「日本人の可能性の極限」
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
和歌山県が生んだ博物学者、生物学者、民俗学者である南方熊楠。
南方熊楠は、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、ラテン語、スペイン語などに堪能だったそうです。
天才の条件のひとつに、国語力とか言語能力の高さがあるといわれているので、南方熊楠は天才だったんでしょう。
南方熊楠について調べてみました。
南方熊楠を九星気学で占ってみると?
■南方熊楠(7-5-7)
南方熊楠は、1867年5月18日生まれ。
本命星:七赤金星
月命星:五黄土星
傾斜宮:七赤金星
南方熊楠は、本命星と傾斜宮の七赤金星が、月命星の五黄土星からエネルギーを与えられている相生の関係です。
七赤金星は、カンが良く、にぎやかで楽しいことが好きで、しかも説得力のある発言をするタイプです。
負けず嫌いで自己顕示欲も強いので、他人から軽視されることを最も嫌います。
五黄土星は、物欲の星であり、一か八かの選択をしやすい性質をもっています。
五黄土星の意志の強さが行動面で生かされると、大きな成果を上げることができるでしょう。
意志の強さが五黄土星の持ち味ですが、この五黄土星から七赤金星にエネルギーが流れているので、わかってやっている確信犯的な言動になりがちです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【七赤金星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
南方熊楠の運気を九星気学でみてみると
■1887年 ミシガン州農業大学入学
1887年は五黄土星中宮年で、七赤金星は定位にもどって西にあり、収獲のときです。
定位にもどったときは、新しいステージに移行するときです。
南方熊楠は、ミシガン州農業大学に入学しますが、自分で書物を買って、自然に学ぶ生活を送ります。
■1891年 新発見の緑藻を科学雑誌『ネイチャー』に発表
1891年は一白水星中宮年で、七赤金星は南西にあり、後厄です。
七赤金星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
南方熊楠は、新発見の緑藻を科学雑誌『ネイチャー』に発表します。
■1893年 『ネイチャー』に論文寄稿
1893年は八白土星中宮年で、七赤金星は東南にあり、運気は旺盛です。
しかし、七赤金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
南方熊楠は、『ネイチャー』に論文「極東の星座」「動物の保護色に関する中国人の先駆的観察」を寄稿します。
■1895年 大英博物館の東洋図書目録編纂係となる
1895年は六白金星中宮年で、七赤金星は北西にあり、実をつけるときです。
七赤金星の定位には八白土星が回座し、変化変動です。
南方熊楠は、大英博物館で東洋図書目録編纂係となります。
■1900年 帰国
1900年は一白水星中宮年で、七赤金星は南西にあり、後厄です。
七赤金星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
南方熊楠は、14年ぶりに日本に帰国します。
■1906年 結婚
1906年は四緑木星中宮年で、七赤金星は北東にあり、変化変動です。
七赤金星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
南方熊楠は、田辺市の闘鶏神社宮司田村宗造の娘・松枝と結婚します。
■1910年 家宅侵入で逮捕される
1910年は九紫火星中宮年で、七赤金星は東に出て運気は上昇に転じますが、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
南方熊楠は、酒によって家宅侵入で逮捕されますが、監獄で新種の粘菌を発見します。
■1921年 ミナカテルラ・ロンギフィラ(ミナカタホコリ)
1921年は七赤金星中宮年で、花が咲くときです。
七赤金星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
南方熊楠が発見した粘菌新属が、「ミナカテルラ・ロンギフィラ(ミナカタホコリ)」と命名されます。
■1929年 昭和天皇に進講
1929年は八白土星中宮年で、七赤金星は東南にあり、運気旺盛です。
七赤金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
南方熊楠は、紀南行幸の昭和天皇に進講します。
■1941年12月29日 死去
1941年12月29日、南方熊楠は、 病死します。
この日の九星盤をみると、年盤は定位にもどっています。
定位に戻ったときは、新しいステージへ移行するときです。
月盤では、七赤金星は南西にあり、後厄です。
年盤の七赤金星には、月盤の三碧木星が回座しており、内臓では肝臓や胆嚢、またてんかんを意味します。
南方熊楠は萎縮腎で亡くなったそうなので、関係があるようでないみたいです。
日盤では、七赤金星は北東にあり、変化変動です。
月盤の七赤金星には、日盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
一白水星には腎臓の意味があり、血液や血管の病気を表しています。
また、月盤の七赤金星と、日盤の七赤金星は対冲なので、急転直下となりやすい運気です。
萎縮腎の症状が、急激に悪化したために、南方熊楠は亡くなったのではないでしょうか。
南方熊楠を宿曜占星術で占ってみると?
■南方熊楠【心宿】
宿曜占星術では、南方熊楠は心宿の生まれです。
心宿は、粘着質な性質を持った本命宿です。
心宿さんは、ひとつのことに執着すると、執拗に追求します。
これが仕事に生かされると、大きな成果を得ることができます。
南方熊楠は、採集→整理記載→標本作りという生活スタイルを終生貫いたようですから、心宿さんの性質が強く出ていたのではないかと思われます。
心宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「心宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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