「維新の三傑」で「維新の十傑」の1人
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
大久保利通の屋敷跡には、現在はマンションが建っています。
私腹を肥やすようなことはなかった清廉な人物であったためでしょう。
大久保利通の屋敷跡と、伊藤博文の屋敷跡(開東閣)は、どちらも、かつては尾根道だったと思われる道筋にあり、歩いて30分ほどの距離です。
伊藤博文が、大久保利通の片腕であったことを思い出す距離感です。
大久保利通について調べてみました。
大久保利通を九星気学でみると?
■大久保利通(8-4-9)
大久保利通は、1830年9月26日生まれ。
本命星:八白土星
月命星:四緑木星
傾斜宮:九紫火星
大久保利通は、月命星の四緑木星から、傾斜宮の九紫火星、本命星の八白土星へとエネルギーが流れる相生の関係です。
八白土星は、冷静沈着で頑固一徹な星であり、プライドと努力によって道を切り開きますが、人間関係においては閉鎖的なタイプです。
四緑木星は風のように、どこにでも入り込むコミュニケーション能力をあらわし、その結果、信頼を勝ち得るという星なのですが、人を信じすぎてしまう善良さがあって、だまされやすい傾向があります。
九紫火星は美的センスやアイデア豊富な性質を持っていますが、移り気で気分に起伏があります。
この星回りは、理性で考えたことは行動を制限してしまいますが、本音で納得していることは行動を応援していると言い換えることができます。
また、思いつきで行動する傾向があって、本来持っているはずのコミュニケーション能力を十分に発揮できていないと言えそうです。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【八白土星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
大久保利通の運気を九星気学でみると?
■1857年 徒目付
1857年は八白土星中宮年で、花が咲くときです。
八白土星の定位には二黒土星が回座し、受け身の暗示があります。
大久保利通は、西郷隆盛とともに徒目付となります。
■1860年 勘定方小頭格
1860年は五黄土星中宮年で、八白土星は定位に戻って北東にあり、変化変動です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
大久保利通は、勘定方小頭格となります。
また、御小納戸役に抜擢され、藩政に参与するようになります。
■1862年 公武合体路線
1862年は三碧木星中宮年で、八白土星は北にあり、本厄です。
八白土星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
大久保利通は京都に上り、岩倉具視らとともに公武合体路線を指向し、活動するようになります。
■1869年 版籍奉還、廃藩置県
1869年は五黄土星中宮年で、八白土星は定位に戻って北東にあり、変化変動です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するときです。
大久保利通は参議に就任し、版籍奉還、廃藩置県などの明治政府の中央集権体制の確立に奔走します。
■1871年 岩倉使節団の副使
1871年は三碧木星中宮年で、八白土星は北にあり、本厄です。
八白土星の定位には六白金星が回座し、目上のサポートがある暗示があります。
大久保利通は大蔵卿に就任し、岩倉使節団の副使として外遊します。
この外遊中に、朝鮮出兵を巡る征韓論論争で、西郷隆盛や板垣退助ら征韓派と対立します。
■1873年 内務省を設置
1873年は一白水星中宮年で、八白土星は東に出て、運気は上昇に転じますが、歳破がついています。
八白土星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップ・信用の暗示があります。
また、四緑木星には「調う(ととのう)」という意味があり、広く世のため人のために尽くすことを示唆しています。
大久保利通は、内務省を設置し、自ら初代内務卿(参議兼任)となります。
そして、学制や地租改正、徴兵令などを実施し、「富国強兵」をスローガンとして、殖産興業政策を推進します。
■1874年 佐賀の乱
1874年は九紫火星中宮年で、八白土星は東南にあり、運気旺盛ですが、歳破がついています。
八白土星の定位には三碧木星が回座し、開拓・奮起の暗示があります。
大久保利通は、佐賀の乱に際し、自ら鎮台兵を率いて遠征し、鎮圧。
首謀者の江藤新平らを、法によらない裁判で処刑します。
■1877年 第1回内国勧業博覧会
1877年は六白金星中宮年で、八白土星は西にあり、収穫のときです。
八白土星の定位には九紫火星が回座し、良くも悪くも注目される暗示があります。
大久保利通は、西南戦争において政府軍を指揮するいっぽう、上野公園で第1回内国勧業博覧会を開催しています。
■1878年5月14日 暗殺される
1878年5月14日、大久保利通は、馬車で皇居へ向かう途中に暗殺されます。
47歳でした。
この日の九星盤をみてみましょう。
年盤では、八白土星は定位にもどり、変化変動です。
定位にもどったときは、新しいステージに移行するときです。
月盤では、八白土星は中宮にあり、「命厄」です。
「命厄」のときは、吉凶混合運であり、命に関わることが起こりやすいときでもあります。
日盤は年盤と同じであり、月盤の八白土星には、日盤の五黄土星が回座し、五黄殺です。
五黄殺は、自滅的な凶運であり、自らの行為によって災難を呼び込みます。
大久保利通が、暗殺されずにいたら、日本はどのような国になっていたのでしょうか。
大久保利通を宿曜占星術でみると?
■大久保利通【虚宿】
宿曜占星術では、大久保利通は虚宿の生まれです。
虚宿は、ここ一番での勝負運が強いという本命宿です。
また、虚宿さんは、気に入った相手には信頼を置き、部下や年少者の面倒見が良いタイプ。
人から憎まれるようなことはなく、上司や同僚からの引き立てがあり、若くして高い地位に就くようになることもあります。
大久保利通は、日曜生まれの虚宿さんなので、あれこれ考えますが、独立心が強い人。
見た感じは強そうに見えませんが、実は勝負に強い、とても虚宿的な人物だったようです。
虚宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「虚宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」を読みになってください。
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