画家であり、7カ国語を話す外交官
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、画家として知られていますが、外交官としても活躍して、スペイン王フェリペ4世とイングランド王チャールズ1世からナイトに叙爵されています。
さらに、古典的知識を持つ人文主義学者、美術品収集家でもあったそうです。
ピーテル・パウル・ルーベンスについて調べてみました。
ピーテル・パウル・ルーベンスを九星気学で占ってみると?
■ピーテル・パウル・ルーベンス(9-9-1)
ピーテル・パウル・ルーベンスは、1577年6月28日生まれ。
本命星:九紫火星
月命星:九紫火星
傾斜宮:一白水星
ピーテル・パウル・ルーベンスは、本命星と月命星が同じ九紫火星で一致していますが、傾斜宮の一白水星とは水剋火(水は火を消す)という相剋の関係です。
理性的な判断と行動が一致しているので、普段は疑問を感じませんが、ときおり「本当にこれでよかったのだろうか」と考えてしまうタイプです。
九紫火星は、頭脳明晰で美的感覚にすぐれ、先進性もあわせ持つ、どちらかと言えばひらめきタイプが多い星です。
表現力が豊かで、交際上手ですが、派手好きで、熱しやすく冷めやすい性質をもっているため、交友関係が広い割に、深くつきあう親友は少ないと言えるでしょう。
また、対抗意識が強いために極端な行動に出やすいところも。
傾斜宮の一白水星は、表面的には従順に見えていて、頑固で思い切った行動にでやすい性質を持っていますので、アイデア豊富な九紫火星に、かえってエネルギーを与えていたかもしれません。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
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⇒ 【九紫火星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
ピーテル・パウル・ルーベンスの運気を九星気学でみてみると
■1600年 マントヴァ公ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガが金銭的援助
1600年は四緑木星中宮年で、九紫火星は北にあり本厄、そして定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
九紫火星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、マントヴァ公ヴィンチェンツォ1世・ゴンザーガの宮廷に迎えられます。
■1603年 外交官としてスペインへ
1603年は五黄土星中宮年で、九紫火星は定位に戻って南にあり、前厄です。
定位に戻ったときは、新しいステージに移行するとき。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、マントヴァ公の外交官として、スペインを訪れます。
■1609年 スペイン領ネーデルラント君主の宮廷画家に
1609年は四緑木星中宮年で、九紫火星は北にあり本厄ですが、定位対冲です。
定位対冲のときは、運命の歯車が大きく動くときです。
九紫火星の定位には八白土星が回座し、変化変動の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、スペイン領ネーデルラント君主の宮廷画家となり、アントウェルペンに工房を設置することを特別に許可されます。
■1621年 『マリー・ド・メディシスの生涯』
1621年は一白水星中宮年で、九紫火星は東南にあり、運気は旺盛です。
九紫火星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、フランス王太后マリー・ド・メディシスから、連作絵画2組の制作を依頼されます。
24点の絵画からなる『マリー・ド・メディシスの生涯』の、1組目の連作が完成したのは1625年のことです。
■1624年 スペイン王フェリペ4世から叙爵
1624年は七赤金星中宮年で、九紫火星は西にあり収穫のときですが、暗剣殺です。
九紫火星の定位には二黒土星が回座し、受け身の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、スペイン王フェリペ4世からナイト爵を授かります。
■1630年 イングランド王チャールズ1世から叙爵
1630年は一白水星中宮年で、九紫火星は東南にあり、運気は旺盛です。
九紫火星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、イングランド王チャールズ1世からナイト爵を授かります。
また、この年、16歳のエレーヌ・フールマンと再婚し、エレーヌをモデルとした作品を多く残します。
■1640年5月30日 死去
ピーテル・パウル・ルーベンスは、1640年5月30日に亡くなります。
残された子どものなかには、生後8ヶ月の乳児がいたそうです。
この日の九星盤をみると、年盤では九紫火星は中宮にあり、「命厄」です。
九紫火星の定位には四禄木星が回座し、遠方の暗示があります。
月盤では、九紫火星は東に出て、運気は上昇に転じます。
年盤の九紫火星には、月盤の二黒土星が回座し、女性・受け身の暗示があります。
月盤の九紫火星には、日盤の五黄土星が回座し、五黄殺(自滅)の暗示があります。
ピーテル・パウル・ルーベンスは、慢性の痛風を患い、心不全で亡くなりました。
まだまだ長生きしたかったのではないでしょうか。
ピーテル・パウル・ルーベンスを宿曜占星術で占ってみると?
■ピーテル・パウル・ルーベンス【箕宿】
宿曜占星術では、ピーテル・パウル・ルーベンスは箕宿の生まれです。
箕宿は、商売や企業経営がうまく、辛抱強い本命宿です。
箕宿さんは、旅行運、海外運があるため、他国で成功する可能性があるのですが、ピーテル・パウル・ルーベンスが外交官として活躍し、叙爵されたのは、箕宿さんの性質によるもののようです。
箕宿さんは、商才があるので、起業したり、フリーランスで生きるほうが性にあっています。
ピーテル・パウル・ルーベンスの工房は、ヨーロッパ中から制作依頼を受けていましたが、これも箕宿さんの性質によるところが大きそうです。
箕宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「箕宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
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