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九星気学でみる織田信長の人間関係

織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
九星気学でみる織田信長の人間関係

七赤金星の織田信長

織田信長は天文3年5月12日(1534年6月23日)生まれと推測されています。

 

信長の星は、

 

本命星:七赤金星

月命星:四緑木星

傾斜宮:八白土星

※傾斜宮は本命星と月命星から割り出します。日盤とは異なります。

 

となります。

  

織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
織田信長の九星盤

信長と共通する星を持つ人々

織田信長(7-4-8)は、金の性に属していて、信長と同じ七赤金星には、徳川家康(7-8-4)、石山本願寺の顕如(7-8-4)、滝川一益、細川藤孝(7-4-8)などがいます。

 

( )内は、(本命星ー月命星ー傾斜宮)を数字で表したものです。

 

(本命星ー月命星ー傾斜宮)の数字は、誕生日までわかっている人物のみ記載します。

 

信長(7-4-8)と全く同じ星めぐりの細川藤孝(7-4-8)、月命星と傾斜宮が逆の徳川家康(7-8-4)、顕如(7-8-4)など、七赤金星・四緑木星・八白土星を持つ人物は、誰もが歴史上の重要人物であることがわかります。

 

七赤金星は精錬された金属、四緑木星は成長した樹木や風(信頼)、八白土星は努力を意味しています。

 

七赤金星・四緑木星・八白土星を持つ人物には、生まれながらの才能はもちろんですが、研究・努力することを怠らない性格であり、信頼を得やすいという特徴があります。

 

同じ金の性でも、六白金星の人物もいます。

 

信長が金銭的に庇護し、政治的にも利用した正親町(おおぎまち)天皇(6-1-1)、家老として信頼を寄せていた丹羽長秀(6-6-2)、孫にあたる三法師、朝廷との連絡役でもあった吉田兼見などが六白金星でした。

 

六白金星は高貴な人を意味しています。

 

政治的に何度も助けた正親町天皇が六白金星であることは、ある意味、象徴的です。

 

木の性の武将が多い信長の軍団

木の性には、三碧木星と四緑木星が含まれます。

 

九星のうちの2つになりますが、ここには信長配下の武将が多いことがわかります。

 

【三碧木星】

森蘭丸、前田利家(3-3-4)

 

【四緑木星】

豊臣秀吉(4-7-2)、明智光秀、佐久間信盛、松永久秀、荒木村重、平手政秀(4-4-3) 

 

織田信長といえば、という武将が木の性、とくに四緑木星に集まっているのです。

 

これは、織田信長の月命星に四緑木星を持っていることと関係があります。

 

本命星に四緑木星を持っている人は、月命星に四緑木星を持っている人の気持ちをくんだ行動ができるためでしょう。

 

豊臣秀吉(4-7-2)は、織田信長(7-4-8)の本命星が月命星に、月命星が本命星になっています。

 

このような関係は、お互いに補完し合う関係になりやすいといえます。

 

しかも、秀吉の傾斜宮は二黒土星、信長の傾斜宮は八白土星で、どちらも土の性です。

 

秀吉が農地、信長が山ですから、同じ土でも陰と陽の関係となり、相性は抜群だったと思われます。

 

特筆すべきは平手政秀です。

 

平手政秀(4-4-3)は、林秀貞とともに信長の父・信秀以来の重臣ですが、信長が奇矯な振る舞いをすることを諫めるために自害したとされる人物です。

 

平手政秀は、四緑木星・四緑木星・三碧木星と、すべてが木の性ですから、信頼を損なうような評判を嫌うような人物であったと考えられます。

 

織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
豊臣秀吉の九星盤

信長の出世に欠かせない人物も四緑木星

信長が戦国大名として世に知られることになった桶狭間の戦い。

 

敵方の今川義元は四緑木星です。

 

そして、上洛の口実ともなった足利義昭は、豊臣秀吉と同じく(4-7-2)なのです。

 

足利義昭(4-7-2)が、いっときは信長を父と呼んだことも、相性の良さからうかがえます。

 

織田信長と足利義昭が決裂した理由としては、義昭の尊大な態度を信長が嫌ったことが大きいようです。

 

信長の庇護下にありながら、勝手に書状をあちこちに出したり、官位を授けるなど、やりたい放題の義昭を見限ったというのが真相のようです。

 

秀吉も、本能寺の変のあとにはやりたい放題でしたので、4-7-2という人物は、自分より上の者がいないと知ると、そういう行動に出やすいのかもしれません。

 

織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
足利義昭の九星盤

周辺の武将は土の性が多い

土の性には、二黒土星、五黄土星、八白土星の3つの星が含まれています。

 

信長の配下にあった人物では、乳兄弟の池田恒興や、母衣集筆頭の河尻秀隆がいます。

 

ともに五黄土星で、九星中もっとも強いとされる星をもっています。

 

しかし、土の性には、信長を取り巻く周辺の大名が多いのです。

 

【二黒土星】

斎藤道三、武田信玄(2-1-6)、上杉謙信(2-2-6)

 

【五黄土星】

浅井長政

 

【八白土星】

朝倉義景(8-3-1)

 

二黒土星は耕された土で、物事をはぐくむ力をあらわします。

 

織田信長の才能を最初に見出したとされる斎藤道三、外交的には円満な時期が長かった武田信玄などが二黒土星にあるのも、うなづけるところです。

 

