2004年に自殺した脚本家・作家
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
野沢尚さんは、人気作品を多数手掛ける脚本家で、推理作家でもありました。
生方は、野沢尚さんの作品のファンで、ドラマはもちろんですが、小説も手にとっていましたので、亡くなられたときにはショックでした。
野沢尚さんについて調べてみました。
⇒ 自殺者100人を九星気学と宿曜占星術で見てみると?共通点は?
野沢尚さんを九星気学で占ってみると?
■野沢尚さん(4-5-4)
野沢尚さんは、1960年5月7日生まれ。
本命星:四緑木星
月命星:五黄土星
傾斜宮:四禄木星
野沢尚さんは、本命星の四緑木星と月命星の五黄土星が、木剋土(木は土をしめつけ栄養を奪う)という相剋の関係です。
行動が精神を剋しているので、後悔することも多いというタイプです。
四緑木星は風であり、コミュニケーション能力の高さを意味しています。
柔和で義理堅く、よく尽くす人なのですが、人を信用しすぎて警戒心を怠り、大きな失敗を招くことも。
取り越し苦労も多く、あちこちに迷うこともありますが、いったん気持ちが決まると強気なネゴシエーターに変身します。
月命星の五黄土星は、九星の中で最も強い星ですので、決心したときの強さは誰にも負けないでしょう。
しかし、思いつきや直感で行動することが多いため、理性で決めたことが、とっさの行動で破れやすいと言えそうです。
野沢尚さんは、脚本を書き換えられて、制作現場で揉めることが多々あったようです。
五黄土星のもつ、自分に対する絶対的な自信と、四禄木星のもつ、人の顔色を見る能力とが、つねに拮抗し、悩みが深い方だったように思います。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【四緑木星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
野沢尚さんの運気を九星気学でみてみると
■1983年 『V・マドンナ大戦争』で第9回城戸賞準入賞
1983年は八白土星中宮年で、四緑木星は北にあり、本厄です。
しかし、四禄木星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
野沢尚さんは、『V・マドンナ大戦争』の脚本で、城戸賞に準入賞します。
■1989年 『その男、凶暴につき』
1989年は二黒土星中宮年で、四緑木星は西にあり、収穫のときです。
しかし、四禄木星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
野沢尚さんは、『その男、凶暴につき』の脚本を大きく書き換えられます。
■1997年 江戸川乱歩賞
■1999年 向田邦子賞
■2001年 吉川英治文学新人賞
2001年は八白土星中宮年で、四緑木星は北にあり本厄ですが、四緑木星の定位には七赤金星が回座し、人間関係の拡大と喜びごとの暗示があります。
野沢尚さんは、小説『深紅』で吉川英治文学新人賞を受賞します。
■2002年 芸術選奨文部科学大臣賞
2002年は七赤金星中宮年で、四緑木星は南西にあり、後厄です。
四緑木星の定位には六白金星が回座し、目上や権威のサポートを受ける暗示があります。
野沢尚さんは、 脚本『反乱のボヤージュ』で、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞します。
■2004年6月28日 事務所マンションで首吊り自殺
野沢尚さんは、2004年6月28日に、事務所マンションでの首吊り自殺が発見されます。
この日の九星盤をみてみましょう。
年盤では、四緑木星の定位に戻って東南にあり、運気は旺盛です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
月盤では、四緑木星は南西にあり後厄。
年盤の四緑木星には、月盤の六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
日盤では、四緑木星は中宮にあり「命厄」です。
月盤の四緑木星には、日盤の一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
一白水星には精神的に苦しむという意味もあるので、野沢尚さんは、一時的な精神的落ち込みによって自殺したようです。
三浦春馬さんのときにも見られたことですが、もし悩んでいたとしても、目上の人に相談すれば解決するはずでした。
才能のある方の死は、多方面に影響を与えます。
野沢尚さんは、NHKのドラマ『坂の上の雲』の脚本を担当していたのですが、自殺により未完となり、NHKの製作スタッフが完成させています。
全編、野沢尚さんの脚本で『坂の上の雲』を観てみたかったです。
合掌。
野沢尚さんを宿曜占星術で占ってみると?
■野沢尚さん【亢宿】
宿曜占星術では、野沢尚さんは亢宿の生まれです。
亢宿は、世渡りに如才ない人を卑しむ本命宿です。
亢宿さんは、正しいこと、正しくないこと、善悪、美醜を一瞬のうちに判断します。
また、亢宿さんの強情さでは二十七宿のなかでも屈指と言えるほどで、世間や周囲がなんと言おうと、信条をかたくなに貫こうとします。
亢宿さんは、不正や悪を嫌い、公平で公正なものを求め、口先だけの人を嫌い、清濁併せ呑むことができません。
野沢尚さんが自殺という道を選んだのは、亢宿の強情な資質が表に出てトラブルが多かったことはもちろんですが、相手の顔色をうかがう四緑木星の性質が、トラブル後の自分の評価・信用いついて、ひどく神経質になっていたからかもしれません。
亢宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「亢宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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