄土星は南西にあり後厄で、歳破がついています。
五黄土星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
マリア・カラスは、八白土星中宮年に人生の転機を迎えることが多かったようです。
引退状態から復帰し、1973年ごろから公演活動を再スタートさせると、1974年に日本公演を行います。
これが、マリア・カラス生涯最後の公式公演となりました。
■1975年 アリストテレス・オナシス死去
1975年は七赤金星中宮年で、五黄土星は東にあり、運気は上昇に転じます。
五黄土星の定位には七赤金星が回座し、喜びごととともに、不足・不十分といった暗示もあります。
マリア・カラスの愛人であったアリストテレス・オナシスが亡くなります。
■1977年9月16日 死去
マリア・カラスは、1977年9月16日、53歳の若さで亡くなります。
この日の九星盤をみると、年盤は定位に戻り、五黄土星中宮となっています。
月盤では、五黄土星が北西に位置し、歳破の影響を受けています。
また、年盤の五黄土星には月盤の四緑木星が回座し、気力を喪失していたことがわかります。
さらに日盤では、五黄土星は北にあり本厄。
月盤の五黄土星には日盤の一白水星が回座し、うつ病やアルコール依存症の暗示もあります。
オナシスが亡くなってから、引きこもりがちとなったというマリア・カラスは、自殺にも近いような生活を送っていたのかもしれません。
マリア・カラスを宿曜占星術で占ってみると?
■マリア・カラス【角宿】
宿曜占星術では、マリア・カラスは角宿の生まれです。
角宿は、天性の社交家という本命宿です。
しかし、角宿さんは自分の流儀、物差しを貫くため、人物評価においても世間の評判をあてにせず、好き嫌いが激しいという性質ももっています。
マリア・カラスは日曜生まれの角宿さんなので、こだわりが強く、強情な面があり、妥協しません。
公演をキャンセルすることが少なくなかったのは、角宿の性質が強くでていたからかもしれません。
角宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「角宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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また、27の本命宿それぞれの2020年の運気は、以下のブログをお読みになってください。
マリア・カラスとアリストテレス・オナシスの相性は?
アリストテレス・オナシスは、1906年1月15日生まれ。
本命星:五黄土星
月命星:九紫火星
傾斜宮:一白水星
本命宿:氐宿
マリア・カラスとアリストテレス・オナシスは、どちらも五黄土星生まれで、似た者同士のカップルであったことがわかります。
マリア・カラスは土の人で、自分の目標にむかって一直線なのですが、アリストテレス・オナシスは火と水をもっており、ひらめきや企画力を実行することができる強さをもっています。
マリア・カラスにとって、オナシスは、同じような資質を持ちながらも、自分には考えつかないようなことを考える人と見えたのではないでしょうか。
宿曜占星術では、【友・衰】の関係になります。
氐宿のアリストテレス・オナシスは、困難を乗り越える力があり、角宿のマリア・カラスを支えてくれる存在だったようです。
しかし、角宿のマリア・カラスから氐宿のアリストテレス・オナシスへとエネルギーが流れているため、マリア・カラスのほうが犠牲を払う面が多い関係といえます。
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