同盟関係にあった浅井長政は五黄土星でしたが、信長に滅ぼされてしまいます。

 

しかし浅井長政の血は、娘の江が徳川秀忠の正室となったことで、徳川家へとつながっていきます。

 

信長とは徹頭徹尾、相性が悪かったのか、信長が気に入らなかったのか、敵対していた朝倉義景が八白土星というのも「なるほど」とうなづけます。

 

八白土星は山、それも高い山をあらわすため、プライドの高い人が多いのです。

 

朝倉家よりも下の織田家が天下人となることを、朝倉義景は許せなかったとする説もあるくらい、自尊心の強い人物だったようです。

 

しかし土の性は、金の性に対してはエネルギーを与える星であるため、浅井長政も朝倉義景も、結局は信長に攻め滅ぼされることになります。

 

数少ない火の性、水の性の人物

五行(木・火・土・金・水)に分類して、織田信長と関係の深い人物を置いていくと、火の性の九紫火星、水の性の一白水星が少ないと言うことがわかります。

 

どちらも9分の1なので、どんな人物であっても少ないことは少ないのですが、信長は本当に少ないのです。

 

【一白水星】

織田信雄(1-5-1)、織田信孝(1-6-9)、柴田勝家、林 秀貞

 

【九紫火星】

松平信康(9-3-2)、森 可成

 

父・信秀以来の重臣でもある林 秀貞と柴田勝家が、ともに一白水星というのは、信長の父・信秀が四緑木星であったからかもしれません。

 

水の性は、木の性に対してエネルギーを与える関係にあるからです。

 

一方の九紫火星には、信長とともに戦った森 可成(森蘭丸の父)がいます。

 

そして、徳川家康の嫡男で、自害した松平信康が九紫火星です。

 

火の性は金の性を尅す、つまり負かしてしまうという関係にあります。

 

「信康の自害は信長が命令した」と言われるのは、信長が松平信康をなんとなく目障りに感じていたことが原因なのかもしれません。

 

火の性と水の性には、似たような性格があります。

 

いったん激情にかられると、火はすべてを焼き尽くし、水は津波になってすべてを流し去ります。

 

その後には何も残りません。

 

本命星が火の性、水の性の人物の場合、徹底して物事を遂行するという強さがあります。

 

いいかえれば、深入りしがちでもあるということ。

 

戦国時代を生き抜くには、もう少し柔軟なほうが良かったのかもしれません。

 

織田信長 豊臣秀吉 徳川家康
松平信康の九星盤

宿曜占星術で見てみると・・・

宿曜占星術の本のいくつかには、

 

織田信長:氐宿

豊臣秀吉:室宿

徳川家康:斗宿

 

と書いてあります。

 

これらの本命宿は、それぞれが【危・成】の関係になっています。

 

信長(氐宿)にとって秀吉(室宿)は【成】。秀吉から見て信長は【危】。

 

秀吉(室宿)にとって家康(斗宿)は【成】。家康から見て秀吉は【危】。

 

【危・成】の関係とは、一方は危険を感じますが、もう一方にとっては、何事かを成し遂げるには必要な人物という関係です。

 

⇒ 宿曜で見る相性とは?パートナーとの意外な関係

 

しかし、この3人は本当に【危・成】の関係なのでしょうか?

 

再検索してみると本命宿が異なる信長・秀吉・家康

いつも利用しているサイトで、信長・秀吉・家康の誕生日の本命宿を割り出すと、これまで言われてきた本命宿とは異なります。

 

織田信長:房宿

豊臣秀吉:参宿

徳川家康:畢宿

 

このサイトでは、おもにウィキペディアに記載されている誕生日を採用していますので、昔から言われていた本命宿ではなく、新たに割り出した本命宿で、3人の関係を見ていきます。

 

信長(房宿)からみて秀吉(参宿)は【友】。秀吉(参宿)からみて信長(房宿)は【衰】。

 

信長と秀吉は【友・衰】の関係であったことがわかります。

 

信長にとって秀吉は、気安くつきあえる友だちのような部下でしたが、秀吉にしてみれば、信長にエネルギーを奪われるという間柄です。 

 

毎日、顔を合わせるような関係になると、衰のほうが気を使ったり、または運気を逃したりするという関係です。

 

では、信長と家康の関係はどうだったのでしょうか?

 

信長(房宿)からみて家康(畢宿)は【成】。

 

家康(女宿)からみて信長(房宿)は【危】。

 

信長と家康は、古来からの伝承のとおり、【危・成】の関係であったことがわかります。

 

秀吉にしても、家康にしても、信長にとっては必要な人材でしたが、秀吉は信長にエネルギーを奪われ、家康にとって信長は危険人物は、ふたりとも信長には頭があがらない関係なのでした。

 

秀吉と家康は【友・衰】の関係

秀吉(参宿)からみて家康(畢宿)は【友】。

 

家康(畢宿)からみて秀吉(参宿)は【衰】。

 

秀吉と家康の関係は、信長と秀吉の関係と同じく【友・衰】の関係です。

 

秀吉が存命中は、家康の上位にあり続けたのは、この【友・衰】の関係があらわれているのかもしれません。

 

⇒ 九星気学でみる小牧・長久手の戦い

⇒ 秀吉と家康の運命を変え、歴史を変えた!天正地震を九星気学で見てみると

⇒ 二十七宿別 性格と2018年後半の運気(密教宿曜占星術)

 

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