中村哲医師がアフガニスタンで銃弾に倒れる
こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。
アフガニスタンで長年、現地の復興にたずさわっていた中村哲医師が、亡くなりました。
生方でさえ存じ上げているほどの人物。
現地で井戸を作るなど、アフガニスタンの自助復興に向けてサポートをしていた方なので、日本人はもとより、アフガニスタンでも追悼の言葉が相次いでいるようです。
中村哲医師を九星気学で占ってみると？
■中村哲医師（9－7－7）
中村哲医師は、1946年9月15日生まれ。
本命星：九紫火星
月命星：七赤金星
傾斜宮：七赤金星
中村哲医師は、本命星の九紫火星と、月命星と傾斜宮の七赤金星は、火剋金（火は金属を溶かす）という相剋の関係です。
行動と、精神や信念がかけ離れていて、行動したあとに後悔することが多いタイプ。
思ってもいないことを言葉にしたり、やってはいけないとわかっているのにやってしまいます。
九紫火星は、頭脳明晰ですが、見栄や体裁を気にするところがあり、派手好きで贅沢です。
月命星と傾斜宮の七赤金星も、九紫火星に負けず劣らずのキラキラした星です。
その場の雰囲気を明るく楽しいものにする天性の才能があり、にぎやかなことを好みます。
また、ひどく負けず嫌いであり、物事を斜めにみる批判力があるので、言葉による影響力も強いのです。
中村哲医師は、思いつきで行動したことで失敗することも多い星回りと言えます。
中村哲医師は、先日、イタリアで倒れた松本零士さんと同じ九紫火星生まれです。
松本零士さんが元気な姿で帰国されるのに、なぜ、中村哲医師は銃弾に倒れてしまったのでしょうか。
これは、生まれもった運気の強弱の差と言えるかもしれません。
松本零士さんは、本命星の九紫火星をはさんで、月命星の三碧木星、傾斜宮の二黒土星という星回りの相性の関係にあり、運気は強いのです。
一方の中村哲医師は、火剋金（火は金属を溶かす）という相剋であり、運気が強いとはいえません。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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中村哲医師の運気を九星気学でみてみると？
■1984年 パキスタン北西のペシャワールに赴任
1984年は七赤金星中宮年で、九紫火星は西にあり収穫のときです。
九紫火星の定位には二黒土星が回座し、勤勉そして母のような慈愛の暗示があります。
中村哲医師は、パキスタンの州都ペシャワールに赴任し、医療活動に従事するようになります。
■2003年 マグサイサイ賞を受賞
2003年は六白金星中宮年で、九紫火星は北東にあり、変化変動であり、歳破がついています。
九紫火星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
中村哲医師は、アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対して贈られるマグサイサイ賞を受賞します。
長年の功績が認められましたが、運気はそれほど良いとはいえません。
■2010年 総延長25kmを超える用水路完成
2010年は八白土星中宮年で、九紫火星は北西にあり、実をつけるときです。
九紫火星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
中村哲医師がてがけ、福岡県の山田堰をモデルにして建設した総延長25kmを超える用水路が完成します。
この用水路によって、約10万人の農民が暮らしていける基盤を作ります。
すごいですね。
■2016年 旭日双光章受章
2016年は二黒土星中宮年で、九紫火星は東に出て、運気は上昇に転じます。
九紫火星の定位には六白金星が回座し、権威や目上の人のサポートがある暗示があります。
中村哲医師は、旭日双光章を受章します。
また、現地の人たちが用水路を作れるように、学校を準備。
住民の要望によりモスクやマドラサ（イスラム教の教育施設）を建設します。
■2018年 アフガニスタンの国家勲章を受章
2018年は九紫火星中宮年で、花が咲くときです。
九紫火星の定位には四緑木星が回座し、信用そして広く知られるようになる暗示があります。
中村哲医師は、アフガニスタンの国家勲章を受章します。
■2019年12月4日 銃撃され死亡
中村哲医師が銃撃され死亡した2019年12月4日の九星盤をみてみましょう。
2019年は八白土星中宮年で、九紫火星は北西にあり、実をつけるときです。
九紫火星の定位には三碧木星が回座し、新しいことにチャレンジするような気持ちになっていたのではないでしょうか。
しかし、三碧木星には、銃砲類・ダイナマイト・爆弾といった音が出る武器の象意があります。
12月の月盤では九紫火星は東にあり、運気は上昇に転じていますが、年盤の九紫火星には月盤の三碧木星が回座しています。
アフガニスタンにいれば、銃器類は日常的なものだと思いますが、銃撃されて亡くなっていることを考えれば、中村哲医師には不吉な暗示があったということのようです。
日盤では九紫火星は南西にあり、月盤の八白土星に回座しています。
変化変動の暗示ですが、南西には年盤の五黄土星が位置しているので、あまり歓迎できない変化変動です。
月盤の九紫火星には日盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
また一白水星には血液の象意がありますから、日盤からは、血液に関係して良くない状況に陥り、これまでの状況に変化が起こる、と読めます。
九星気学は、象意を読み取っていくことで占っていく占術ですが、中村哲医師が亡くなった状況を思えば、なんとなく合致していると思われるのではないでしょうか。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。
中村哲医師を宿曜占星術で占ってみると？
■中村哲医師【参宿】
宿曜占星術では、中村哲医師は参宿の生まれです。
参宿は、好奇心が強く、精力的に東奔西走し、よく働く本命宿です。
困難でハードルの高い仕事をやりとげるエネルギーを持っており、何かにとりかかると、よほどのことがない限り引き下がらないような、強固な意志をもっています。
正直すぎて無作法にみえることがありますが、上司や有力者に近づいて信用もされるので、出世する運命を持っています。
しかし参宿さんは、「このほうが良いはず」と相手のことを思って発した言動が、相手に恨まれることになりかねないということも。
参宿さんは、自分の才能におぼれ、自信満々にふるまうと運気を下げるので、注意が必要なのです。
参宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「参宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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また、27の本命宿それぞれの2020年の運気は、以下のブログをお読みになってください。
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