
『君主論』を著したフィレンツェ共和国の外交官
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
ニッコロ・マキャヴェッリは、イタリア、ルネサンス期の政治思想家であり、フィレンツェ共和国の外交官。
著作の『君主論』は、500年の時を超えた名著として知られています。
ニッコロ・マキャヴェッリについて調べてみました。
ニッコロ・マキャヴェッリを九星気学でみると?
■ニッコロ・マキャヴェッリ(9-2-3)
ニッコロ・マキャヴェッリは、1469年5月3日生まれ。
本命星:九紫火星
月命星:二黒土星
傾斜宮:三碧木星
ニッコロ・マキャヴェッリは、本命星の九紫火星をはさんで、月命星の二黒土星、傾斜宮の三碧木星が並び、三碧木星から九紫火星、九紫火星から二黒土星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
九紫火星は火であり、太陽をあらわしており、先進的で芸術センスにすぐれているので、アイデアがどんどん出てきますが、興味も移りかわり、気分も変わりやすい傾向があります。
また、見栄っ張りで派手好きなところがあり、軽率なことを言ってしまうことも。
二黒土星はまじめで勤勉ですが、受身になりやすく、主導的でない立場で才能を発揮します。
三碧木星は雷であり、音をあらわし、言語能力の高さを示しています。
開拓精神が旺盛で、だれよりも早く実行したいという気持ちが強く、白黒はっきりさせたがります。
この星回りは、行動することによって、自らの信念が間違っていないと確信することができるタイプです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【九紫火星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
ニッコロ・マキャヴェッリの運気を九星気学でみてみると?
■1498年 第2書記局長
1498年は七赤金星中宮年で、九紫火星は西にあり、収獲のときですが、暗剣殺です。
九紫火星の定位には二黒土星が回座し、受け身・女性の暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、ピエロ・ソデリーニ政権下の第2書記局長に選出されます。
また、「自由と平和のための十人委員会」秘書官、統領秘書官にも任命されています。
このころ、『ピサ問題に関する論考』を書きます。
■1502年 チェーザレ・ボルジア
1502年は三碧木星中宮年で、九紫火星は南西にあり、後厄です。
九紫火星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、フィレンツェの特使として、チェーザレ・ボルジアのもとを訪れます。
■1512年 失職
1512年は二黒土星中宮年で、九紫火星は東に出て、運気は上昇に転じます。
九紫火星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、ソデリーニ政権が、メディチ家のフィレンツェ復権を後押しするハプスブルク家スペインに破れたため、第2書記局長の職を失います。
■1513年 ボスコリ事件
1513年は一白水星中宮年で、九紫火星は東南にあり、運気旺盛です。
しかし、九紫火星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、メディチ家の要人を殺害しようとしたボスコリ事件に関与したとして、逮捕されます。
■1516年 『君主論』
1516年は七赤金星中宮年で、九紫火星は西にあり、収獲のときですが、暗剣殺です。
九紫火星の定位には二黒土星が回座し、受け身・女性の暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、フィレンツェの君主となったロレンツォ・デ・メディチとの謁見の機会を与えられ、そこで『君主論』を提出します。
以降、メディチ家より信任を受け、文筆関連の顧問的な役割を果たすようになります。
■1520年 『フィレンツェ史』
1520年は三碧木星中宮年で、九紫火星は南西にあり、後厄です。
九紫火星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
ニッコロ・マキャヴェッリは、マキャヴェッリ理論支持者などによる反メディチのオルティ・オリチェラーリ事件が発生したものの、ロレンツォの後任のジュリオ・デ・メディチ(クレメンス7世)からは、事件への関与を問われませんでした。
ジュリオ・デ・メディチは、マキャヴェッリに『フィレンツェ史』の執筆を依頼します。
■1527年6月21日 死去

1527年6月21日、ニッコロ・マキャヴェッリは亡くなります。
直前には、メディチ家がフィレンツェから追放され、マキャヴェッリもまた政権から追放されています。
この日の九星盤をみてみましょう。
年盤では、九紫火星は定位の南にあり、前厄です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときでもあるので、社会的な地位を失ったり、死別したりすることも新しいステージに移行したとみることができます。
月盤の九紫火星は西にあり、暗剣殺。
日盤の九紫火星は東南にあり、運気は旺盛です。
九星盤をみるかぎり、亡くなるような運気ではありません。
このころ、ニッコロ・マキャヴェッリは、「メディチ家に擦り寄った裏切り者」、「目的のためには手段を選ばない狡猾者」と非難されていたそうですから、生きる気力を失ってしまっていたのかもしれません。
ニッコロ・マキャヴェッリを宿曜占星術でみると?
■ニッコロ・マキャヴェッリ【虚宿】
宿曜占星術では、ニッコロ・マキャヴェッリは虚宿の生まれです。
虚宿は、ここ一番での勝負運が強いという本命宿です。
ニッコロ・マキャヴェッリが、ロレンツォ・デ・メディチに『君主論』を献辞したことで、その後の人生を切り開くことができたのは、虚宿の勝負運によるものではないでしょうか。
また、虚宿さんは、相手の心を見抜くカンが鋭く、自分がどう思われているかに敏感なので、外交官という仕事には適した性質を持っていたと考えられます。
ニッコロ・マキャヴェッリは、水曜生まれの虚宿さんなので、善人で、よく気が回る人ですが、力量不足なところもあります。
優れたスキルを持っていても、アピール不足で評価されないままに終わってしまっていたかもしれません。
虚宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「虚宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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